はじめに
本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
ハッチ・ワークってどんな会社?
今回ご紹介するのは、東証グロース市場に上場しているハッチ・ワーク(証券コード:148A)です。ハッチ・ワークは「不動産テック」という分野で、ITの力を使って不動産ビジネスをより便利に、より効率的にするサービスを提供している企業なんです。
具体的には、月極駐車場をオンラインで検索・契約できる「アットパーキング」や、全国に展開する貸会議室「アットビジネスセンター」の運営、さらには企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援するSaaS(Software as a Service)事業などを手掛けています。不動産オーナー様から利用者様まで、幅広い方々の課題解決に貢献しているんですね。特に、月極駐車場のオンライン化は、従来の煩雑な手続きを大きく改善し、利用者の利便性向上とオーナーの運営効率化を両立させています。
直近の営業日における主要な指標は以下の通りです。
- 最低投資金額 : 220,300円(2,203円/株)
- PBR : 4.52倍
- PER : 15.49倍
- 配当利回り : 0.00%
- 株主優待 : なし
(2025年11月17日(月)時点)
ぽんぽん的な評価
〇 ぽんぽんは、買いたいぽん!もう一押し、株価が落ち着くのを待ちたいぽん〜!
評価の理由を深掘り!
[評価の注目ポイント] 不動産DXで社会課題解決!高収益で財務も安定、今後の成長に期待大ぽん!
A. 成長性:〇
ハッチ・ワークの成長性は、不動産テック市場の拡大とDX(デジタルトランスフォーメーション)需要の高まりという二つの大きな波に乗っている点が魅力です。同社が提供する月極駐車場や貸会議室のSaaSサービスは、不動産管理の効率化や利用者の利便性向上に直結しており、今後も需要が続くことが予想されます。特に、人手不足が深刻化する中で、ITを活用した業務効率化は多くの企業にとって喫緊の課題。ハッチ・ワークのサービスは、まさにその課題に応えるものです。
外部ニュースでも、AIが企業の働き方を根本的に変える可能性が示唆されています。Business Insiderの記事「Managers Managing Managers Is Out. Managers Managing AI Agents Is in.」では、AIエージェントが業務を担い、マネージャーがAIエージェントを管理するという新しい組織構造が生まれると報じられています。これは、AIが単なるツールではなく、まるで「デジタル従業員」のように扱われる時代が到来しつつあることを意味します。
ハッチ・ワークの事業は、まさにこのようなAIとDXが融合する未来と親和性が高いと言えるでしょう。例えば、アットパーキングの顧客対応やアットビジネスセンターの予約管理といった業務にAIエージェントが導入されれば、さらなる効率化と顧客体験の向上が期待できます。ハッチ・ワークが提供するSaaSソリューションは、企業がAIエージェントを導入し、より生産性の高い組織へと変革していく上で不可欠なインフラとなる可能性を秘めているのです。このような潮流を捉え、サービスをさらに進化させることができれば、持続的な成長が見込めるのではないでしょうか。
また、他のDX推進企業であるヒューマンテクノロジーズの勤怠管理システムや、サイボウズのkintoneのように、SaaSモデルは一度顧客を獲得すれば安定的な収益が見込めるため、今後の事業拡大にも期待が持てます。
B. 割安性:△
現在の株価指標を見ると、PERが15.49倍と比較的手頃な水準にある一方、PBRは4.52倍とやや高めに感じられます。これは、今後の成長期待が株価に織り込まれている可能性を示唆しているかもしれません。成長企業の場合、PBRが高くなる傾向はありますが、投資を検討する上では、その成長がPBRに見合うものなのかを慎重に見極める必要があります。
また、配当利回りが0.00%と、現状では株主還元が配当の形では行われていない点も考慮が必要です。株主優待もありませんので、インカムゲインを重視する投資家の方にとっては、少し物足りなく感じるかもしれませんね。しかし、これは成長のための再投資を優先しているとも考えられます。
C. 安全性:◎
財務の安全性については、非常に高い評価ができます。自己資本比率は32.0%と、一般的に望ましいとされる30%付近まで改善しており、財務基盤は安定していると言えるでしょう。有利子負債も減少傾向にあるとのことで、健全な経営がうかがえます。
さらに、ROE(自己資本利益率)は25.29%と非常に高く、効率的な経営ができていることを示しています。これは、株主から預かった資本をいかに効率的に利益に結びつけているかを示す指標で、一般的に8~10%以上が優良とされますから、ハッチ・ワークの収益性の高さは際立っています。EPS(1株当たり利益)も前年同期比で大きく伸びており、企業の稼ぐ力が着実に向上していることが分かります。


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