本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
朝日工業社(1975)ってどんな会社?
今回ご紹介するのは、朝日工業社(1975)です。朝日工業社は、空調設備、給排水衛生設備、電気設備といった建築設備から、環境プラント、産業設備まで、幅広い分野の設備工事を手掛ける総合設備企業です。私たちの身の回りにあるオフィスビルや商業施設、工場、病院など、快適で安全な空間を支える「空気」「水」「電気」のインフラを設計・施工しています。
特に、環境に配慮した省エネルギー設備や、脱炭素社会の実現に向けた技術開発にも力を入れており、社会のニーズに応える形で事業を展開しています。高い技術力と長年の実績で、社会の基盤を支える重要な役割を担っている企業と言えるでしょう。
直近の営業日における主要な指標は以下の通りです。
- 最低投資金額 : 382,000円(3,820円/株)
- PBR : 2.25倍
- PER : 15.38倍
- 配当利回り : 2.62%
- 株主優待 : なし
- (2026年1月26日(月)時点)
ぽんぽん的な評価
〇 ぽんぽんは、買いたいぽん!
盤石な財務と安定した収益改善トレンドは魅力的だけど、PBRが少し高めだから、もうちょっと様子を見たいぽん〜。
評価の理由
[評価の注目ポイント]
堅実な財務基盤と収益改善トレンドが光る設備工事のプロ集団!社会のインフラを支える安定感に期待ぽん!
A. 成長性 : 〇
朝日工業社の成長性は、定量的な成長率データが「0.0倍」と示されているものの、定性的な情報からは改善傾向が見られます。特に、営業利益率と純利益率が前年同期比で着実に上向いている点は、事業の効率化や収益力の向上が進んでいる証拠と言えるでしょう。また、1株当たり利益(EPS)も増加基調が続いており、企業としての稼ぐ力が着実に高まっている様子がうかがえます。
同社が手掛ける設備工事は、社会のインフラ整備や更新、そして近年特に注目される省エネルギー化や脱炭素化といった社会的なニーズに直結しています。例えば、建設通信新聞Digitalの「新春TOPインタビュー2026」では、高須康有社長が設備業界の今後の展望や同社の戦略について語っていると推測されます。このようなインタビューからは、老朽化した社会インフラの更新需要、環境規制強化に伴う省エネ設備への投資、さらにはDX(デジタルトランスフォーメーション)推進によるスマートビル化など、同社の事業を後押しする追い風が吹いていることが読み取れるかもしれません。これらの要因が、今後の持続的な成長を支える土台となりそうです。
B. 割安性 : △
割安性については、PER(株価収益率)が15.38倍と、業界平均と比較しても妥当な水準にあります。しかし、PBR(株価純資産倍率)が2.25倍というのは、企業の純資産に対して株価がやや割高に評価されている可能性を示しています。一般的にPBRが1倍を下回ると割安と判断されることが多い中で、2倍を超える水準は、市場が同社の将来性やブランド力に期待を寄せているとも解釈できますが、投資家としては慎重に検討したいところです。
配当利回りは2.62%と、現在の低金利環境下では魅力的な水準と言えるでしょう。しかし、株主優待制度は設けられていないため、配当以外のインセンティブを期待する投資家にとっては、その点が考慮材料となるかもしれません。
C. 安全性 : ◎
朝日工業社の安全性は、非常に安定していると評価できます。自己資本比率は52.0%と高く、一般的に優良とされる30%を大きく上回っています。これは、外部からの借入に依存せず、自社の資金で事業を運営できる強固な財務体質を示しています。有利子負債も増減はあるものの、大きな振れはなく、安定した財務運営がなされていることがうかがえます。
また、自己資本利益率(ROE)は15.42%と高水準で、資本を効率的に活用して利益を生み出していることが分かります。これは、株主から預かった資本をどれだけ有効に使っているかを示す指標であり、一般的に8~10%以上が望ましいとされる中で、同社の資本効率の良さが際立っています。こうした盤石な財務基盤は、経済の変動や予期せぬ事態にも耐えうる強さを持っていると言えるでしょう。過去記事で紹介した協和日成(1981)のように、建設・設備業界で自己資本比率が高い企業は、安定した事業運営が期待できます。


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