◎(4168)ヤプリ : ノーコードアプリ開発で企業のDXを支援!高い収益性と盤石な財務基盤に注目

銘柄紹介

はじめに

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

銘柄の基礎情報

今回ご紹介するのは、ヤプリ(4168)です。ヤプリは、企業がノーコードで自社アプリを開発・運用できるクラウドプラットフォーム「Yappli(ヤプリ)」を提供している企業です。プログラミングの知識がなくても、直感的な操作で高品質なアプリを制作・更新できるため、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進を強力にサポートしています。小売、飲食、金融、自治体など多岐にわたる業界で導入が進んでおり、顧客エンゲージメントの向上や業務効率化に貢献しています。

直近の営業日における主要な指標は以下の通りです。

  • 最低投資金額 : 92,000円(920円/株)
  • PBR : 4.52倍
  • PER : 12.82倍
  • 配当利回り : 1.41%
  • 株主優待 : なし
  • (2025年12月4日(水)時点)

ぽんぽん的な評価

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評価の理由

[評価の注目ポイント]

ノーコードアプリ開発で企業のDXを牽引!高い収益性と盤石な財務基盤で、成長市場を捉える魅力的な企業だぽん!

A. 成長性

評価:◎

ヤプリの成長性は非常に注目に値します。まず、ノーコード・ローコード開発市場自体が世界的に急拡大しており、企業がDXを推進する上でアプリの活用は不可欠となっています。ヤプリはこの大きな潮流をしっかりと捉え、プログラミング知識がなくても誰でも簡単に高品質なアプリを開発・運用できるプラットフォーム「Yappli」を提供することで、幅広い企業から支持を得ています。

提供された指標データからも、ヤプリの収益性は「改善傾向」にあり、「純利益率は前年同期比で明確に改善し、営業利益率も持ち直しています」とあります。また、「EPSは前年同期比でプラス圏に転じ、増加基調が続いています」という点も、事業の成長が利益に結びついている証拠であり、今後のさらなる利益成長への期待が高まります。ROE(自己資本利益率)も43.15%と非常に高水準で、効率的な資本活用ができていることが伺えます。

この成長性をさらに深く掘り下げる上で、最近のアプリ市場の動向を示すニュースに注目してみましょう。Appleは2025年12月4日に「Apple unveils the winners of the 2025 App Store Awards」https://www.apple.com/newsroom/2025/12/apple-unveils-the-winners-of-the-2025-app-store-awards/)を発表しました。このニュースでは、技術的な独創性と文化的な影響力を持つ17のアプリとゲームが表彰されています。これは、単にアプリが存在するだけでなく、ユーザーに「素晴らしい体験」を提供できる高品質なアプリが求められている現代のトレンドを明確に示しています。

ヤプリのプラットフォームは、まさにこのような高品質なアプリを企業が手軽に実現するための強力なツールとなり得ます。ノーコードでありながら、豊富な機能やデザインテンプレート、そして柔軟なカスタマイズ性を提供することで、企業はブランドイメージに合った、ユーザーにとって魅力的なアプリを迅速に市場に投入できます。App Store Awardsで評価されるような「ユーザーのアイデアを形にし、素晴らしい世界に没頭させる」アプリを、ヤプリの顧客企業も目指せるわけです。これにより、企業の顧客エンゲージメントは向上し、結果としてヤプリのプラットフォーム利用もさらに拡大するという好循環が期待できます。DX推進の文脈では、いい生活ユーザーローカルのような企業も注目されていますが、ヤプリは特に「アプリ」という顧客接点の最前線で企業のデジタル化を支援している点が強みと言えるでしょう。

B. 割安性

評価:〇

ヤプリの割安性を見てみると、PER(株価収益率)は12.82倍と、成長企業としては比較的落ち着いた水準にあります。これは、今後の利益成長を考慮すると、割安感があると感じる投資家もいるかもしれません。一方で、PBR(株価純資産倍率)は4.52倍と、純資産に対して株価がやや高めに評価されています。これは、ヤプリが持つブランド力や将来の成長期待が株価に織り込まれていると考えることができます。

配当利回りは1.41%(1株配当13.00円)と、成長企業でありながらも株主還元を意識している点が評価できます。一般的に、急成長を遂げる企業は利益を再投資に回す傾向が強いため、配当利回りが低いことも少なくありません。その中で1%を超える配当を提供しているのは、株主にとって魅力的な要素と言えるでしょう。残念ながら株主優待はありませんが、事業の成長と配当による還元を重視する姿勢が見て取れます。

現状の株価指標だけを見ると、PBRは高めですが、高い成長性と収益性を考慮すれば、妥当な水準、あるいは将来性を見越した投資としては魅力的な範囲にあると個人的には考えます。年初来安値585円から高値1,282円まで動いていることから、市場の期待値も変動しやすい銘柄と言えるでしょう。

C. 安全性

評価:◎

ヤプリの財務健全性は非常に高く、安定性に優れていると評価できます。自己資本比率は51.9%と、50%を超えており、財務基盤が盤石であることを示しています。これは、企業の安定性を示す重要な指標であり、外部環境の変化や予期せぬ事態にも耐えうる体力があると言えます。

提供された情報でも「安定しています。自己資本比率は持ち直しつつ一般的に望ましいとされる30%を上回る水準で推移。有利子負債はおおむね横ばいです」と明記されており、財務面での懸念は少ないでしょう。有利子負債が横ばいであることも、過度な借入に頼らずに事業を運営できている証拠です。また、ROEが43.15%という非常に高い水準であることも、資本を効率的に活用し、高い利益を生み出す能力があることを示しており、財務の安定性と収益性の両面で優れた企業であると言えます。

このような強固な財務基盤は、今後の事業拡大や新たな投資を行う上での大きな強みとなります。成長市場で競争力を維持・強化していくためには、安定した財務状況が不可欠であり、ヤプリはその点において非常に優位性を持っていると言えるでしょう。

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