◯(1822)大豊建設 : 配当利回り4.44%の魅力 : PBR0.93倍の割安水準

銘柄紹介

はじめに

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

2026年の株式市場は、インフラの老朽化対策や環境対応といった「持続可能な社会基盤」への投資が改めて注目されています。そんな中、独自の技術力で存在感を放っているのが大豊建設(1822)です。派手な広告こそ少ないものの、土木分野、特に「潜水艦のような仕組み」で地下を掘り進む特殊工法においては、業界屈指の実力を持っています。今回は、配当利回りの高さと技術的な強みを併せ持つ同社の魅力について、深く掘り下げていきましょう。

1. 銘柄の基礎情報

大豊建設は、土木事業と建築事業を両輪とする中堅ゼネコンです。最大の特徴は、創業以来の強みである「ニューマチックケーソン工法」にあります。これは、作業空間に圧縮空気を送り込んで地下水の浸入を防ぎながら掘削する特殊な工法で、橋梁の基礎や都市部の地下構造物建設には欠かせない技術です。近年では、麻生グループとの資本業務提携を通じて経営基盤の強化を図っており、利益率の向上と株主還元に力を入れています。

直近の主要指標は以下の通りです(2026年5月12日時点)。

最低投資金額 : 76,600円(766円/株 ※安値基準)
PBR : 0.93倍
PER : 16.09倍
配当利回り : 4.44%
株主優待 : なし
(2026年5月12日時点)

2. ぽんぽん的な評価

〇 ぽんぽんは、買いたいぽん!

4.4%を超える高い配当利回りは、今の低金利環境ではかなり魅力的だぽん。PBRも1倍を割っていて、資産価値から見ても割安感があるぽん〜。株価が750円あたりまで調整する場面があれば、配当狙いでコツコツ拾っていきたい銘柄だぽん!

3. 評価の理由

[評価の注目ポイント]
特殊工法「ニューマチックケーソン」の圧倒的シェアと、4%超の高配当が魅力。インフラ老朽化対策の需要が追い風となり、収益性の改善が進んでいる点も高く評価できる。地味ながらも堅実な「技術者集団」だ。

A. 成長性 : ◎

大豊建設の成長を支えるのは、他社が容易に真似できない「特殊土木技術」です。現在、日本国内では高度経済成長期に作られた橋梁やトンネルの寿命が近づいており、更新需要が急増しています。特に都市部での難工事において、同社の得意とするケーソン工法は不可欠です。

また、建設業界全体で進む「脱炭素」の流れも、新たな商機となっています。例えば、以下のニュースにあるような低炭素技術の導入は、今後の受注競争力を左右する重要な要素です。

参考記事:低炭素コンクリート使用の鉄道用枕木の試作に成功、大成建設らが海外展開目指す(ITmedia BUILT)

この記事では大成建設の事例が紹介されていますが、大豊建設も同様に、環境配慮型の材料採用や施工時のCO2削減に取り組んでいます。2026年現在、売上高は拡大傾向にあり、不採算案件の厳選受注によって純利益率も改善しています。一過性のブームではなく、社会インフラを守るという「息の長い需要」を掴んでいる点が強みです。

B. 割安性 : 〇

指標面で見ると、PBR 0.93倍という水準は、同社の持つ技術資産や内部留保を考慮すると割安圏内にあると考えられます。東証が求める「PBR 1倍超え」に向けた意識も高まっており、今後さらなる株主還元策や利益率向上策が打ち出される期待があります。

特に注目すべきは4.44%という高い予想配当利回りです。1株あたり34円の配当予想となっており、インカムゲインを重視する投資家にとっては非常に魅力的な水準です。PERは16倍程度と、ゼネコンセクターの中では標準的ですが、収益性の復調を考えれば許容範囲内と言えるでしょう。

C. 安全性 : 〇

財務面も安定しています。自己資本比率は47.7%と、一般的に30%以上が目安とされる建設業界において、健全な水準を維持しています。有利子負債がやや増加する局面もありますが、これは将来の成長に向けた設備投資や資材確保のための前向きな動きと捉えることができます。

また、麻生グループとの提携により、資材調達や営業面でのシナジーが生まれていることも、独立系ゼネコンにはない安心感に繋がっています。EPS(1株当たり利益)も復調傾向にあり、配当の原資となる稼ぐ力もしっかりと戻ってきている印象です。


大豊建設のような「特定の技術に強い」企業は、景気の波に左右されにくい安定感があります。派手さはなくても、私たちの生活を足元から支える技術を持つ企業に投資するのは、長期投資の王道かもしれませんね。

同じ建設セクターで、割安感や配当利回りに注目している方は、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。

内部リンク:◯(1853)森組 : 配当利回り4.42%の安定感 : PBR0.70倍の割安水準

内部リンク:◯(1899)福田組 : PBR0.72倍の割安水準 : 配当利回り3.8%の安定感

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