はじめに
本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
さて、本日ご紹介するのは、その名の通りサービス提供の「最後の1マイル」を握る企業、ラストワンマイル(9252)です。引越しや転居という人生の節目において、電気、ガス、インターネットといった生活インフラの開始手続きを一括で代行する「ラストワンマイルプラットフォーム」を展開しています。BtoBtoCのモデルで、不動産会社などと提携し、顧客接点を効率的に確保している点が最大の特徴です。
それでは、2026年5月13日時点の主要な指標をチェックしてみましょう。
最低投資金額 : 385,500円(3,855円/株)
PBR : 2.05倍
PER : 9.25倍
配当利回り : 0.78%
(2026年5月13日時点)
ぽんぽん的な評価
〇 ぽんぽんは、買いたいぽん!
PERが10倍を切っていて、成長企業の割にはかなり割安に放置されている印象だぽん。ただ、直近の安値である3,750円あたりまでもう少し引きつけてから拾いたいぽん〜!
評価の理由
[評価の注目ポイント]
引越しプラットフォームとしての地位を確立し、売上高は拡大傾向にあります。収益性の振れは大きいものの、ROE17.5%と稼ぐ力は健在。PER9倍台という指標は、成長期待に対して過小評価されている可能性があるぽん!
A. 成長性 : ◎
売上高は前年同期比で拡大が続いており、成長の勢いは止まっていません。1株利益(EPS)も増加傾向にあり、四半期ごとの波はあるものの、中長期的な成長シナリオは崩れていないと見ています。特に新生活に関連する付加価値サービスの拡充が、今後の成長を加速させる鍵になりそうです。
B. 割安性 : 〇
PER(会社予想)が9.25倍というのは、同業種やグロース市場の平均と比較してもかなり割安な水準です。PBRは2.05倍と標準的ですが、ROEが17.50%と高いため、効率よく資本を運用できている証拠です。配当利回りは0.78%と控えめですが、今は配当よりも事業拡大への再投資を優先すべきフェーズと言えるでしょう。
C. 安全性 : 〇
自己資本比率は38.9%と、目安とされる30%をしっかりと上回っています。有利子負債は増加傾向にありますが、これは事業拡大のための攻めの姿勢の表れ。EPSの伸びが伴っているため、現時点での財務リスクは限定的であると判断しています。
「最後の一押し」を制する者が市場を制す
社名にもなっている「ラストワンマイル」という言葉は、物流や通信の世界で「顧客に届く最後の区間」を指します。この区間は最もコストがかかり、かつ最も付加価値が生まれる場所でもあります。同社はこの「最後の接点」を、引越し時のインフラ手続き代行という形で独占的に押さえているのが強みです。
ところで、アメリカでは今、ある「スピードの祭典」が空前の盛り上がりを見せています。こちらのニュースをご覧ください。
外部ニュース引用:
Indianapolis 500 Is Sold Out For Second Straight Year – Yahoo Sports
この記事によると、2026年の「インディ500」は2年連続で指定席が完売したそうです。世界最大級の観客動員数を誇るこのレースは、35万人もの人々が時速380キロを超えるスピードの世界に熱狂します。インディカー・シリーズの社長は「ファンからの期待はかつてないほど高まっている」とコメントしています。
このニュースを日本語で要約すると、「伝統あるレース『インディ500』が圧倒的な人気を保ち続けており、スピードと競争、そしてファンとの強固な絆が巨大な経済効果を生んでいる」ということです。
ラストワンマイル社のビジネスも、ある意味でこのレースに似ています。引越しという限られた時間(スピード)の中で、いかに早く、正確に顧客のニーズを捉え、サービスを完結させるか。インディ500が「最後の一周」で勝負が決まるように、同社も「最後の一歩」で顧客の信頼を勝ち取り、収益を上げているのです。35万人の観客を熱狂させるレースのような派手さはありませんが、日本のインフラ取次市場という「サーキット」において、着実にシェアを広げている姿は重なるものがあります。
今後の展望とリスク
ラストワンマイルの今後の課題は、収益性の安定化です。現在は売上を優先して拡大していますが、純利益率の低下が見られる点は注意が必要です。しかし、一度獲得した顧客基盤を元にストック型の収益モデル(継続的な手数料収入など)をどこまで積み上げられるかが、株価のステージを変える大きなポイントになるでしょう。
物流業界全体に目を向けると、同じく「ラストワンマイル」の課題に直面している大手企業の動向も気になるところです。例えば、以下の記事で紹介されている企業は、物流のDX化において非常に重要な役割を担っています。
内部リンクのご紹介:
◯(9147)NIPPON EXPRESSホールディングス : PBR1.23倍:成長性
NIPPON EXPRESSホールディングスのような物流の巨人がインフラを支える一方で、ラストワンマイル(9252)は「情報のラストワンマイル」を埋める存在として、独自のポジションを築いています。現在の株価水準は、将来の成長性を考えると面白い位置にいるのではないでしょうか。
投資の際は、四半期ごとの利益率の推移をしっかりウォッチしつつ、スピード感のある事業展開に期待したいですね!


コメント