はじめに
本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
銘柄の基礎情報
今回ご紹介するのは、全国展開しているホームセンターチェーンとしておなじみのナフコです。ホームセンター事業を主軸に、家具やホームファッションを扱う店舗も展開しており、暮らしに密着した幅広い商品を提供しています。特に、郊外を中心に大型店舗を構え、DIY用品から園芸品、日用品、そしてデザイン性の高い家具まで、お客様のニーズに応える品揃えが特徴ですね。
直近の営業日における主要な指標は以下の通りです。
- 最低投資金額 : 196,600円(1,966円/株)
- PBR : 0.31倍
- PER : 38.35倍
- 配当利回り : 2.95%
- 株主優待 : なし
- (2025年12月2日(月)時点)
ぽんぽん的な評価
〇 ぽんぽんは、買いたいぽん!
超割安なPBRと盤石な財務基盤は魅力的だけど、収益性改善の兆しが見えるまで、もう少し様子を見たいぽん!
評価の理由
[評価の注目ポイント]
超割安なPBRと盤石な財務基盤は魅力的!でも収益性の悪化と成長鈍化は気になるぽん。
A. 成長性 : △
ナフコの成長性については、残念ながら直近のデータでは課題が見られます。提供された情報によると、収益性は悪化傾向にあり、純利益率や営業利益率は前年同期比で低下しています。また、EPS(1株当たり利益)も前年同期比で減少が目立ち、その振れ幅も大きいようです。ホームセンター業界全体は、巣ごもり需要が一巡したことや、物価高による消費者の節約志向の高まりなど、逆風も吹いています。ナフコが今後どのような成長戦略を描き、収益性の改善に繋げていくのか、注目していきたいところです。例えば、EC事業の強化や、プライベートブランド商品の開発、あるいは新たな顧客層の開拓など、具体的な施策が待たれますね。
B. 割安性 : ◎
割安性という観点では、ナフコは非常に魅力的な水準にあると言えるでしょう。PBR(株価純資産倍率)はなんと0.31倍と、1倍を大きく下回る超割安な水準です。これは、会社の純資産に対して株価が非常に低い評価を受けていることを示しており、いわゆる「解散価値」よりも低い価格で取引されている状況とも言えます。配当利回りも2.95%と、現在の低金利環境下では悪くない水準です。一方で、PER(株価収益率)は38.35倍とやや高めですが、これは直近の収益性の悪化が影響している可能性も考えられます。しかし、PBRの圧倒的な割安感は、長期的な視点で見れば魅力的に映るかもしれません。同様にPBRが割安な銘柄として、東部ネットワーク(9036)やゼビオHD(8281)なども参考になるかもしれません。
C. 安全性 : ◎
財務の安全性に関しては、ナフコは非常に優れた企業だと評価できます。自己資本比率は68.4%と、一般的に望ましいとされる30%を大きく上回る高水準を維持しており、盤石な財務基盤を築いていることが伺えます。有利子負債も概ね横ばいで推移しており、過度な借入に頼ることなく、安定した経営を続けている証拠と言えるでしょう。このような強固な財務体質は、たとえ経済環境が厳しくなったり、予期せぬ事態が発生したりしても、企業が安定して事業を継続していく上で非常に重要な要素となります。投資家にとっては、安心して見守れるポイントの一つですね。


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