〇(3361)トーエル : 自己資本比率76.2%の盤石財務とPBR0.77倍の割安感、収益性改善に期待

銘柄紹介

はじめに

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

銘柄の基礎情報

今回ご紹介するのは、トーエル(証券コード:3361)です。トーエルは、LPガス、天然水、電力供給、さらに住宅設備機器の販売・施工といった、私たちの生活に欠かせないインフラサービスを幅広く手掛けている企業です。特に、天然水「アルピナウォーター」や「ピュアハワイアンウォーター」は、ご家庭やオフィスで利用されている方も多いのではないでしょうか。生活に密着したサービスを提供することで、安定した顧客基盤を持つことが強みと言えるでしょう。

直近の営業日における主要な指標は以下の通りです。

  • 最低投資金額 : 84,400円(844円/株)
  • PBR : (連)0.77倍
  • PER : (連)11.55倍
  • 配当利回り : 2.73%
  • 株主優待 : なし
  • (2025年12月22日(月)時点)

ぽんぽん的な評価

〇 ぽんぽんは、買いたいぽん!

安定した事業基盤と高い自己資本比率は魅力的なぽん!でも、収益性の改善が見えたら、もっと積極的に検討したいぽん〜!

評価の理由

[評価の注目ポイント]

高い自己資本比率で財務は盤石だけど、収益性の不安定さが気になるぽん!生活インフラを支える安定事業には期待したいぽん!

A. 成長性 : ×

トーエルの成長性は、残念ながら現状では停滞気味と言えるかもしれません。提供された情報によると、収益性が悪化しており、純利益率や営業利益率が前年同期比で低下傾向にあります。これは、売上や利益の成長が鈍化していることを示唆しています。生活インフラという安定した事業を展開しているものの、新たな収益の柱や成長ドライバーをどのように見つけていくかが今後の課題になりそうです。

B. 割安性 : 〇

割安性という点では、トーエルは魅力的な水準にあると言えるでしょう。PBRは(連)0.77倍と1倍を大きく下回っており、企業の持つ純資産価値に対して株価が割安であると評価できます。また、PERも(連)11.55倍と、市場平均と比較しても割安感があります。配当利回りは2.73%と、決して高配当とは言えないものの、安定した事業基盤を持つ企業としては魅力的な水準です。日本国内ではPBR1倍割れの企業に対する改善要請が高まっており、トーエルもその動向に注目が集まるかもしれませんね。

PBR1倍割れの企業に注目するなら、以前ご紹介した〇(3839)ODKソリューションズなども参考にしてみてはいかがでしょうか。

C. 安全性 : ◎

トーエルの財務安全性は非常に高く、投資家にとって安心材料となるでしょう。自己資本比率は(連)76.2%と、一般的に優良とされる水準を大きく上回っています。これは、企業の資金の多くが自己資金で賄われており、外部からの借入に依存していない強固な財務体質を示しています。有利子負債も縮小傾向にあるとのことで、財務基盤は盤石と言えるでしょう。このような高い自己資本比率は、景気変動や予期せぬ事態にも耐えうる安定性をもたらします。

高い自己資本比率を持つ企業は、財務の安定性という点で共通の魅力があります。例えば、〇(3386)コスモ・バイオ〇(6309)巴工業なども高い自己資本比率を誇る企業として以前ご紹介しています。

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