◯(6375)AIRMAN : インフラ需要と高配当、盤石財務

銘柄紹介

はじめに

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

銘柄の基礎情報

今回ご紹介するのは、建設機械の分野で確固たる地位を築いている株式会社AIRMAN(6375)です。

AIRMANは、主に建設・土木工事現場で使われる空気圧縮機(コンプレッサー)エンジン発電機、そして高所作業車などの開発・製造・販売を手掛けています。皆さんが街中で見かける工事現場で、大きな音を立てて動いている機械の中に、AIRMANの製品が使われていることも少なくありません。

同社の製品は、高い技術力と信頼性で知られ、国内のインフラ整備や再開発、災害復旧といった重要な場面で活躍しています。また、環境負荷低減にも力を入れており、低騒音・低排出ガス・省エネ型の製品開発にも積極的に取り組んでいます。目立たないかもしれませんが、社会の基盤を支える「縁の下の力持ち」のような存在と言えるでしょう。

直近の営業日における主要な指標は以下の通りです。

  • 最低投資金額 : 196,700円(1,967円/株)
  • PBR : 1.31倍
  • PER : 11.11倍
  • 配当利回り : 3.05%
  • 株主優待 : なし
  • (2025年10月3日(金)時点)

ぽんぽん的な評価

〇 ぽんぽんは、買いたいぽん!財務の健全性と安定した事業基盤は魅力的だけど、もう少し調整があれば嬉しいぽん〜!

評価の理由

[評価の注目ポイント]

建設機械のニッチトップ企業として安定した収益基盤と高配当、健全な財務が魅力ぽん!インフラ需要も堅調ぽん!

A. 成長性 : 〇

AIRMANの成長性は、国内のインフラ投資や建設需要、そして海外市場の動向に大きく左右されます。国内では、老朽化したインフラの更新需要や、都市再開発、災害復旧工事などが今後も継続的に見込まれるため、同社の製品に対する安定した需要が期待できます。特に、同社が強みとする空気圧縮機や発電機は、あらゆる建設現場で必須の設備であり、その需要は底堅いと言えるでしょう。

また、環境規制の強化は、同社にとって新たな成長機会でもあります。低騒音・低排出ガス・省エネ型の製品開発に注力することで、市場での競争優位性を確立し、持続的な成長を目指しています。現在の配当金(会社予想60円)も、安定した事業基盤を背景に、株主還元への意識の高さがうかがえます。

B. 割安性 : 〇

現在のPERは11.11倍、PBRは1.31倍と、市場全体や同業他社と比較しても、比較的割安感のある水準にあります。特に、配当利回りが3.05%と魅力的な水準にある点は注目に値します。安定した事業基盤を持つ企業からの高配当は、インカムゲインを重視する投資家にとって大きな魅力となるでしょう。

PBRは1倍を超えていますが、ROE(実績)が12.29%と、資本を効率的に活用して利益を生み出す力が高いことも示唆しています。PBR1倍割れの銘柄も注目されますが、例えば加藤製作所のような企業と比較しても、AIRMANの財務の安定性と事業の堅実さは魅力的に映りますね。

C. 安全性 : ◎

AIRMANの財務健全性は非常に高く、自己資本比率(実績)は63.7%にも達しています。これは、企業の財政状態が非常に安定しており、外部からの借入に過度に依存していないことを示します。高い自己資本比率は、景気変動や予期せぬ事態にも耐えうる強固な財務体質を意味し、長期的な視点での投資において重要な安心材料となります。

堅実な事業運営と盤石な財務基盤は、同社が安定して事業を継続し、株主価値を向上させていく上での大きな強みと言えるでしょう。

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