〇(5446)北越メタル : PBR0.27倍の超割安感と盤石財務、収益改善に期待

銘柄紹介

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

はじめに

今回ご紹介するのは、新潟県に本社を構える電炉メーカー、北越メタル(5446)です。鉄スクラップを主原料として、特殊鋼や異形棒鋼などの鋼材を製造しています。建設業界や自動車産業など、日本の基幹産業を支える重要な役割を担っている企業ですね。

この銘柄の最大の特徴は、何と言ってもそのPBR(株価純資産倍率)の驚くべき低さにあります。0.27倍という水準は、企業の純資産価値に対して株価が極めて割安に評価されていることを示唆しています。さらに、自己資本比率も非常に高く、財務の安定性には目を見張るものがあります。しかし、一方で収益性の悪化という課題も抱えており、このギャップが投資家にとってどう映るのか、じっくりと見ていきましょう。

銘柄の基礎情報

北越メタルは、電炉メーカーとして、建設用鋼材や産業機械用特殊鋼などを製造・販売しています。鉄スクラップをリサイクルして鋼材を生産する電炉事業は、資源循環型社会に貢献する側面も持ち合わせています。

直近の営業日における主要な指標は以下の通りです。

  • 最低投資金額 : 125,000円(1,250円/株)
  • PBR : 0.27倍
  • PER : 48.19倍
  • 配当利回り : 0.64%
  • 株主優待 : なし
  • (2026年1月6日(月)時点)

ぽんぽん的な評価

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評価の理由

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A. 成長性 : △

北越メタルの成長性に関しては、やや課題が見られます。過去数年の売上や利益の推移を見ると、純利益率、営業利益率ともに前年同期比で低下傾向にあり、直近にかけて縮小が続いています。EPS(1株当たり利益)も振れが大きく、直近では低下しています。これは、建設需要の変動や原材料価格の高騰、競争激化といった外部環境の影響を強く受けていることが考えられます。電炉メーカーとしては、鉄スクラップの安定調達や、高付加価値製品へのシフトが今後の成長を左右するでしょう。ただし、鉄スクラップを再利用する電炉事業は、環境負荷低減に貢献するという点で、長期的な視点での社会的な要請に応える事業でもあります。

B. 割安性 : ◎

割安性という点では、北越メタルは非常に魅力的な水準にあります。PBRがわずか0.27倍というのは、企業の純資産価値と比較して株価が極めて低いことを示しています。これは、例えばファルテック (6914)のPBR0.20倍日本金属 (5491)のPBR0.21倍といった超割安銘柄に匹敵する水準です。これだけ純資産に対して割安に評価されている企業は、国内市場でもそう多くはありません。

一方、PERは48.19倍と高めですが、これは直近の収益性の悪化が影響していると考えられます。配当利回りは0.64%と低い水準ですが、PBRの低さを考慮すると、株価が純資産に近づくだけでも大きなリターンが期待できる可能性があります。収益が改善すれば、PERも自然と落ち着き、PBRの是正圧力も高まるでしょう。

C. 安全性 : ◎

財務の安全性については、非常に高く評価できます。自己資本比率は66.7%と、一般的に望ましいとされる30%を大きく上回っており、さらに上昇傾向にあります。これは、企業の財務体質が非常に強固であり、外部環境の変化や不測の事態にも耐えうる安定性を持っていることを示しています。有利子負債も減少傾向にあり、財務的な負担は軽くなっています。このような盤石な財務基盤は、長期的な視点で投資を検討する上で大きな安心材料となります。

外部ニュースとの関連性

先日、中国商務省が軍民両用品目の対日輸出管理を強化すると発表しました。具体的にはレアアース関連品目も対象に含まれる可能性が報じられています。この件に関して、「中国 軍民両用品目を対日禁輸 レアアースも対象か」というニュースが報じられています。(参照:https://japanmetal.com/news-h20260107147153.html

北越メタルは主に鉄鋼製品を扱うため、直接的にレアアースの輸出規制が事業に影響を与える可能性は低いかもしれません。しかし、このニュースは、国際的なサプライチェーンの脆弱性や地政学的リスクが日本の製造業全体に与える影響を示唆しています。例えば、製造業全般の生産活動が停滞すれば、建設需要や自動車産業からの鋼材需要にも間接的な影響が出る可能性も考えられます。

また、このような動きは、国内での原材料調達や生産体制の強化、サプライチェーンの多様化といった動きを加速させる可能性があります。北越メタルが電炉メーカーとして、国内で豊富に存在する鉄スクラップを主原料としている点は、特定の海外資源に依存するリスクが低いという点で、中長期的に強みとなるかもしれません。今後、日本の製造業がどのようにこれらのリスクに対応していくか、北越メタルの事業戦略にも注目が集まるでしょう。

まとめ

北越メタルは、PBR0.27倍という極めて低い水準と、自己資本比率66.7%という盤石な財務基盤を持つ、非常にユニークな銘柄です。純資産価値に対して株価が割安に放置されている状況は、将来的な株価の是正期待を抱かせます。しかし、直近の収益性には課題があり、これが株価を抑え込んでいる要因の一つと考えられます。

投資を検討する際には、この「割安性」と「安定性」という強力な魅力と、「成長性」の課題をどう評価するかがポイントになるでしょう。収益性が改善に向かう兆しが見られれば、現在のPBRの低さは大きな投資妙味となる可能性があります。長期的な視点で、日本の基幹産業を支える電炉メーカーの動向に注目してみてはいかがでしょうか。

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