◎(4977)新田ゼラチン : ROE16%超の収益力:PER7倍台の割安感

銘柄紹介

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

1. 銘柄の基礎情報

新田ゼラチン(4977)は、ゼラチンおよびコラーゲンペプチドの国内最大手メーカーです。同社の製品は、グミやデザートなどの食品用途から、医薬品のカプセル、さらには写真フィルムや接着剤といった工業用まで、私たちの生活のあらゆる場面で活用されています。近年では、美容や健康維持に欠かせない「コラーゲンペプチド」の研究開発に注力しており、高付加価値なバイオ素材メーカーとしての側面を強めています。

直近の指標(2026年3月19日時点)は以下の通りです。

最低投資金額 : 129,000円(1,290円/株)
PBR : 1.00倍
PER : 7.56倍
配当利回り : 2.33%
株主優待 : 100株以上を継続保有する株主に対し、自社製品(コラーゲン商品等)やクオカードを贈呈
(2026年3月19日時点)

2. ぽんぽん的な評価

◎ ぽんぽんは、強く買いたいぽん!

今すぐ買いたいぽん〜!ROEが16%を超えているのに、PERが7倍台で放置されているのは、お宝株の予感がするぽん!1,300円近辺なら、積極的に拾っておきたい水準だぽん〜!

3. 評価の理由

[評価の注目ポイント]
ROE16.25%という高い資本効率を誇りながら、PER7.56倍という極めて割安な水準にあります。収益性の改善と財務の健全化が同時に進んでおり、市場の再評価(リレイティング)が期待できる一株だぽん!

A. 成長性 : ◎
収益性は明確な改善傾向にあります。営業利益率と純利益率が前年同期比で向上しており、特に高付加価値なヘルスケア向けコラーゲンペプチドの需要が世界的に伸びている点が追い風です。EPS(1株当たり利益)も増加基調にあり、稼ぐ力が着実に強化されています。

B. 割安性 : ◎
PBR1.00倍、PER7.56倍という指標は、現在の高い収益性(ROE16.25%)を考えると非常に割安と言えます。通常、これだけのROEを維持できる企業はPER15倍〜20倍程度で評価されても不思議ではありません。配当利回りも2.33%と安定しており、下値不安の少ない水準です。

C. 安全性 : 〇
自己資本比率は51.2%と、目安とされる30%を大きく上回っており、安定感があります。有利子負債も減少傾向にあり、攻めの投資を行いながらも財務の引き締めをしっかり行っている印象を受けます。バランスの取れた経営状態と言えるでしょう。

4. 注目トピック:タンパク質摂取の重要性とコラーゲンの役割

最近の健康トレンドにおいて、注目されているのが「タンパク質(プロテイン)」の質と摂取方法です。海外メディアのBusiness Insider(2026年3月21日付)では、管理栄養士が20ポンド(約9kg)の減量に成功した「PPPルール(Protein, Produce, Portion)」について報じています。

[ニュース要約]
この記事では、健康的な減量と体型維持のために「タンパク質(Protein)」「野菜などの農産物(Produce)」「適切な分量(Portion)」の3つを組み合わせる重要性を説いています。特にタンパク質は、満腹感を持続させ、筋肉量を維持するために不可欠な要素として紹介されています。
参考記事:A dietitian lost 20 pounds while enjoying her favorite foods by following her simple ‘PPP’ rule – Business Insider

この「タンパク質重視」の流れは、新田ゼラチンにとって強力な追い風となります。なぜなら、ゼラチンやコラーゲンはまさに純度の高いタンパク質そのものだからです。特に同社が注力するコラーゲンペプチドは、体内に吸収されやすい形に分解されており、美容目的だけでなく、高齢者のフレイル(虚弱)予防やアスリートの関節ケアなど、幅広い健康ニーズに応えるポテンシャルを持っています。

単なる食品の「つなぎ」としてのゼラチンから、健康寿命を延ばすための「機能性素材」としてのコラーゲンへ。このシフトが世界規模で進む中、同社の技術力はさらに高く評価される可能性があります。こうしたバイオ技術の側面については、以下の過去記事で紹介したフジッコの事例にも通じるものがあります。

内部リンク:◯(29080)フジッコ : 鉄壁財務とPBR0.6倍台:隠れたバイオ技術の可能性

5. まとめ

新田ゼラチンは、伝統的なゼラチン製造で培った技術をベースに、成長著しいヘルスケア市場で存在感を高めています。現在の株価指標は、その高い収益性と将来性を十分に反映しているとは言い難く、まさに「知る人ぞ知る優良バリュー株」といった趣です。

2026年という現在の視点で見れば、インフレ下で「実力のある資産背景を持つ企業」や「キャッシュを稼ぐ力(ROE)が高い企業」への資金シフトが続いています。PBR1倍という解散価値水準で、かつ利益成長が見込める同社は、長期的な資産形成を考える上で非常に興味深い選択肢の一つと言えるのではないでしょうか。

投資の際は、世界的な原料価格の動向や為替の影響に注意しつつ、同社の「稼ぐ力」の持続性に注目していきたいですね。

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