本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
はじめに
皆さん、こんにちは!今回は、日本のものづくりを根底から支える、知る人ぞ知る優良企業、昭和真空(6387)をご紹介します。半導体やディスプレイ、電子部品といった最先端技術の分野で欠かせない「真空技術」を強みとし、私たちの身の回りにある様々な製品の進化に貢献している会社なんですよ。
特に、PBR1倍割れの割安感、魅力的な高配当、そして驚くほど盤石な財務体質は、長期投資を考える上で見逃せないポイントです。今回は、そんな昭和真空の魅力に迫っていきましょう!
銘柄の基礎情報
昭和真空は、真空装置の製造・販売を主軸とする企業です。半導体製造装置、フラットパネルディスプレイ(FPD)製造装置、電子部品製造装置、光学部品製造装置など、多岐にわたる産業分野でその技術力が活かされています。特に、薄膜形成や表面処理といった精密なプロセスにおいて、高度な真空技術は不可欠であり、現代のハイテク産業の発展を陰で支える重要な役割を担っています。
直近の営業日における主要な指標は以下の通りです。
- 最低投資金額 : 142,300円(1,423円/株)
- PBR : 0.79倍
- PER : 15.39倍
- 配当利回り : 4.92%
- 株主優待 : なし
- 自己資本比率 : 75.0%
- 1株配当(会社予想) : 70.00円 (2026/03)
- EPS(会社予想) : 92.46 (2026/03)
- ROE(実績) : 4.88%
(2025年10月17日(金)時点)
ぽんぽん的な評価
◎ ぽんぽんは、強く買いたいぽん!
今すぐ買いたいぽん〜!高い技術力と盤石な財務、そして高配当は魅力的ぽん!
評価の理由
[評価の注目ポイント]: 真空技術でハイテク産業を支え、盤石な財務と高配当が魅力的な優良企業ぽん!
A. 成長性 : 〇
昭和真空の成長性は、半導体やFPD、電子部品といった先端技術産業の動向に大きく左右されます。近年、DX(デジタルトランスフォーメーション)の加速、AI(人工知能)の進化、IoT(モノのインターネット)の普及により、これらの分野での需要は世界的に高まっています。特に、半導体製造プロセスにおける真空技術は、チップの高性能化・微細化に不可欠であり、昭和真空の装置はそうした最先端のニーズに応え続けています。
過去数年の売上や利益を見ると、市場の変動に影響を受けつつも、着実に技術力を磨き、安定した事業基盤を築いてきたことが伺えます。例えば、2026年3月期の会社予想EPSが92.46円とされており、これは将来の利益成長への期待を示唆しています。半導体サイクルは波がありますが、長期的にはデータセンターの増強やEV(電気自動車)の普及など、半導体需要の拡大トレンドは続くでしょう。昭和真空は、そうした成長の波に乗り、技術革新を通じて持続的な成長を目指せるポテンシャルを秘めていると言えるでしょう。
B. 割安性 : ◎
昭和真空の割安性は、投資家にとって非常に魅力的なポイントです。まず、PBR(株価純資産倍率)が0.79倍と、1倍を大きく下回っています。これは、企業の純資産価値に対して株価が割安に評価されていることを示唆しており、市場が昭和真空の持つ真の価値をまだ十分に評価しきれていない可能性を秘めていると言えるでしょう。
さらに、PER(株価収益率)も15.39倍と、同業他社や市場平均と比較しても妥当な水準、あるいはやや割安感があると見受けられます。そして何より目を引くのが、配当利回り4.92%という高さです。これは、現在の株価で投資した場合、年間で得られる配当金が非常に大きいことを意味し、インカムゲインを重視する投資家にとっては大きな魅力となります。堅実な事業運営と安定した収益基盤があるからこそ、このような高い配当を維持できるのでしょう。PBR1倍割れで高配当という組み合わせは、まさに「お宝銘柄」と言えるかもしれませんね。
PBR1倍割れで財務が盤石な企業は他にもあります。例えば、◎(5210)日本山村硝子もPBR0.51倍で高配当、盤石な財務が魅力的な企業として注目されています。
C. 安全性 : ◎
企業の安定性を測る上で最も重要な指標の一つである自己資本比率において、昭和真空は75.0%という非常に高い水準を誇っています。一般的に、自己資本比率が40%を超えれば優良企業、50%を超えれば盤石な財務体質と評価されることが多い中で、75.0%という数字は驚異的と言えます。
この高い自己資本比率は、借入金などの他人資本に頼らず、自社の資金で事業を運営できている証拠であり、外部環境の変化や景気後退期においても、非常に強い耐性を持っていることを示しています。安定した経営基盤があるため、研究開発への投資や設備投資など、将来の成長に向けた戦略的な投資も安心して実行できるでしょう。これは、長期的な視点で企業価値の向上を期待できる、投資家にとって非常に心強い要素となります。まさに「盤石」という言葉がぴったりの財務健全性ですね。
昭和真空の技術が支える未来
昭和真空の真空技術は、私たちの想像以上に幅広い分野で活躍しています。例えば、スマートフォンやテレビに使われる有機ELディスプレイの製造には、極めて高い精度での薄膜形成技術が不可欠です。また、自動車のヘッドライトやカメラレンズに使われる光学部品の表面処理、さらにはIoTデバイスの小型化・高性能化を支える電子部品の製造にも、昭和真空の真空装置が貢献しています。
現在、世界中で注目されている最先端技術の一つに「量子コンピューティング」があります。量子コンピューティングのような革新的な技術の進化は、高性能な半導体や電子部品、特殊な材料の製造技術に支えられています。例えば、超伝導量子ビットの製造には極低温環境下での精密な薄膜形成が求められることがあり、そこには高度な真空技術が間接的に貢献する可能性を秘めていると言えるでしょう。
実際、量子コンピューティング分野ではRigetti Computingのような企業が注目を集めており、その株価は一時的に大きな変動を見せるなど、この分野への期待の高さが伺えます。(参照:Rigetti’s Quantum Stock Rollercoaster: RGTI Soars 5,000% Amid Quantum Computing Hype, Then Stumbles – What’s Next? – ts2.tech)。昭和真空の真空技術は、直接的に量子コンピューターを製造するわけではありませんが、未来の技術革新を支える基盤技術として、今後もその重要性は増していくことでしょう。見えないところで私たちの生活を豊かにする技術を支える、そんな魅力が昭和真空にはあります。
まとめ
昭和真空は、PBR1倍割れの割安感、4.92%という高水準の配当利回り、そして75.0%という驚異的な自己資本比率を誇る、非常に魅力的な企業です。半導体やFPDといった成長分野で不可欠な真空技術を提供し、日本のハイテク産業を根底から支えています。財務基盤が盤石であるため、外部環境の変化にも強く、長期的な視点で見ても安心して投資を検討できる銘柄の一つと言えるでしょう。
もちろん、投資にはリスクが伴いますので、ご自身の判断と責任において、さらに深く企業研究を進めてみてくださいね。昭和真空が、皆さんの投資ポートフォリオに新たな光を灯す存在となることを願っています!


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