注意事項
本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
1. 銘柄の基礎情報
今回ご紹介するのは、長野県に本社を置く電子部品メーカーのKOA(6876)です。地味な存在に思われるかもしれませんが、実は「固定抵抗器」という分野で世界トップクラスのシェアを誇る、日本のものづくりを支える超重要企業なんです。抵抗器は電気の流れを調節する部品で、スマートフォンから自動車、産業機器まで、電気で動くあらゆる製品に欠かせない「電子回路の守護神」のような存在です。
特に最近では、電気自動車(EV)化の進展により、一台の車に搭載される抵抗器の数が飛躍的に増えており、同社の高品質な製品への需要は中長期的に非常に高い注目を集めています。
最低投資金額 : 158,900円(1,584円/株)
PBR : 0.70倍
PER : 17.30倍
配当利回り : 1.89%
株主優待 : なし
(2026年4月6日(月)時点)
2. ぽんぽん的な評価
〇 ぽんぽんは、買いたいぽん!
PBRが0.7倍と、会社の持っている資産価値に対して株価がとっても割安に放置されているのが魅力だぽん。今は業績が少し足踏みしているけれど、1,500円台前半くらいまで調整してくれたら、さらに自信を持って拾いに行きたいぽん〜!将来のEV普及を考えれば、今のうちに仕込んでおきたい銘柄だぽん!
3. 評価の理由
[評価の注目ポイント]
世界的な電子部品の在庫調整や中国経済の影響で足元の利益は苦戦していますが、PBR1倍を大きく割り込む割安さと、EV化という強力な追い風が吹くニッチトップとしての実力に注目しています。
A. 成長性 : △
直近の収益性は、純利益率や営業利益率が前年同期比で低下するなど、やや苦戦を強いられています。スマートフォン向けなどの民生用需要が一段落したことが要因ですが、車載向けは底堅く推移しています。2026年3月期の会社予想EPSは91.84円となっており、ここからの回復軌道に乗れるかが鍵となりそうです。
B. 割安性 : ◎
指標面では非常に魅力的な水準です。特にPBR 0.70倍という数字は、解散価値を下回る評価であり、下値不安は限定的だと感じます。PERも17.30倍と、成長期待の高い電子部品セクターの中では決して割高感はありません。配当利回りも1.89%と、安定した還元が期待できる水準です。
C. 安全性 : 〇
自己資本比率は55.3%と、製造業として合格点の水準を維持しています。有利子負債がやや増加傾向にある点は注意が必要ですが、BPS(1株当たり純資産)が2,285.62円と現在の株価を大きく上回っており、財務的な裏付けはしっかりしていると見ています。
4. 特徴的な深掘り:EV化がもたらす「抵抗器」の爆発的需要
KOAの最大の武器は、過酷な環境下でも壊れない「高信頼性抵抗器」です。一般的な家電向けの抵抗器とは異なり、自動車、特にEV(電気自動車)に使用される部品には、激しい振動や温度変化、そして高電圧に耐える圧倒的な耐久性が求められます。
ガソリン車からEVへシフトすると、1台あたりに使用される電子部品の数は数倍に膨れ上がります。例えば、バッテリー管理システムやインバーターなど、電力を制御するユニットには大量の抵抗器が使われます。KOAはこの「車載用」に極めて強く、世界中の自動車メーカーやティア1サプライヤー(部品メーカー)から厚い信頼を得ています。
現在は世界的な景気減速懸念から買い控えも見られますが、脱炭素の流れが止まらない限り、同社の製品が必要とされる場面は増え続けるはずです。目先の利益の振れに惑わされず、この「不可欠なインフラ部品」としての立ち位置を評価したいところです。
関連する自動車部品大手の動向も併せてチェックすると、より理解が深まります。
〇(6902)デンソー : PBR0.98倍の割安水準:AI活用と資本効率向上への期待
https://stock.hotelx.tech/?p=2175
5. 外部ニュースからの考察
さて、ここで少し面白いニュースをご紹介します。社名と同じ「Koa」という名前を持つ、米国の若きバスケットボールスターに関する記事です。
Koa Peat’s Journey To The Final Four
https://www.cbssports.com/watch/college-basketball/video/koa-peats-journey-to-the-final-four
この記事は、アリゾナ大学のコア・ピート(Koa Peat)選手が、全米大学バスケットボール選手権(NCAA)のファイナルフォー(ベスト4)に進出するまでの、技術的な成長と不屈の精神を追ったドキュメンタリー的な内容です。彼は卓越した技術と強い意志によって、歴史的なシーズンを戦い抜きました。
このニュースを読んで私が感じたのは、企業としての「KOA」との共通点です。記事の中で強調されている「技術的な卓越性(Technological prowess)」と「不屈の意志(Sheer will)」は、まさに日本の地方から世界シェアを勝ち取ってきたKOAの姿に重なります。厳しい市場環境(試合)の中でも、地道な技術革新を続けることで、最終的には「ファイナルフォー」のようなトップの地位を維持し続ける。スポーツも投資も、本質的な強さは「基礎」と「継続」にあるのだと改めて気づかされますね。
6. まとめ
KOA(6876)は、派手さこそありませんが、デジタル社会の土台を支える「縁の下の力持ち」銘柄です。現在の株価はPBR 0.7倍と、市場からの評価が不当に低いようにも感じられます。業績の回復にはもう少し時間がかかるかもしれませんが、中長期的なEVシフトの恩恵を享受できるポジションにいることは間違いありません。
資産価値に注目したバリュー投資を好む方や、将来のモビリティ革命に賭けたい方にとって、今の1,500円台という水準は、じっくりと検討する価値があるのではないでしょうか。私は、この「コア」な技術を持つ企業が再び市場で光を浴びる日を楽しみに待っています!


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