本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
はじめに
今回ご紹介するのは、東証スタンダード市場に上場している日和産業(証券コード:9944)です。日和産業は、非鉄金属の専門商社として長年の歴史を持ち、銅、アルミニウム、ステンレスなどの非鉄金属材料の販売、加工、リサイクルを手掛けています。私たちの身の回りにある様々な製品の素材となる非鉄金属は、産業の発展に欠かせない重要な役割を担っており、日和産業はそのサプライチェーンを支える存在と言えるでしょう。
直近の営業日における主要な指標は以下の通りです。
- 最低投資金額 : 36,700円(367円/株)
- PBR : 0.35倍
- PER : 22.16倍
- 配当利回り : 1.63%
- 株主優待 : なし
(2026年2月6日(木)時点)
ぽんぽん的な評価
〇 ぽんぽんは、買いたいぽん!今すぐ買いたいぽん〜!
評価の理由
[評価の注目ポイント] PBR0.35倍という超割安な株価と、自己資本比率61.4%の盤石財務が魅力ぽん!収益改善と非鉄金属市場の動向に注目だぽん!
A. 成長性 : ○
日和産業の収益性は、近年改善傾向にあるようです。営業利益率と純利益率は前年同期比で改善しており、直近も上向きの勢いが見られます。しかし、ROE(自己資本利益率)やROA(総資産利益率)は、一般的に望ましいとされる水準にはまだ届いておらず、収益性にはまだ改善の余地があると言えるでしょう。これは、非鉄金属商社という事業特性上、景気変動や市況の影響を受けやすい側面も関係しているかもしれません。
しかし、非鉄金属業界全体を見渡すと、新たな資源開発の動きが活発化しており、日和産業のような専門商社にとっても将来的な事業機会となり得る可能性があります。例えば、2026年2月7日付のThe New York Timesの報道によると、日本が海底鉱物採掘のテストで、水深6,000メートルの海底からレアアースを豊富に含む泥の採掘に成功したと報じられています。(参照:Japan Ocean-Mining Test Successfully Hauls Up Potentially Valuable Mud – The New York Times)
このニュースは、日本の資源戦略において非常に重要な意味を持ちます。現在、電気自動車(EV)やスマートフォン、軍事機器などに不可欠なレアアースの供給は中国が大部分を占めており、これは日本にとって経済的な脆弱性となっていました。もし、日本国内で新たなレアアース供給源が確立されれば、その調達、加工、流通において、日和産業のような非鉄金属の専門知識を持つ商社の役割はさらに重要になるでしょう。新たな資源の発見と商業化はまだ道のりがありますが、中長期的に見れば、日和産業が関わる非鉄金属市場に大きな変革をもたらす可能性を秘めていると言えます。このような将来性を見据え、日和産業がどのように事業戦略を展開していくのか、注目していきたいところです。
B. 割安性 : ◎
日和産業の株価は、現在のところ非常に割安感があると感じます。特に注目すべきは、PBR(株価純資産倍率)が0.35倍という点です。これは、企業の純資産価値に対して株価が非常に低い水準にあることを示しており、市場が日和産業の持つ資産価値を十分に評価していない可能性を示唆しています。一般的にPBRが1倍を下回る企業は割安と判断されることが多く、0.35倍という水準は、同業他社と比較しても際立って低いと言えるでしょう。
また、PER(株価収益率)は22.16倍となっており、現在の利益水準から見ると極端に割高というわけではありません。配当利回りは1.63%と、特段高い水準ではありませんが、安定した配当を継続している点は評価できます。このような財務状況と株価指標を総合的に見ると、日和産業は市場から過小評価されている可能性があり、将来的な株価の見直しが期待できる銘柄の一つと言えるかもしれません。PBRの低さという点では、サンエー化研(証券コード:4234)や北越メタル(証券コード:5446)なども同様に注目されることがありますね。
C. 安全性 : ◎
日和産業の財務状況は非常に安定しており、高い安全性を誇っていると言えるでしょう。自己資本比率は61.4%と、一般的に望ましいとされる30%を大きく上回る水準を維持しています。これは、企業の財務体質が非常に健全であり、外部からの借入に頼りすぎずに事業を運営している証拠です。財務余力が厚いため、景気変動や予期せぬ事態にも耐えうる強固な基盤を持っていると判断できます。
また、有利子負債は横ばいで推移しており、過度な借入に依存するリスクも低いと考えられます。EPS(1株当たり利益)は前年同期比で増加傾向にあり、そのばらつきもやや落ち着いてきていることから、利益の安定性も向上していることが伺えます。このような盤石な財務基盤は、長期的な視点で投資を考える上で非常に重要な要素であり、日和産業の大きな魅力の一つと言えるでしょう。


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