◯(62470)日阪製作所 : PBR0.68倍割安と3.53%高配当:自己資本比率72.1%と収益改善に注目

銘柄紹介

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

はじめに

今回ご紹介するのは、産業機械メーカーとして幅広い分野で活躍する日阪製作所(証券コード:6203)です。大阪に本社を構え、熱交換器、染色仕上機械、食品加工機械、医薬プラントといった多岐にわたる事業を展開しています。特に、省エネルギーや環境負荷低減に貢献する製品、そして食品の安心・安全を支える技術に強みを持っています。

日阪製作所の製品は、私たちの日常生活には直接見えにくいかもしれませんが、実は様々な産業の根幹を支える重要な役割を担っています。例えば、工場で使われる熱交換器はエネルギー効率を高め、食品工場では安全で高品質な製品を作るための機械が活躍しています。また、ファッション業界を支える染色機械も、同社の高い技術力が光る分野です。

直近の営業日における主要な指標は以下の通りです。

  • 最低投資金額 : 156,000円(1,560円/株)
  • PBR : 0.68倍
  • PER : 15.48倍
  • 配当利回り : 3.53%
  • 株主優待 : なし

(2026年2月3日(月)時点)

ぽんぽん的な評価

〇 ぽんぽんは、買いたいぽん!

PBRが割安で財務基盤が盤石なのは安心できるぽん!高配当も魅力的だけど、収益改善の動きをもう少し見守りたいぽん〜!

評価の理由

[評価の注目ポイント]

PBR割安、高配当、自己資本比率72.1%の盤石財務が魅力!収益改善トレンドと産業機械の専門技術に注目ぽん!

A. 成長性 : 〇

日阪製作所の成長性については、直近のデータでは「収益性は改善傾向で、純利益率・営業利益率ともに持ち直している」と評価されています。ROEも上向きであり、一般的に望ましいとされる8~10%にはまだ届かないものの、改善の流れにある点はポジティブに捉えられます。

同社の事業は、熱交換器染色仕上機械食品加工機械、そして医薬プラントの4つの柱で構成されており、それぞれが社会の変化に対応した需要を取り込む可能性を秘めています。

  • 熱交換器事業: 省エネルギーやカーボンニュートラルへの関心が高まる中、工場やプラントにおける熱効率向上は喫緊の課題です。日阪製作所の熱交換器は、高い伝熱性能と耐久性を持ち、エネルギーコスト削減やCO2排出量削減に貢献します。特に、近年注目されている水素関連技術や再生可能エネルギー分野での応用も期待され、今後も安定した需要が見込まれるでしょう。
  • 染色仕上機械事業: ファッション業界のトレンドは常に変化しますが、同社の染色機械は、環境負荷の少ない染色プロセスや、高機能素材に対応する技術で差別化を図っています。サステナビリティへの意識が高まる中、環境配慮型の染色技術は競争優位性となり得ます。
  • 食品加工機械事業: 食の安全・安心への意識は年々高まっており、食品工場ではより高度な衛生管理と生産効率が求められています。日阪製作所の食品加工機械は、殺菌・滅菌技術や効率的な調理プロセスで、食品メーカーの課題解決に貢献しています。人口増加や食生活の変化に伴い、今後も安定的な需要が見込める分野です。
  • 医薬プラント事業: 医薬品の製造には非常に厳格な品質管理と衛生基準が求められます。同社の医薬プラント技術は、これらの要求に応える高度なエンジニアリングを提供しており、安定した成長が見込めます。

このように、各事業が社会のニーズと密接に結びついており、技術革新を通じて持続的な成長を目指す姿勢が見て取れます。日本の製造業全体としても、技術力と品質で世界に貢献しようとする動きがあります。例えば、直近のニュースでは、日立製作所のAIソリューション「HMAX」が日経優秀製品・サービス賞の最優秀賞を受賞しました。これは、日本のものづくり企業が「高品質な社会インフラと、ものづくりの現場を持つ日本ならではの価値を世界に届ける」という強い意志を持っていることを示しています。(参照:日経優秀製品・サービス賞日立製作所など36点表彰)日阪製作所も、それぞれの専門分野で培った技術力を基盤に、顧客の課題解決に貢献することで、日本の製造業の価値向上に寄与していくことが期待されます。

B. 割安性 : ◎

日阪製作所の割安性は非常に魅力的だと感じます。

  • PBR(株価純資産倍率) : 0.68倍という数値は、株価が企業の持つ純資産価値を下回っていることを示しており、非常に割安感があります。一般的にPBR1倍割れは、企業が解散した場合に株主に戻るお金が、現在の株価よりも多い可能性を示唆するため、投資家にとっては注目すべきポイントです。
  • PER(株価収益率) : 15.48倍は、同業他社と比較しても妥当な水準、あるいはやや割安と捉えられることもあります。会社の収益力に対して株価が過度に評価されていないことを示しています。
  • 配当利回り : 3.53%という高水準の配当利回りは、現在の株価で購入した場合に、比較的高いインカムゲインが期待できることを意味します。安定した配当は、株主還元への意識の表れとも言えるでしょう。

PBRが1倍を大きく下回り、かつ高配当である点は、株価が企業の本来の価値を十分に評価しきれていない可能性を示唆しており、長期的な視点で見れば、株価上昇の余地があるかもしれません。同様にPBRが割安で財務が盤石な企業としては、過去に紹介した東プレ(5975)なども挙げられます。

C. 安全性 : ◎

企業の安全性という観点から見ると、日阪製作所の財務基盤は非常に強固であると言えるでしょう。

  • 自己資本比率 : 72.1%という非常に高い水準を誇っています。一般的に自己資本比率30%以上が望ましいとされる中で、70%を超える水準は、外部からの借入に依存せず、自社の資金で事業を運営できる安定性を示しています。これは、景気変動や予期せぬ事態に対しても、企業が耐えうる体力を持っていることの証です。
  • 有利子負債 : 横ばいで推移しており、過度な借入に頼らない堅実な経営姿勢が伺えます。
  • EPS(1株当たり利益) : 前年同期比で増加しており、収益力が安定していることを示しています。

このように、日阪製作所は非常に健全な財務体質を維持しており、安定した事業運営が期待できます。これは、企業の長期的な成長を支える重要な要素であり、投資家にとって大きな安心材料となるでしょう。高い自己資本比率で盤石な財務基盤を持つ企業は、他にも新日本電工(5563)スガイ化学工業(4120)など、いくつか見られますが、日阪製作所もその一つと言えるでしょう。

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