◯(79840)コクヨ : 自己資本比率71.8%の盤石財務:新学習スタイル「ちょこ勉」に注目

銘柄紹介

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

はじめに

今回は、私たちの日常生活に深く根ざした製品を数多く手掛けるコクヨ(7984)をご紹介します。ノートやファイルといった文具から、オフィス家具、さらには空間デザインまで、幅広い事業を展開し、私たちの「働く」や「学ぶ」を支え続けている企業ですね。長年にわたり培われたブランド力と、時代の変化に対応しようとする姿勢が魅力の会社です。

銘柄の基礎情報

コクヨは、主に文具事業家具事業、そして通販・小売事業の3つのセグメントで事業を展開しています。特に「キャンパスノート」は、多くの人が一度は手にしたことがあるのではないでしょうか。オフィス環境の変化や学習スタイルの多様化に対応するため、常に新しい価値の提供を目指しています。

直近の営業日における主要な指標は以下の通りです。

  • 最低投資金額 : 96,160円(961.6円/株)
  • PBR : 1.67倍
  • PER : 21.03倍
  • 配当利回り : 2.39%
  • 株主優待 : なし
  • 自己資本比率 : 71.8%

(2026年2月10日(月)時点)

ぽんぽん的な評価

〇 ぽんぽんは、買いたいぽん!もう少し様子を見て、良いタイミングを待ちたいぽん!

評価の理由

[評価の注目ポイント]

長年のブランド力と盤石な財務基盤は安心材料だけど、収益性の伸び悩みと割安感には少し物足りないぽん!

A. 成長性 : △

コクヨの成長性を見ると、過去数年の売上や利益は比較的安定していますが、爆発的な伸びというよりは堅実な推移といった印象です。直近では純利益率や営業利益率がやや低下傾向にある点は少し気になりますね。しかし、後述する「ちょこ勉」のような新しい学習スタイルに合わせた製品開発や、オフィスDXへの対応など、市場の変化を捉えようとする積極的な姿勢は評価できます。新たな需要をどれだけ取り込めるかが、今後の成長の鍵を握るでしょう。

B. 割安性 : △

現在のPER21.03倍、PBR1.67倍という指標は、同業他社や市場全体と比較しても、特別に割安感があるとは言えない水準です。配当利回り2.39%は悪くない数字ですが、株主優待制度がないため、総合的な株主還元という点では、もう少し魅力を感じる投資家もいるかもしれません。PBRが1倍を超えていることから、市場はコクヨの将来性やブランド価値を一定程度評価していると言えそうです。

C. 安全性 : ◎

財務の安全性に関しては、文句なしの◎評価です。自己資本比率は71.8%と非常に高く、これは企業の財務基盤が極めて盤石であることを示しています。有利子負債も減少傾向にあり、外部環境の変化に強い安定した経営が期待できます。EPSも大きな変動がなく安定しており、安心して長期的に保有できる企業の一つと言えるでしょう。このような盤石な財務は、今後の事業投資やM&Aなど、成長戦略を実行する上での大きな強みとなります。

コクヨの深掘り:現代の学習スタイルに寄り添う「ちょこ勉」とブランド戦略

コクヨは長年、「キャンパスノート」に代表される高品質な文具で私たちの学習を支えてきました。しかし、現代の学習環境は大きく変化しています。デジタルデバイスの普及、オンライン学習の浸透、そして何よりも「スキマ時間」を有効活用する学習スタイルの広がりです。コクヨはこうした変化に対応するため、単なる「ノートブランド」から「まなびかた」ブランドへと刷新し、新たな製品群を投入しています。

特に注目したいのが、2026年2月1日に発売された「ちょこ勉」シリーズです。これは、カフェや電車の中、自宅のリビングなど、ちょっとしたスキマ時間にサッと取り出して勉強できることをコンセプトにした文具アイテム群です。例えば、片手で持てるコンパクトなノートや、立てて使えるノートカバー、筆記具とノートを一緒に持ち運べるケースなどがラインナップされています。このシリーズは、現代人のライフスタイルに寄り添い、学習のハードルを下げることを目指しています。

この取り組みは、単に新しい文具を出すだけでなく、コクヨが顧客のニーズを深く理解し、それに応えようとする企業姿勢の表れと言えるでしょう。デジタル化が進む現代においても、手書きによる学習の重要性や、アナログ文具ならではの使いやすさは依然として高く評価されています。コクヨは、そうしたアナログの価値を再定義し、新しい学習体験を提供することで、市場での存在感を維持・拡大しようとしているのです。このニュースは以下の記事で詳しく紹介されています。

コクヨ キャンパス、スキマ時間の勉強が捗る「ちょこ勉」新アイテム – Impress Watch

このような製品開発は、コクヨの収益性にも良い影響を与える可能性があります。新しい価値提案は、既存の文具市場だけでなく、これまで文具をあまり使わなかった層にもアプローチできるため、新たな顧客層の開拓に繋がるかもしれません。また、オフィス家具や空間デザイン事業においても、多様化する働き方に対応したソリューションを提供しており、企業全体の成長を牽引する要素となっています。例えば、オフィス環境のDXを推進する企業にとって、コクヨの製品やサービスは重要な選択肢となるでしょう。オフィスDXの重要性については、以前ご紹介したケイティケイの記事も参考になるかもしれません。

コクヨの強みは、長年の歴史で培われたブランド力と、常に顧客の視点に立って製品を開発する姿勢にあります。これからも、私たちの「働く」や「学ぶ」の環境をより豊かにしてくれる製品やサービスに期待したいですね。

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