〇(3839)ODKソリューションズ : PBR0.84倍の割安感と盤石財務!収益性改善でDX加速に期待

銘柄紹介

はじめに

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

ODKソリューションズの基礎情報

今回ご紹介するのは、情報サービス業界で活躍するODKソリューションズ(証券コード:3839)です。ODKソリューションズは、主に金融機関向けのシステム開発・運用支援、そして公共・医療機関向けのシステム構築・運用、さらにはITインフラの構築・保守まで、幅広いITサービスを提供している企業なんです。

特に、金融分野では証券・信託銀行システムに強みを持っており、長年の実績とノウハウで顧客からの厚い信頼を得ています。また、公共・医療分野でも自治体や病院のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援し、社会インフラをITで支える重要な役割を担っています。

直近の主要な指標を見てみましょう(2025年12月12日(金)時点)。

  • 最低投資金額 : 62,100円(621円/株)
  • PBR : (連)0.84倍
  • PER : (連)13.37倍
  • 配当利回り : 1.61%
  • 1株配当(会社予想) : 10.00円(2026年3月期)
  • 自己資本比率 : (連)68.1%
  • 時価総額 : 5,092百万円

ぽんぽん的な評価

〇 ぽんぽんは、買いたいぽん!収益性改善に期待しながら、少し様子を見たいぽん!

評価の理由

[評価の注目ポイント] 盤石な財務基盤と割安な株価指標が魅力だけど、収益性の改善が今後の鍵を握るぽん!

A. 成長性 : △

ODKソリューションズは情報サービス業として、DX推進の波に乗る大きなポテンシャルを秘めています。しかし、過去数年の売上や利益、そしてEPS(1株当たり利益)の推移を見ると、残念ながら安定した成長というよりは、やや不安定な動きが見られます。特に、直近の収益性は悪化傾向にあり、営業利益率や純利益率も前年同期比でマイナスとなっています。情報サービス業界全体としてはDX需要が旺盛なだけに、ODKソリューションズがこの需要をいかに収益に結びつけていくかが課題と言えるでしょう。

一方で、外部の動向に目を向けると、教育テクノロジー分野でのM&Aが活発化しているニュースもあります。例えば、教育管理ソリューションを提供するEdulinkがTyler Technologiesに買収されたという報道(Education Week, 2025年12月12日付)は、公共分野におけるITソリューションの重要性が高まっていることを示唆しています。ODKソリューションズも公共・医療システムを手掛けているため、教育分野への展開や、既存事業におけるM&A戦略の可能性を探ることで、新たな成長ドライバーを見つけられるかもしれませんね。教育現場でのDX推進は今後も続くトレンドであり、ODKソリューションズの技術がどのように貢献できるか、または新たな事業機会を捉えられるか、注目していきたいところです。

B. 割安性 : 〇

株価の割安性という点では、ODKソリューションズは魅力的な水準にあると言えるでしょう。PBR(株価純資産倍率)は0.84倍と、会社の資産価値に対して株価が割安であることを示唆する1倍割れの水準です。PER(株価収益率)も13.37倍と、情報サービス業としては妥当か、やや割安感を感じる水準ではないでしょうか。配当利回りも1.61%と、現在の低金利環境下では悪くない水準です。株主優待はありませんが、このPBRの割安感は、収益性が改善すれば株価の上昇余地があることを期待させてくれますね。

C. 安全性 : ◎

財務の安全性に関しては、非常に安心感があります。自己資本比率は68.1%と、一般的に望ましいとされる30%を大きく上回る非常に高い水準を維持しています。これは、会社の経営基盤が非常に安定しており、外部からの借入に頼りすぎない健全な財務体質であることを示しています。自己資本比率の高さは、例えばキヤノンマーケティングジャパングロースエクスパートナーズといった企業でも見られる、安定経営の証とも言えますね。ただし、有利子負債は増加傾向にあるとのことなので、今後の資金使途については注意深く見ていく必要がありそうです。しかし、全体的には非常に強固な財務基盤を持っていると言えるでしょう。この盤石な財務基盤があれば、収益性の改善に向けた投資や、DXの加速といった戦略も打ち出しやすいのではないでしょうか。ヤプリのようにノーコード開発で企業のDXを支援する動きも活発です。ODKソリューションズも、この強固な財務を背景に、新たな技術やサービスへの投資を積極的に行い、収益構造の転換を図ることで、さらなる成長を目指せるかもしれません。

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