〇(93130)丸八倉庫 : PBR0.48倍割安と自己資本比率62.7%、都市型倉庫の進化に注目

銘柄紹介

はじめに

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

丸八倉庫(9313)の基礎情報

今回ご紹介するのは、倉庫業を基盤とする丸八倉庫(9313)です。同社は、東京都港区に本社を置き、倉庫事業を中心に不動産賃貸事業、運送事業などを展開しています。特に、都市部に強固な物流ネットワークと倉庫資産を保有しており、多様な顧客ニーズに応える物流サービスを提供しています。

直近の営業日における主要な指標は以下の通りです。

  • 最低投資金額 : 103,300円(1,033円/株)
  • PBR : 0.48倍
  • PER : 13.90倍
  • 配当利回り : 2.52%
  • 株主優待 : なし
  • (2026年2月2日(月)時点)

ぽんぽん的な評価

〇 ぽんぽんは、買いたいぽん!PBRの割安感と安定した財務は魅力的ぽん!もう少し様子を見守りたいぽん〜。

評価の理由

[評価の注目ポイント]PBR0.48倍と財務の安定性が魅力。倉庫業の堅実な収益改善に期待したいぽん!

A. 成長性 : 〇

丸八倉庫の収益性は改善傾向にあり、純利益率や営業利益率は前年同期比で概ね安定した水準を保っています。ROE(自己資本利益率)も徐々に持ち直し、一般的に望ましいとされる8~10%に近づいている点は評価できますね。EPS(1株当たり利益)も増勢を保ちつつ、直近は落ち着いた推移を見せています。倉庫業という安定した事業基盤の中で、着実に収益力を高めている様子がうかがえます。

B. 割安性 : ◎

現在の丸八倉庫は、PBR(株価純資産倍率)が0.48倍と、非常に割安な水準にあります。これは、企業の持つ純資産に対して株価が半分以下の評価しかされていないことを意味し、資産価値から見ても魅力的な水準と言えるでしょう。また、PER(株価収益率)も13.90倍と、市場全体と比較しても割安感があります。配当利回りも2.52%と、安定したインカムゲインも期待できるため、割安性を重視する投資家にとっては非常に注目すべき銘柄ではないでしょうか。

C. 安全性 : ◎

財務の安全性は、丸八倉庫の大きな強みの一つです。自己資本比率は62.7%と非常に高く、一般的に望ましいとされる30%を大きく上回っています。これは、借入金に頼らずに事業を運営できる安定した財務体質を示しています。さらに、有利子負債も中期的に減少傾向にあり、財務健全性は盤石と言えるでしょう。このような強固な財務基盤は、経済の変動や予期せぬ事態にも耐えうる企業体力を示しており、安心して投資を検討できるポイントとなります。

倉庫業の新たなトレンドと丸八倉庫の可能性

丸八倉庫は、その名の通り「倉庫」を中核事業としていますが、現代の倉庫業は単に物を保管するだけでなく、多様なニーズに応える高付加価値サービスへと進化を遂げています。特に、都市部におけるスペースの有効活用は、物流業界全体にとって重要な課題となっています。

そんな中、興味深いニュースが報じられています。「NYC Dominates Top Markets in Self Storage Conversion Completions – Globest」https://www.globest.com/amp/2026/02/02/nyc-dominates-top-markets-in-self-storage-conversion-completions/)という記事によると、ニューヨーク市では、オフィスビルなどの既存建物を自己保管(セルフストレージ)施設へと転換する動きが活発化しており、ブルックリン、マンハッタン、クイーンズの3つの区が、この分野で全米トップ5にランクインしているとのことです。全国的にも、約1億7900万平方フィートもの適応再利用型セルフストレージが提供され、これはセクター全体の総在庫の10%を占める規模だそうです。

このトレンドは、丸八倉庫のような倉庫業を営む企業にとって、非常に重要な示唆を与えてくれます。都心部での新規土地取得が困難な状況において、既存建物の用途転換は、効率的な供給手段として注目されています。特に、物流ニーズの多様化や、個人・法人を問わず高まるストレージ需要は、日本においても同様の動きを加速させる可能性があります。

丸八倉庫は、東京都港区に本社を置き、首都圏を中心に倉庫資産を多数保有しています。これらの既存資産を、単なる物流倉庫としてだけでなく、都市型セルフストレージや、より高度な保管・配送サービスを提供する拠点として再活用する可能性も秘めているのではないでしょうか。例えば、EC需要の拡大に伴うラストワンマイル配送の拠点化や、企業のDX推進を支援するデータ保管サービスなど、新たな付加価値を生み出す展開も考えられます。

もちろん、倉庫の立地や構造、法規制など、考慮すべき点は多岐にわたりますが、このような都市型物流の変革期において、丸八倉庫がどのようにその強固な資産基盤と安定した財務状況を活かしていくのか、今後の戦略に注目が集まります。

倉庫業は一見地味に見えるかもしれませんが、現代社会の物流を支える不可欠なインフラであり、その進化の可能性は計り知れません。丸八倉庫が、この変化の波を捉え、さらなる成長を遂げることができるか、今後も動向を追っていきたいと思います。

類似の財務健全性・割安性を持つ銘柄

丸八倉庫のように、PBRが割安で財務が盤石な企業は、長期的な視点で投資を検討する際に魅力的な選択肢となり得ます。過去の記事でも、同様の特徴を持つ銘柄をいくつかご紹介しています。

  • 例えば、PBR0.49倍と超割安で自己資本比率73.4%の盤石な財務を持つロンシール工業(4224)や、PBR0.38倍の超割安と盤石財務、収益改善に注目が集まるサンエー化研(4234)なども、財務の安定性と割安性という点で共通点があります。
  • これらの企業は、それぞれ異なる業界に属しながらも、堅実な経営基盤を持つという点で共通しており、丸八倉庫と同様に、株価がその企業価値を十分に反映していない可能性があると言えるでしょう。

投資を検討する際には、単一の指標だけでなく、企業の事業内容や将来性、業界のトレンドなど、多角的な視点から分析を行うことが重要です。

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