〇(3654)インターネットインフィニティー : 医療・介護ITで安定成長

銘柄紹介

はじめに

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

医療・介護分野を支えるITの力!インターネットインフィニティーの魅力とは?

今回ご紹介するのは、インターネットインフィニティー(東証グロース:3654)です。社名に「インターネット」とありますが、その事業の核は、日本の高齢化社会を支える医療・介護分野に特化したITサービスを提供している点にあります。

具体的には、医療・介護従事者向けの求人情報サイト「医療介護求人ドットコム」の運営や、人材紹介・派遣サービス、さらには医療機関や介護施設向けの業務支援システム開発などを手掛けています。超高齢社会へと進む日本において、医療・介護現場の人手不足は深刻な課題。インターネットインフィニティーは、ITの力でこの課題解決に貢献し、社会インフラを支える重要な役割を担っていると言えるでしょう。

直近の営業日における主要な指標は以下の通りです。

  • 最低投資金額 : 63,100円(631円/株)
  • PBR : (連)2.05倍
  • PER : (連)10.82倍
  • 配当利回り : 2.38%
  • 株主優待 : なし
  • (2025年11月18日(月)時点)

ぽんぽん的な評価

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評価の理由

[評価の注目ポイント]:医療・介護分野で安定成長!収益性・財務健全性も改善傾向で、将来が楽しみな企業ぽん!

A. 成長性 : ◎

インターネットインフィニティーの成長性は、非常に注目に値します。過去数年の売上高は各四半期において前年同期比で拡大が続いており、EPS(1株当たり利益)も安定した増加トレンドを描いています。これは、日本が抱える高齢化社会という構造的な課題に、ITサービスで真正面から向き合っている同社の事業モデルがしっかりと機能している証拠でしょう。

医療・介護分野の人材不足は今後も解消されにくいと予想されており、同社が提供する人材紹介・派遣サービスや、業務効率化を支援するシステムへの需要は、ますます高まっていくと考えられます。安定した社会ニーズを背景に、堅実な成長が期待できる点は、投資家にとって大きな魅力と言えるでしょう。

B. 割安性 : ○

現在の株価指標を見ると、PER(株価収益率)は(連)10.82倍、PBR(株価純資産倍率)は(連)2.05倍となっています。成長が続いているITサービス企業としては、これらの数値は比較的割安感がある水準だと感じます。特にPERが10倍台というのは、市場全体の評価と比べて控えめな印象を与えます。

また、配当利回りも2.38%と、現在の低金利環境下においては魅力的な水準です。成長性と配当の両方をバランス良く享受できる可能性を秘めている点で、割安性も評価できるポイントと言えるでしょう。

C. 安全性 : ○

財務の健全性も、投資を検討する上で重要な要素です。インターネットインフィニティーの自己資本比率は(連)38.1%と、一般的に望ましいとされる30%を上回る水準を維持しており、財務基盤は比較的安定していると言えます。有利子負債は前年同期比でやや増加傾向にあるものの、大幅なものではなく、事業拡大に伴う投資と見れば許容範囲でしょう。

さらに、ROE(自己資本利益率)は(連)16.80%と、一般的に優良とされる8~10%を大きく上回る高水準をマークしています。これは、自己資本を効率的に活用して利益を生み出す力が非常に高いことを示しており、経営の質が高いと評価できます。EPSも安定的に伸びており、収益性だけでなく、財務の安全性も兼ね備えていると言えるでしょう。

インターネットの安定性が事業の生命線

インターネットインフィニティーが提供する医療・介護分野のサービスは、その名の通り「インターネット」を基盤としています。求人サイトの運営、人材マッチング、業務支援システムの提供など、全てが安定したインターネット接続とインフラがあって初めて成り立ちます。

そんな中、2025年11月18日には、ウェブインフラ企業であるCloudflareの障害により、X(旧Twitter)を含むインターネットの一部が一時的に利用できなくなるというニュースがありました。これは、インターネットを基盤とするあらゆるビジネスにとって、インフラの安定性がどれほど重要かを改めて認識させる出来事でした。

参照元:Parts of the Internet, Including X / Twitter, Go Offline as Cloudflare Suffers Outage – IGN Nordic

インターネットインフィニティーのような企業にとって、このようなインフラ障害はサービスの停止、顧客への影響、ひいてはビジネス機会の損失に直結しかねません。幸い、Cloudflareの障害は迅速に復旧したようですが、これは同社が堅牢なシステム構築や複数のデータセンター利用、あるいはクラウドサービスの冗長化といったリスク分散策を講じているか、という視点を持つことの重要性を示唆しています。

医療・介護という社会インフラを支える事業である以上、サービスの安定稼働は絶対条件です。インターネットインフィニティーが、こうした外部環境の変化やリスクに対して、どのような対策を講じているのか、今後の情報開示にも注目していきたいところです。

インターネットインフィニティーは、医療・介護分野という成長市場で、ITを駆使して社会課題解決に貢献している企業です。その成長性、収益性、財務健全性はいずれも高く評価できます。今後も、高齢化社会の進展とともに、その存在感を増していく可能性を秘めていると言えるでしょう。

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