◯(35010)SUMINOE : PBR0.55倍の割安放置と3.21%配当利回り

銘柄紹介

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

1. 銘柄の基礎情報

今回ご紹介するのは、創業140年を超える老舗中の老舗、住江織物(SUMINOE)です。皆さんは「国会議事堂の赤い絨毯」をご存知でしょうか?実は、あの絨毯を手掛けているのがこの住江織物なんです。同社はインテリア事業(カーペット、カーテンなど)を柱に、自動車の内装材(シートやフロアマット)、さらには消臭機能を持つ「トリプルフレッシュ」などの機能資材事業を展開しています。

特に自動車内装材においては、国内外の主要メーカーに採用されており、世界的な自動車生産の回復が同社の業績を左右する大きな鍵となっています。伝統を守りつつも、環境に配慮したリサイクル素材の開発など、次世代の「空間づくり」に挑んでいる企業です。

直近の主要指標(2026年3月13日時点)は以下の通りです。

最低投資金額 : 133,900円(1,339円/株)
PBR : 0.55倍
PER : 11.83倍
配当利回り : 3.21%
株主優待 : 100株以上で自社製品(消臭関連など)やカタログギフト(継続保有条件あり)
(2026年3月13日(金)時点)

2. ぽんぽん的な評価

〇 ぽんぽんは、買いたいぽん!

PBR0.55倍という圧倒的な割安放置は、お宝探しの気分だぽん〜!配当も3%を超えていて、持っているだけでお小遣いがもらえる感覚は嬉しいぽん。ただ、収益性が少し不安定なのが気になるから、1,250円くらいまで少し調整するのを待ちたいぽん〜!

3. 評価の理由

[評価の注目ポイント]
解散価値を大きく下回るPBR0.55倍の是正期待と、3%超の配当利回りが魅力です。自動車生産の回復と、高付加価値なインテリア製品の拡大が利益を押し上げられるかが今後の焦点となります。

A. 成長性 : △

過去数年の売上高は横ばいから微増傾向にありますが、原材料価格やエネルギーコストの上昇が利益を圧迫する場面が見られます。直近の収益性も、営業利益率や純利益率が低下しており、手放しで「成長中」とは言い難い状況です。しかし、2026年5月期の1株利益(EPS)予想は113.17円と、底堅さを見せています。今後、環境配慮型素材などの高機能製品がどれだけ利益率を改善できるかが、成長の分岐点になるでしょう。

B. 割安性 : ◎

文句なしの割安水準です。PBR0.55倍というのは、会社が持っている資産価値に対して株価が半分近くで評価されていることを意味します。東証が求める「PBR1倍割れ改善」のプレッシャーもあり、今後の株主還元策の強化や自社株買いなどの施策が期待される水準です。また、配当利回りも3.21%と高く、銀行に預けておくよりも遥かに効率的と言えるかもしれません。

ここで、興味深いニュースを一つご紹介します。アメリカでは現在、預金証書(CD)の利率が非常に高くなっています。
CD Rates Today: March 13, 2026 – Earn As Much As 4.94% – Forbes
この記事によると、2026年3月現在、米国のCD利率は最大で4.94%に達しています。これは非常に高い利回りですが、あくまで米ドルの話です。日本国内で円資産を運用する場合、住江織物のような3.21%の配当利回りに加え、将来的な株価の上昇(キャピタルゲイン)を狙える銘柄は、インフレ対策としても有力な選択肢になり得ます。

同じインテリア業界で、より財務が盤石な銘柄と比較したい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
◯(7989)立川ブラインド工業 : 配当4.6%超と自己資本80%超の安心感

C. 安全性 : 〇

自己資本比率は32.8%となっており、製造業としては標準的な水準です。一般的に30%を超えていれば一定の安心感があると言われます。有利子負債が足元で増加傾向にある点は注意が必要ですが、BPS(1株当たり純資産)が2,418.14円と、現在の株価(1,300円台)を大きく上回っているため、資産面での裏付けは非常に強力です。倒産リスクを過度に心配するレベルではなく、老舗企業らしい粘り強さが感じられます。

住江織物は、派手さこそありませんが、私たちの生活の足元(絨毯)や移動(自動車内装)を支える「縁の下の力持ち」的な企業です。資産価値の高さに注目しつつ、中長期的な視点でじっくりと向き合いたい銘柄だと言えるでしょう。

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