はじめに
本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
インテージホールディングス(4326)の基礎情報
今回ご紹介するのは、インテージホールディングス(4326)です。同社は、マーケティングリサーチ業界のリーディングカンパニーとして、消費者パネル調査や小売店パネル調査といった大規模なデータ収集を強みとしています。これらのデータに基づき、企業のマーケティング戦略立案や事業課題の解決を支援するコンサルティング、さらにはデータ活用を推進するITソリューションの提供まで、幅広いサービスを展開しています。特に、近年注目されるDX(デジタルトランスフォーメーション)推進において、データドリブン経営をサポートする重要な役割を担っています。
直近の営業日における主要な指標は以下の通りです。
- 最低投資金額 : 182,500円(1,825円/株)
- PBR : (連)2.14倍
- PER : (連)21.78倍
- 配当利回り : 2.63%
- 1株配当(会社予想): 48.00円 (2026/06)
- 時価総額 : 73,777百万円 (15:30)
- 自己資本比率 : (連)70.6%
(2025年12月26日(金)時点)
ぽんぽん的な評価
〇 ぽんぽんは、買いたいぽん!少し下がってきたら買いたいぽん〜!
評価の理由
[評価の注目ポイント]
データ分析とDX支援で企業の成長を支えるリーディングカンパニー。盤石な財務基盤と収益改善に期待ぽん!
A. 成長性 : ◎
インテージホールディングスは、現代社会におけるデータ活用の重要性が高まる中で、その存在感を増しています。企業のDX推進が加速する中、データに基づいた意思決定のニーズは拡大の一途を辿っており、同社が提供するマーケティングリサーチやデータ分析、ITソリューションはまさにその中心を担っています。
過去数年の業績を見ると、純利益率、営業利益率ともに前年同期比で改善傾向にあり、EPS(1株当たり利益)も増加基調にあります。これは、同社が市場の変化に柔軟に対応し、高付加価値なサービスを提供できている証拠と言えるでしょう。特に、AI技術の進化は、データ分析の精度向上や効率化に大きく寄与し、インテージホールディングスの競争力をさらに高める可能性を秘めています。データとテクノロジーを融合させることで、顧客企業のビジネス成長を強力にサポートし続けることができるでしょう。同社のDX支援事業については、グロースエクスパートナーズやヤプリ、ARアドバンストテクノロジといった他社も同様に成長期待が高い分野です。
B. 割安性 : △
現在のPER(株価収益率)は21.78倍、PBR(株価純資産倍率)は2.14倍となっています。PERは市場全体の平均と比較すると、やや成長期待が織り込まれている水準と言えるかもしれません。また、PBRも2倍を超えており、純資産に対して株価が割高に評価されていると見ることもできます。これは、同社の安定した事業基盤と将来性への期待の表れとも考えられますが、現時点での「割安感」という点では、他の銘柄と比較して魅力が薄いと感じる投資家もいるかもしれません。
一方で、配当利回りは2.63%と、決して低い水準ではありません。安定した配当は、長期保有を考える投資家にとっては魅力的な要素となり得ます。しかし、株主優待制度は設けられていないため、優待を重視する投資家にとっては、その点が考慮材料となるでしょう。
C. 安全性 : ◎
インテージホールディングスの財務健全性は非常に高く、投資家にとって大きな安心材料となります。自己資本比率は70.6%と、一般的に望ましいとされる30%を大きく上回る水準を維持しており、盤石な財務基盤を築いていることが分かります。これは、外部からの借入に依存することなく、自社の資金で事業を運営できる能力が高いことを示しています。
さらに、有利子負債も減少傾向にあるとされており、財務リスクが着実に低減していることが伺えます。高い自己資本比率と有利子負債の減少は、景気変動や予期せぬ事態が発生した際にも、企業が安定して事業を継続できる強さを持っていることを意味します。このような強固な財務体質は、長期的な視点で投資を検討する上で非常に重要なポイントとなるでしょう。


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