はじめに
本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
ファルテック(6914)の基礎情報
今回ご紹介するのは、自動車部品製造を手がけるファルテック(6914)です。ファルテックは、主に自動車のドアトリムやシートバックなどの内装部品、さらには機能部品の開発・製造・販売を行っています。自動車の快適性や安全性に貢献する製品を幅広く提供しており、日本の自動車産業を縁の下で支える存在と言えるでしょう。
直近の営業日における主要な指標は以下の通りです。
- 最低投資金額 : 38,100円(381円/株)
- PBR : 0.20倍
- PER : 17.86倍
- 配当利回り : 0.00%
- 株主優待 : なし
- (2026年1月7日(火)時点)
ぽんぽん的な評価
〇 ぽんぽんは、買いたいぽん!もう少し財務状況の改善が見られたら、さらに安心して投資できるぽん〜!
評価の理由
[評価の注目ポイント] 超割安なPBRと収益改善の兆しに注目!自動車産業の変革期を乗り越え、成長軌道に乗れるか見守りたいぽん。
A. 成長性 : 〇
ファルテックの収益性は改善傾向にあり、営業利益率と純利益率は前年同期比でマイナスからの持ち直しが進んでいます。直近も改善の勢いがあるとのことで、この点はポジティブな要素です。しかし、ROE(株主資本利益率)とROA(総資産利益率)はまだ小幅であり、総合的な収益性は安定途上と言えるでしょう。自動車業界は今、大きな変革期を迎えています。電気自動車(EV)へのシフト、自動運転技術の進化、そしてAIの活用など、新たな技術トレンドが次々と生まれています。特に、2026年のCESでも注目されている「フィジカルAI」は、自動車分野において自動運転や先進運転支援システム(ADAS)の精度向上に大きく貢献すると期待されています。ファルテックがこれらの技術革新にどのように対応し、新たな需要を取り込んでいくかが、今後の成長を左右する鍵となるでしょう。内装部品や機能部品も、自動運転の進化によってユーザーインターフェースや安全性への要求が高まるため、高付加価値製品への転換が期待されます。
B. 割安性 : ◎
ファルテックの最大の魅力は、そのPBR(株価純資産倍率)の低さにあると言えるでしょう。実績PBRは0.20倍と、市場全体で見ても極めて割安な水準にあります。これは、会社の持つ純資産に対して株価が非常に低いことを示しており、理論的には解散価値よりも低い評価を受けている状態です。例えば、過去に紹介した日本金属(5491)もPBR0.21倍と超割安でしたが、ファルテックはそれをさらに下回る水準です。PER(株価収益率)は17.86倍と、こちらは標準的な水準にあります。しかし、配当利回りが0.00%と無配である点は、インカムゲインを重視する投資家にとってはマイナス要素かもしれません。PBRの観点からは非常に魅力的ですが、配当がないため、株価上昇によるキャピタルゲインを狙う投資スタイルが中心となるでしょう。
C. 安全性 : △
財務の安全性については、やや改善傾向にあるものの、まだ注意が必要です。自己資本比率は27.8%と、一般的に望ましいとされる30%を下回っています。これは、企業の財務体質が盤石とは言えない状況を示唆しています。しかし、前年同期比で持ち直しつつあり、有利子負債も足元でやや減少に転じている点は評価できます。EPS(1株当たり利益)も前年同期比でマイナス幅が縮小し、変動はあるものの落ち着きが出てきました。このように、少しずつではありますが、財務状況は改善の方向に向かっていると言えるでしょう。自動車部品業界は、大手自動車メーカーの動向に左右されやすい側面があるため、自己資本比率のさらなる改善は、外部環境の変化に対する耐性を高める上で非常に重要です。


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