はじめに
本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
四電工(1939)の基礎情報
今回ご紹介するのは、四国電力グループの中核企業であり、四国地方のインフラを支える四電工(1939)です。主に電気設備工事、情報通信工事、環境設備工事の3つの事業を柱としており、地域に密着しながら社会の基盤を築き上げています。
電気設備工事では、発電所から一般家庭まで幅広い電気設備の設計・施工・保守を手掛け、安定した電力供給に貢献しています。情報通信工事では、光ファイバー網の構築や移動体通信設備の設置など、現代社会に不可欠な情報通信インフラを整備。そして環境設備工事では、再生可能エネルギー関連施設の建設や省エネルギー設備の導入支援を通じて、持続可能な社会の実現にも力を入れています。
直近の営業日における主要な指標は以下の通りです。
- 最低投資金額 : 194,000円(1,940円/株)
- PBR : (連)1.36倍
- PER : (連)15.30倍
- 配当利回り(会社予想) : 3.71%
- 株主優待 : なし
- (2026年2月5日(木)時点)
ぽんぽん的な評価
〇 ぽんぽんは、買いたいぽん!安定した財務と魅力的な配当利回りは魅力的ぽん!もう少し様子を見て、良いタイミングで拾いたいぽん〜!
評価の理由
[評価の注目ポイント]:四国電力グループの安定基盤と、高配当、そしてエネルギー効率化・DX需要への対応に期待ぽん!
A. 成長性:〇
四電工の過去数年の業績を見ると、収益性は改善傾向にあり、1株当たり利益(EPS)も緩やかに増加しています。これは、地域に根差した安定的な事業基盤に加え、時代の変化に対応した事業展開が奏功している証拠と言えるでしょう。
特に注目したいのは、現在の社会が直面している「脱炭素化」と「DX(デジタルトランスフォーメーション)」という大きな潮流です。四電工は、再生可能エネルギー関連の設備工事や、情報通信インフラの整備において、その専門性と技術力を発揮できる立場にあります。例えば、太陽光発電設備の設置や、スマートグリッド(次世代送電網)の構築、さらにはデータセンターの設備工事など、今後の需要拡大が見込まれる分野で、その存在感を高めていく可能性があります。
また、現代の産業界では、電力の効率的な利用と制御がますます重要になっています。海外の動向に目を向けると、製造業の専門メディア「The Manufacturer」が2026年2月5日に公開した記事「Stuart Thompson: the energy control imperative – what 2026 demands」では、産業用電力におけるエネルギー制御の重要性、デジタル化による最適化、そして電気エンジニアがデータサイエンティストとしての役割を担う必要性が強調されています。この記事は、単に電力を供給するだけでなく、それをいかに効率的に、そしてインテリジェントに制御するかが、企業の競争力を左右する時代になったことを示唆しています。
四電工のような電気設備工事のプロフェッショナルにとって、これは大きなビジネスチャンスです。単なる設備設置に留まらず、IoTセンサーを活用した設備監視、AIによる電力需要予測、エネルギーマネジメントシステムの導入支援といった、より高度なソリューション提供へと事業領域を広げることで、さらなる成長が期待できます。地域社会のデジタル化や省エネ化を支える存在として、その役割は今後ますます大きくなるでしょう。
B. 割安性:〇
四電工の株価指標を見ると、PER(株価収益率)は15.30倍、PBR(株価純資産倍率)は1.36倍となっています。これは極端な割安感があるわけではありませんが、安定した事業基盤を持つ企業としては妥当な水準と言えるでしょう。特に、配当利回りが3.71%と比較的高い水準にある点は魅力的です。株主還元への意識も高く、安定的なインカムゲインを求める投資家にとっては、魅力的な選択肢の一つとなり得ます。
現在の市場環境や同業他社の状況を踏まえても、この配当利回りは投資妙味があると考えられます。例えば、同業他社である東北地方の電気設備工事会社ユアテック(1934)も安定した財務と収益改善が注目されていますが、四電工も同様に堅実な経営が評価できるでしょう。
C. 安全性:◎
四電工の財務健全性は非常に高く、安全性は「◎」と評価できます。自己資本比率は65.1%と、一般的に望ましいとされる30%を大きく上回る水準を維持しており、盤石な財務基盤を築いていることがわかります。さらに、有利子負債も減少傾向にあることから、借入金に依存しない安定した経営がなされていると言えるでしょう。
このような強固な財務体質は、景気変動や予期せぬ事態にも耐えうる企業体力を示しており、長期的な視点で見ても安心して投資できる要素の一つです。大規模な設備投資が必要となるインフラ関連事業において、この高い自己資本比率は大きな強みとなります。安定した収益性と合わせて、財務面でのリスクは非常に低いと判断できます。


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