◎(8059)第一実業 : 4%超配当と割安な株価!多角的な事業展開と盤石な財務基盤に注目

銘柄紹介

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

はじめに

皆さん、こんにちは!今回は、多岐にわたる産業分野で活躍する機械専門商社、第一実業(証券コード:8059)について深掘りしていきましょう。同社は、1921年創業という長い歴史を持つ老舗企業で、国内外の様々な産業機械や設備、システムを提供することで、日本のモノづくりや社会インフラを支えてきました。

その事業領域は非常に幅広く、石油化学プラントや発電設備などのエネルギー・インフラ関連、自動車や電機製品の製造を支える産業機械、さらには半導体製造装置や電子部品といった先端技術分野、航空宇宙や医療・ライフサイエンス分野に至るまで、多岐にわたります。こうした多角的な事業展開が、景気変動に左右されにくい安定した収益基盤を築いているのが、第一実業の大きな強みと言えるでしょう。

最近では、安定した財務基盤と魅力的な配当利回りが注目されており、長期的な視点で投資を検討されている方には興味深い銘柄かもしれませんね。

銘柄の基礎情報

まずは、第一実業の基本的な情報から見ていきましょう。直近の営業日における主要な指標は以下の通りです。

  • 最低投資金額 : 292,900円(2,929円/株)
  • PBR : (連)1.11倍
  • PER : (連)9.74倍
  • 配当利回り : 4.17%
  • 株主優待 : なし
  • (2025年12月4日(木)時点)

その他の指標も見てみましょう。

  • 前日終値 : 2,860円(12/03)
  • 始値 : 2,861円(09:00)
  • 高値 : 2,943円(13:20)
  • 安値 : 2,856円(09:05)
  • 出来高 : 28,700株(15:30)
  • 売買代金 : 83,692千円(15:30)
  • 時価総額 : 95,952百万円(15:30)
  • 発行済株式数 : 32,759,200株(12/04)
  • 1株配当(会社予想) : 122.00円(2026/03)
  • EPS(会社予想) : (連)300.84(2026/03)
  • BPS(実績) : (連)2,629.22
  • ROE(実績) : (連)11.56%
  • 自己資本比率(実績) : (連)46.5%
  • 年初来高値 : 2,999円(25/11/28)
  • 年初来安値 : 1,861円(25/04/07)

ぽんぽん的な評価

◎ ぽんぽんは、買いたいぽん!高配当と割安な株価指標、そして多角的な事業展開による安定した収益基盤がとっても魅力的なぽん!今すぐ買いたいぽん~!

評価の理由

[評価の注目ポイント]:高配当と割安な株価指標、多角的な事業展開による安定した収益性が魅力的な機械専門商社ぽん!

A. 成長性 : 〇

第一実業の成長性は、一見すると派手さはないかもしれませんが、堅実な事業展開に支えられています。過去数年の収益性は改善傾向にあり、純利益率、営業利益率ともに前年同期比で持ち直し、直近も上昇の勢いが見られます。特に注目すべきは、EPS(1株当たり利益)が増加基調で推移しており、振れ幅が小さい点です。これは、特定の事業分野に依存せず、多岐にわたる産業分野でバランス良く収益を上げている証拠と言えるでしょう。

同社は、プラント・エネルギー、産業機械、電子デバイス、航空宇宙、医療・ライフサイエンスといった幅広い分野に事業を展開しています。例えば、半導体製造装置関連や再生可能エネルギー関連など、成長が期待される分野にも積極的に関与しており、これが安定的な成長の原動力となっています。急激な成長というよりも、社会のニーズに応じた着実な事業拡大を通じて、安定した成長を続けていると評価できます。

B. 割安性 : ◎

第一実業の株価指標を見ると、非常に魅力的な割安感があります。PER(株価収益率)は9.74倍と、日本株の平均と比較してもかなり低い水準にあり、利益に対して株価が割安に評価されている可能性があります。また、PBR(株価純資産倍率)も1.11倍と、辛うじて1倍を超えているものの、自己資本の価値と比べて極端に割高というわけではありません。日本市場ではPBR1倍割れの企業も多く存在するため、1倍を上回っている点は資本効率改善への意識がうかがえます。

そして何よりも魅力的なのが、配当利回りの高さです。会社予想で4.17%という高水準は、現在の低金利環境下において、インカムゲインを重視する投資家にとって非常に魅力的でしょう。安定した事業基盤と堅実な収益力に裏打ちされた高配当は、株主還元への意識の高さを示していると言えます。株主優待制度は設けられていませんが、この高配当がその代わりを十分に果たしていると考えることもできますね。

高配当と割安な株価指標は、機械専門商社である日本電計や、FA機器専門商社のたけびしといった他の商社系銘柄にも見られる共通の魅力点です。

C. 安全性 : ◎

投資を考える上で、企業の財務の安定性は非常に重要なポイントです。第一実業の安全性は、まさに「盤石」と言えるでしょう。自己資本比率は46.5%と非常に高く、一般的に望ましいとされる30%を大きく上回っています。これは、企業の財政状態が健全であり、外部からの借入に過度に依存していないことを示しています。

さらに、有利子負債が減少傾向にある点も評価できます。負債が少ないということは、金利変動リスクや資金繰りリスクが低いことを意味し、経営の安定性に大きく貢献します。また、ROE(自己資本利益率)も11.56%と、資本を効率的に活用して利益を生み出していることを示しており、収益性と財務健全性の両面で高いレベルを維持していると言えるでしょう。

これらの指標から、第一実業は不測の事態にも耐えうる強固な財務基盤を持っており、安心して投資を検討できる企業のひとつだと考えられます。

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