〇(3148)クリエイトSDHD : 地域密着型ドラッグストア・高配当と優待も魅力

銘柄紹介

はじめに

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

銘柄の基礎情報

今回ご紹介するのは、ドラッグストアチェーンを全国展開するクリエイトSDホールディングス (3148)です。神奈川県を中心に、関東圏から東海、関西へと店舗網を広げており、医薬品や化粧品、日用雑貨、食品まで幅広い商品を取り扱っています。特に、地域に密着した店舗づくりと、調剤薬局を併設した「調剤併設型ドラッグストア」の積極的な展開が特徴です。

高齢化社会の進展や健康意識の高まりを背景に、ドラッグストアは単なる物販の場から、地域のヘルスケア拠点としての役割を強めています。クリエイトSDホールディングスも、こうした社会の変化に対応し、健康相談や介護用品の取り扱いなど、地域住民の生活を支えるインフラとしての存在感を高めています。

直近の営業日(2025年10月10日(金))における主要な指標は以下の通りです。

  • 最低投資金額 : 320,000円(3,200円/株)
  • PBR : (連)1.44倍
  • PER : (連)12.68倍
  • 配当利回り : 2.81%
  • 株主優待 : 自社グループ店舗で利用可能な買物優待券
    • 100株以上500株未満: 2,500円相当
    • 500株以上1,000株未満: 5,000円相当
    • 1,000株以上: 10,000円相当
  • (2025年10月10日(金)時点)

ぽんぽん的な評価

〇 ぽんぽんは、買いたいぽん!安定した事業基盤と魅力的な株主優待が嬉しいぽん!もう少し下がるのを待って買い増ししたいぽん〜!

評価の理由

[評価の注目ポイント]: 地域密着型ドラッグストアで安定成長、高配当と優待も魅力的な堅実銘柄ぽん!

A. 成長性: ◎

クリエイトSDホールディングスは、高齢化社会の進展と健康意識の高まりという社会トレンドを追い風に、安定的な成長を続けています。特に注目すべきは、調剤併設型ドラッグストアの積極的な展開です。これは、お客様が医薬品の購入と同時に処方箋調剤も行えるという利便性を提供し、顧客の囲い込みに繋がっています。調剤事業は、安定した収益源となるだけでなく、専門的な薬剤師が常駐することで、地域のヘルスケア拠点としての信頼性を高める効果もあります。

また、プライベートブランド(PB)商品の強化も成長戦略の一環です。PB商品は、競合他社との差別化を図りつつ、高い利益率を確保できるため、収益性の向上に貢献しています。品質と価格のバランスが取れたPB商品は、お客様の支持を得やすく、リピート購入にも繋がりやすいでしょう。さらに、新規出店を堅実に進めることで、店舗網の拡大と売上高の増加を着実に図っています。ドラッグストア業界は競争が激しいですが、クリエイトSDホールディングスは地域に根ざした戦略と顧客ニーズへの対応力で、今後も堅実な成長が期待できると考えられます。

B. 割安性: 〇

現在のPER12.68倍、PBR1.44倍という指標は、ドラッグストア業界の平均と比較しても、極端に割高という印象はありません。むしろ、その安定した事業基盤と成長性を考慮すれば、妥当な水準と言えるでしょう。魅力的なのは、配当利回り2.81%充実した株主優待です。自社グループ店舗で利用できる買物優待券は、日々の生活でドラッグストアを利用する方にとっては実質的な利回りを大きく高める要素となります。

例えば、100株保有で年間2,500円相当の優待券がもらえるため、配当金と合わせると、さらに魅力的な株主還元と言えるでしょう。株価が一時的に調整局面に入った際には、こうした配当と優待の魅力を背景に、より割安感が増し、長期的な視点での投資妙味が高まる可能性があります。堅実な事業で安定した利益を出し、それを株主還元に回す姿勢は、投資家にとって安心材料の一つです。

他の銘柄と比較してみると、例えば、高配当利回り3.39%と盤石な財務基盤を持つムーンバット (7415)や、PBR0.51倍・高配当5.59%・盤石財務の日本山村硝子 (5210)のように、配当や財務の健全性を魅力とする銘柄は他にもありますね。クリエイトSDホールディングスも、これらの銘柄と同様に、安定した株主還元が期待できる銘柄と言えるでしょう。

C. 安全性: ◎

クリエイトSDホールディングスの財務基盤は非常に強固です。自己資本比率が60.3%と非常に高く、これは企業が外部からの借入れに過度に依存せず、自前の資金で事業を運営していることを示しています。自己資本比率が高い企業は、景気変動や予期せぬ経済的なショックに対しても、高い耐性を持っていると言えます。

また、安定した事業モデルであるドラッグストア事業は、生活必需品を取り扱うため、景気の影響を受けにくい特性があります。これにより、売上や利益が比較的安定しやすく、財務の健全性を維持しやすい環境が整っています。このような盤石な財務体質は、新規出店やM&Aといった成長戦略を推進する上での安定的な基盤となり、長期的な視点で投資を考える個人投資家にとって、大きな安心材料となるでしょう。

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