はじめに
本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
1. 銘柄の基礎情報
国際計測器(7722)は、自動車やタイヤ、家電、航空宇宙など、回転を伴うあらゆる製品の「不釣合い(アンバランス)」を測定し、修正するバランシングマシンの独立系トップメーカーです。特にタイヤの均一性を測定する「ユニフォミティマシン」では世界的に高いシェアを誇り、自動車の静粛性や安全性を支える「縁の下の力持ち」的な存在です。
近年では、電気自動車(EV)の普及に伴い、エンジン音がなくなることでタイヤの走行音や振動に対する要求がより厳格化しています。同社の高精度な計測技術は、まさに次世代モビリティ社会において不可欠なインフラ技術と言えるでしょう。
最低投資金額 : 115,000円(1,150円/株)
PBR : 0.85倍
PER : 12.5倍
配当利回り : 3.5%
株主優待 : なし
(2026年5月15日(金)時点)
2. ぽんぽん的な評価
〇 ぽんぽんは、買いたいぽん!
2026年3月期の決算が予想を大きく上回って着地したのが素晴らしいぽん!1,100円前後まで押し目を作ることがあれば、積極的に拾っていきたいぽん〜!配当利回りも3%を超えていて、長期で持つのも安心感があるぽん!
3. 評価の理由
[評価の注目ポイント]
2026年3月期の経常利益が事前の会社予想を27.6%も上回る大幅増益で着地した点。EVシフトによるタイヤ計測需要の高度化を背景に、受注が極めて堅調に推移していることが確認できたためです。
A. 成長性 : ◎
最新のニュースによると、国際計測器の2026年3月期の経常利益は2,296百万円(前期比62.7%増)となり、従来予想の1,800百万円を大幅に上回りました。
(参照元:【決算速報】国際計測器、経常62.7%増益。事前予想を上回る – Yahoo!ファイナンス)
この驚異的な増益の背景には、世界的なEVシフトがあります。EVは従来のガソリン車に比べて車重が重く、かつエンジン音がしないため、タイヤの微細な振動や不均一性が乗り心地に直結します。そのため、タイヤメーカー各社はより高精度な検査装置への投資を加速させており、同社の計測機への引き合いが強まっています。過去数年の売上も右肩上がりで、利益率の改善も顕著です。
B. 割安性 : 〇
これだけの好決算を出しながら、PBRは0.85倍と依然として解散価値である1倍を割り込んでいます。PERも12倍台と、製造業の平均と比較しても決して割高感はありません。配当利回りも3.5%水準を維持しており、株主還元への意識も感じられます。成長期待がありながら、バリュエーション面での過熱感がない点は投資家にとって魅力的なポイントです。同様に製造業で収益回復が目立つ◯(6143)ソディックなどと比較しても、独自のニッチトップシェアを持つ同社の安定感は際立っています。
C. 安全性 : ◎
財務面は極めて盤石です。自己資本比率は高水準を維持しており、実質的な無借金経営に近い状態が続いています。計測機器という製品の特性上、一度導入されるとメンテナンスや部品交換などのストック収益も期待できるため、景気変動に対する耐性も備えています。半導体分野での安定需要を持つ◯(6055)ジャパンマテリアルのように、特定の産業に深く食い込んでいる強みがあります。また、精密機器大手の◯(7751)キヤノンと同様に、高い技術力を背景とした参入障壁の高さが、中長期的な安全性を担保しています。
国際計測器は、派手さこそありませんが、自動車産業の構造変化を確実に利益に変えている実力派企業です。2026年に入り、業績の「上振れ」が明確になった今、改めて注目したい銘柄と言えるでしょう。


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