〇(9832)オートバックスセブン : PBR0.88倍の割安感:B2B新事業で収益多角化

銘柄紹介

注意事項

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

1. 銘柄の基礎情報

オートバックスセブン(9832)は、日本最大手のカー用品チェーン「オートバックス」を展開する企業です。国内のモータリゼーションを支えてきた老舗であり、カー用品の販売だけでなく、車検・整備、中古車買取・販売、そしてモータースポーツブランド「ARTA」を通じたブランディングなど、クルマに関するトータルサービスを提供しています。

近年では、従来の「モノを売る」ビジネスから、メンテナンス受託やDX(デジタルトランスフォーメーション)を活用した「コト消費・サービス」への転換を急ピッチで進めています。2026年に入り、新たな店舗展開やオンライン戦略、さらには事業者向けのプラットフォーム提供など、多角的な攻めの姿勢が目立っています。

最低投資金額 : 165,000円(1,650円/株)
PBR : 0.88倍
PER : 13.52倍
配当利回り : 3.64%
株主優待 : オートバックスグループ各店舗で利用可能な「ギフトカード」(保有株数・期間に応じて進呈)
(2026年4月9日(木)時点)

2. ぽんぽん的な評価

〇 ぽんぽんは、買いたいぽん!

1,550円から1,600円くらいの押し目があったら、ぜひ拾っておきたいぽん〜!配当も安定しているし、優待のギフトカードは車検やオイル交換に使えるから、ドライバーにはたまらない魅力だぽん!

3. 評価の理由

[評価の注目ポイント]
国内店舗網の盤石さに加え、B2B向けのタイヤ保管プラットフォーム「TireLoop」や、熱狂的ファンを持つ「ARTA」ブランドのEC展開など、収益源の多角化とデジタル化が進んでいる点が魅力です。

A. 成長性 : 〇
国内の自動車保有台数が頭打ちとなる中、1台あたりのメンテナンス頻度を高める戦略が功を奏しています。特に注目したいのが、2026年4月2日に発表された事業者向けタイヤ保管プラットフォーム「TireLoop(タイヤループ)」の提供開始です。
(参照:オートバックスセブン タイヤ保管プラットフォームを提供
これは、ディーラーや整備工場が抱える「顧客のタイヤ保管スペース不足」という課題を解決するB2Bビジネスです。自社のインフラを他社に開放してストック型の収益を得るモデルは、従来の小売業の枠を超えた新しい成長エンジンとして期待できます。また、秋田県能代市への新規出店など、地域密着のドミナント戦略も着実に継続されています。

B. 割安性 : 〇
PBRは1倍を割り込んでおり、解散価値を下回る水準で放置されているといえます。PERも13倍台と、東証プライム市場の平均と比較しても割高感はありません。配当利回りは3.5%を超えており、株主優待を含めた総合利回りは非常に高く、インカムゲインを重視する投資家にとって魅力的な水準です。似たような整備網を持つ銘柄として、◯(5870)ナルネットコミュニケーションズなども比較対象になりますが、オートバックスのブランド力と規模感は圧倒的です。

C. 安全性 : ◎
自己資本比率は60%を超えており、財務基盤は非常に強固です。カー用品という生活に密着した商品を扱っているため、景気変動の影響を比較的受けにくいディフェンシブな側面も持ち合わせています。また、全国に広がる店舗網という実店舗資産を持っている強みは、ネット通販には真似できない「リアルな接点」としての価値を維持し続けています。

[まとめ]
オートバックスセブンは、単なる「カー用品店」から「クルマのプラットフォーマー」へと進化しています。2026年4月には、レーシングブランド「ARTA」の公式オンラインショップを開設するなど、ファン層の囲い込みにも余念がありません。資産価値の割安さと、安定した還元、そして新しいサービスへの挑戦を兼ね備えた、バランスの良い銘柄と言えるでしょう。

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