〇(81250)ワキタ : 自己資本比率68.9%と4.87%高配当:PBR1.02倍と収益改善に注目

銘柄紹介

はじめに

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

ワキタ(証券コード:8125)の基礎情報

今回ご紹介するのは、建設機械レンタル事業と不動産事業を二本柱とするワキタ(証券コード:8125)です。私たちの暮らしや社会インフラを支える「建設」と「不動産」という、安定した需要が見込める分野で事業を展開しています。

建設機械レンタル事業では、油圧ショベルやブルドーザーといった大型機械から、高所作業車、発電機などの多種多様な建設機械を、全国の建設現場に提供しています。必要な時に必要な期間だけ機械を借りられるレンタルは、建設会社の設備投資負担を軽減し、効率的な事業運営をサポートする重要なサービスです。

一方の不動産事業では、オフィスビルや商業施設などの賃貸・管理を手掛けています。特に都市部の優良物件を中心に展開しており、安定した賃料収入が会社の収益基盤を支えています。

直近の営業日における主要な指標は以下の通りです。

  • 最低投資金額 : 205,500円(2,055円/株)
  • PBR : (連)1.02倍
  • PER : (連)33.31倍
  • 配当利回り : 4.87%
  • 株主優待 : なし
  • (2026年2月6日(木)時点)

ぽんぽん的な評価

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評価の理由

[評価の注目ポイント] 盤石な財務基盤と高水準の配当利回り、そしてPBR1倍台の割安感に注目ぽん!

A. 成長性 : 〇

ワキタの成長性を見ると、過去数年の純利益率や営業利益率は概ね安定しており、改善傾向も見られます。EPS(1株当たり利益)も前年同期比で増加する局面が多く、大きな変動が少ないのが特徴です。これは、建設機械レンタルと不動産賃貸という、比較的景気変動の影響を受けにくい事業をバランス良く展開していることの表れだと感じます。

建設機械レンタル事業は、日本の国土強靭化計画やインフラ老朽化対策、都市再開発といった長期的な需要に支えられています。加えて、建設業界におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)推進や、環境負荷低減への意識の高まりから、ICT建機や電動建機など、高機能・環境配慮型の機械へのニーズも拡大しています。ワキタは、こうした時代の変化に対応した最新鋭の機械を揃え、多様な顧客ニーズに応えることで、安定的な成長を目指しているようです。

不動産事業も、主要都市圏での優良物件を保有・管理することで、安定した賃料収入を確保しています。経済活動の回復とともにオフィス需要や商業施設の利用も堅調に推移しており、これもワキタの収益安定に貢献しています。急激な売上拡大というよりは、事業基盤の強化と効率化を通じて、着実な利益成長を目指している印象を受けます。

B. 割安性 : 〇

ワキタの割安性を見てみると、PBR(株価純資産倍率)は1.02倍と、企業の解散価値に近い水準で取引されています。これは、企業の持つ純資産に対して株価がほぼ等しい、あるいはわずかに上回る程度で評価されていることを示し、一般的には割安感があると判断されることが多いです。特に、後述する高い自己資本比率を考慮すると、企業の持つ本当の価値が市場で十分に評価されていない可能性も考えられます。

さらに注目すべきは、配当利回りが4.87%と非常に高い水準にある点です。これは、株式投資の魅力の一つであるインカムゲインを重視する投資家にとって、非常に魅力的なポイントと言えるでしょう。安定した収益基盤と盤石な財務体質があるからこそ、このような高水準の配当を維持できるのだと考えられます。

一方で、PER(株価収益率)は33.31倍と、市場平均と比較するとやや高めに見えるかもしれません。これは、将来の安定的な収益や高配当への期待が、ある程度株価に織り込まれている可能性を示唆しています。しかし、PBRの割安感と高配当利回りの魅力を総合的に考慮すれば、長期的な視点での投資妙味は十分にあると言えるのではないでしょうか。例えば、◯(74670)萩原電気ホールディングスのように、PBRが割安で高配当の銘柄は、市場で再評価される可能性も秘めているかもしれません。

C. 安全性 : ◎

ワキタの財務健全性は、まさに「盤石」という言葉がぴったりです。自己資本比率は68.9%と非常に高く、一般的に優良企業とされる30%を大きく上回る水準で推移しています。この高い自己資本比率は、企業が借入金に頼らず、自社の資金で事業を運営している割合が高いことを意味し、財務的な安定性が極めて高いことを示しています。有利子負債も中期的に減少傾向にあり、金利上昇リスクなどにも強い体質と言えるでしょう。

このような強固な財務基盤は、不測の経済状況や市場変動に対しても耐性が高く、安心して事業を継続できる大きな強みとなります。投資家にとっても、企業の倒産リスクが極めて低いという安心感は、長期投資を考える上で非常に重要な要素です。これは、〇(5446)北越メタルのように、高い自己資本比率を誇る他の優良企業にも通じる、企業の安定性を象徴する指標と言えます。

さて、ここで少し視点を広げて、ワキタが事業を展開する環境について考えてみましょう。最近のニュースでは、製造業の設備投資が活発化しているという話題が目に留まりました。「New York Air Brake adds manufacturing line at Watertown plant」という記事では、米国のある企業が製造ラインを増設したことが報じられています。

このような製造業における設備投資の動きは、ワキタの建設機械レンタル事業にとって間接的ではありますが、プラスの影響をもたらす可能性があります。新しい工場や製造ラインを建設する際には、当然ながら建設機械が必要となります。ワキタが提供する油圧ショベルやクレーン、高所作業車などは、こうした建設現場で不可欠な存在です。また、工場内の設備搬入や設置作業においても、特殊な重機や運搬機械の需要が発生することもあります。

日本国内でも、半導体関連施設の建設やデータセンターの増設など、大規模な設備投資計画が複数進行しており、建設機械レンタル市場は今後も堅調な需要が見込まれます。ワキタは、全国に広がる営業ネットワークと豊富な機械ラインナップ、そして迅速なメンテナンス体制を強みとしており、こうした産業活動の活発化を背景とした建設需要を着実に捉えていくことができるでしょう。盤石な財務基盤を持つワキタであれば、需要に応じた機械の増強や、新たな技術への投資も柔軟に行うことができ、事業機会をさらに広げていくことも期待できます。

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