◎(2815)アリアケジャパン : 高配当3.35%と盤石財務

銘柄紹介

はじめに

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

アリアケジャパン(2815)の基礎情報

今回ご紹介するのは、アリアケジャパン(証券コード:2815)です。アリアケジャパンは、鶏、豚、牛などの畜肉エキスや魚介エキス、野菜エキスといった「エキス調味料」の製造・販売を主力とする企業です。特に業務用市場において高いシェアを誇り、加工食品メーカーや外食産業に高品質な調味料を提供しています。私たちの食卓に並ぶ様々な食品の「おいしさ」を影で支えている、まさに「味のプロフェッショナル」と言えるでしょう。日本国内だけでなく、欧米やアジアにも拠点を持ち、グローバルに事業を展開している点も大きな特徴です。

直近の営業日における主要な指標は以下の通りです。

  • 最低投資金額 : 537,000円(5,370円/株)
  • PBR : 1.32倍
  • PER : 19.66倍
  • 配当利回り : 3.35%
  • 株主優待 : なし
  • (2025年11月14日(金)時点)

ぽんぽん的な評価

◎ ぽんぽんは、強く買いたいぽん!長期的な成長と安定した配当に魅力を感じるぽん〜!

評価の理由

[評価の注目ポイント]

世界に広がるエキス調味料で安定成長!高配当と盤石な財務も魅力的な優良企業ぽん!

アリアケジャパンの魅力を3つの観点から見ていきましょう。

A. 成長性 : ◎

アリアケジャパンの成長性は非常に安定しており、まさに「食のインフラ」を支える企業としての強みを感じさせます。過去数年の売上高は増加傾向にあり、それに伴いEPS(1株当たり利益)も着実に伸びています。これは、同社が世界中で展開するエキス調味料事業が、食の多様化や加工食品需要の増加といったトレンドをしっかりと捉えている証拠と言えるでしょう。特に、海外市場での展開が成長を牽引しており、各地域の食文化に合わせた製品開発や供給体制の強化が功を奏しています。フリーキャッシュフローも概ね改善傾向にあり、事業で生み出した現金を効率的に活用できていることが伺えます。安定した基盤の上に、着実な成長を続けている点は高く評価できるポイントです。

B. 割安性 : 〇

現在のPER(株価収益率)は19.66倍、PBR(株価純資産倍率)は1.32倍と、市場全体や同業他社と比較しても極端に割安という水準ではありません。しかし、注目すべきは配当利回りが3.35%と高水準である点です。安定した収益基盤を持つ企業がこれだけの配当を出しているのは、株主還元への意識の高さを示していると言えるでしょう。長期保有を考える投資家にとって、安定したインカムゲインは大きな魅力となります。単に数字上の割安感だけでなく、企業の質や配当政策を考慮すると、十分に投資妙味のある水準だと感じられます。

C. 安全性 : ◎

アリアケジャパンの財務健全性は、まさに「盤石」という言葉がぴったりです。自己資本比率は驚異の87.2%と非常に高く、一般的に優良とされる30%を大きく上回っています。これは、企業の経営基盤が極めて安定しており、外部からの借入に依存しない強固な財務体質を持っていることを意味します。また、有利子負債も前年同期比で減少傾向にあり、財務リスクが非常に低い状況です。EPSの変動も小さく、安定した収益力を背景に、不況時にも強い耐性を持つ企業だと考えられます。このような高い安全性は、長期的な視点で安心して投資できる大きな要因となるでしょう。
他の財務が盤石な銘柄としては、例えばラクト・ジャパン(2737)なども挙げられますね。

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