〇(6961)エンプラス : ICテストソケットでAI需要を捉えろ!盤石な財務基盤に注目

銘柄紹介

はじめに

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

銘柄の基礎情報

今回ご紹介するのは、半導体関連の精密部品や光学部品を手掛けるエンプラス(6961)です。特に、半導体の性能を最終的に評価するためのICテストソケットでは、世界でも有数の技術力を誇っています。最先端の半導体チップの微細化・高集積化が進む中で、高い精度と信頼性が求められるこの分野で、同社は非常に重要な役割を担っています。また、LED照明用のレンズなど、高精度な樹脂成形技術を活かした光学部品も手掛けており、幅広い分野でその技術力が活かされています。

直近の営業日における主要な指標は以下の通りです。

  • 最低投資金額 : 967,000円(9,670円/株)
  • PBR : 1.48倍
  • PER : 20.71倍
  • 配当利回り : 0.94%
  • 株主優待 : なし

(2025年11月28日(金)時点)

ぽんぽん的な評価

〇 ぽんぽんは、買いたいぽん!少し調整を待ちたいぽん~!

評価の理由

評価の注目ポイント

半導体テストソケットの確かな技術力と盤石な財務基盤で、AI時代の半導体需要を捉える成長期待に注目ぽん!

A. 成長性:〇

エンプラスの成長性は、近年の半導体市場の活況、特にAIやHPC(高性能計算)向け半導体の需要拡大と密接に結びついています。同社が強みとするICテストソケットは、これらの高性能半導体の品質保証に不可欠な部品であり、半導体の微細化・高集積化が進むほど、より高度なテストソケットが求められます。この技術進化の恩恵を直接的に受けるポジションにあり、今後のデータ社会の進化とともにその重要性は増していくでしょう。実際、EPS(1株当たり利益)は増加傾向にあり、直近では年初来高値を更新するなど、市場からの期待の高さが伺えます。半導体サイクルに左右される側面はありますが、長期的な視点で見れば、堅調な成長が期待できるのではないでしょうか。半導体関連企業として、AI需要で半導体装置市場の成長に期待するなら、サムコのような企業も参考になるかもしれません。

B. 割安性:△

現在の株価指標を見ると、PER(株価収益率)は20.71倍、PBR(株価純資産倍率)は1.48倍となっています。これは、市場全体や同業他社と比較して、極端に割安とは言えない水準かもしれません。配当利回りも0.94%と、高配当を期待する投資家にとっては物足りなく感じる可能性があります。しかし、同社の持つ高い技術力と将来的な成長期待を考慮すれば、現在の株価は妥当な水準、あるいは成長への期待をある程度織り込んでいると見ることもできます。投資判断においては、現在の指標だけでなく、今後の事業展開や市場環境の変化を総合的に評価することが重要です。

C. 安全性:◎

エンプラスの財務安全性は非常に高く評価できます。自己資本比率は驚異の88.0%を誇り、これは一般的に望ましいとされる水準を大きく上回る、極めて盤石な財務基盤を示しています。有利子負債も概ね横ばいからやや減少傾向にあり、財務リスクは非常に低いと言えるでしょう。収益性に関しても、純利益率や営業利益率が改善傾向にあるなど、安定した経営状況が伺えます。このような強固な財務体質は、景気変動や市場の波に対しても高い耐性を持ち、長期的な視点での投資において大きな安心材料となるでしょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました