◯(5446)三晃金属工業 : 4.65%高配当と自己資本比率65.4%、収益改善に注目

銘柄紹介

はじめに

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

三晃金属工業(5446)ってどんな会社?

今回ご紹介するのは、東証プライム市場に上場している三晃金属工業(5446)です。皆さんの身近な建物にも、実は三晃金属工業の技術が使われているかもしれません。

同社は、主に金属屋根や金属壁の設計・製造・施工を手掛ける、この分野のパイオニア的存在です。工場や倉庫、商業施設、公共施設など、様々な大型建築物の屋根や壁に、同社の高機能な金属建材が採用されています。特に、長尺の金属屋根や、断熱性・遮音性に優れたサンドイッチパネルなどは、その技術力の高さを物語っています。

近年では、環境意識の高まりから、屋根に太陽光発電システムを一体化させた「ソーラールーフ」や、既存建物の省エネ改修にも力を入れています。社会のニーズに合わせた製品開発と、長年培ってきた高い施工技術で、日本の建築業界を支え続けている企業と言えるでしょう。

直近の営業日(2026年1月7日(水)時点)における主要な指標は以下の通りです。

  • 株価(終値) : 1,479円(2026年1月6日)
  • 最低投資金額 : 148,300円(1,483円/株)
  • PBR : 1.07倍
  • PER : 10.75倍
  • 配当利回り : 4.65%
  • 1株配当(会社予想) : 69.00円(2026年3月期)
  • 自己資本比率 : 65.4%
  • 時価総額 : 29,363百万円
  • 株主優待 : なし

ぽんぽん的な評価

〇 ぽんぽんは、買いたいぽん!

高配当と盤石な財務、そして収益改善の兆しに注目して、少しずつ集めていきたいぽん!

評価の理由

[評価の注目ポイント] 安定した建設需要を背景に高配当を維持し、財務も盤石な優良企業ぽん!収益改善の動きにも期待したいぽん!

A. 成長性:〇

三晃金属工業の成長性は、建設市場の動向に大きく左右されますが、過去数年の売上や利益は堅実な推移を見せています。特に、直近では収益性が改善傾向にあり、純利益率、営業利益率ともに上向きで、ROE(自己資本利益率)とROA(総資産利益率)も良好な水準を維持しています。これは、同社が市場環境の変化に対応しながら、効率的な経営を進めている証拠と言えるでしょう。

同社は、金属屋根・壁工事の分野で長年の経験と高い技術力を持ち、特に大型物件での実績が豊富です。近年は、環境配慮型建築へのニーズの高まりを受け、太陽光発電システムを一体化した「ソーラールーフ」などの高付加価値製品の開発・提供にも力を入れています。また、既存建物のリニューアル・リフォーム需要への対応も強化しており、これは安定的な収益源となり得ます。

しかし、建設市場全体の見通しには注意が必要です。日刊工業新聞の「展望2026/神戸製鋼所社長・勝川四志彦氏 素材×機械 独自領域開拓」の記事では、素材系事業の需要見通しについて「2025年に自動車や建設向けが回復すると見込んだが回復しな」という言及があり、建設市場全体の回復が遅れる可能性が示唆されています。このような状況下で、三晃金属工業がどのように独自の強みを発揮し、市場全体の動向に左右されにくい事業構造をさらに強化していくかが、今後の成長の鍵となるでしょう。

同社は、省エネ・高耐久性といった機能性建材の提供や、リニューアル需要の掘り起こし、そして太陽光発電システムとの連携など、特定のニッチ市場や高付加価値分野での優位性を追求することで、持続的な成長を目指していると見られます。これらの戦略が実を結び、安定した成長軌道を描けるかに注目したいところです。

B. 割安性:◎

三晃金属工業の割安性は、投資家にとって非常に魅力的な水準にあると言えるでしょう。

  • PBR(株価純資産倍率) : 1.07倍
  • PER(株価収益率) : 10.75倍
  • 配当利回り : 4.65%

まず、PBR1.07倍は、企業の純資産価値とほぼ同等の評価を受けていることを示しており、同業他社と比較しても割安感があります。市場ではPBR1倍割れの企業も多く存在しますが、同社は安定した事業基盤を持つ中で、資産価値を大きく下回る評価ではない点が評価できます。PBR1倍台の銘柄としては、例えば、キングジム(7962)なども挙げられます。

次に、PER10.75倍も、一般的な市場平均と比較して割安な水準です。これは、企業の稼ぐ力に対して株価が過度に評価されていないことを意味し、今後の業績の伸びによっては株価上昇の余地があると考えられます。

そして何よりも注目すべきは、配当利回り4.65%という高水準です。これは、現在の市場環境において非常に魅力的な利回りであり、安定したインカムゲインを求める投資家にとって大きな魅力となるでしょう。2026年3月期の1株配当予想は69.00円と、堅実な配当政策を続けていることが伺えます。高配当銘柄としては、小野建(7414)和井田製作所(6158)なども参考にできるかもしれません。

これらの指標を総合的に見ると、三晃金属工業は、現在の株価が企業の持つ価値に対して十分に評価されていない可能性があり、割安感が高いと判断できます。

C. 安全性:◎

企業の財務健全性を示す安全性も、三晃金属工業の大きな強みの一つです。

  • 自己資本比率 : 65.4%

自己資本比率65.4%という数字は、非常に高い水準であり、一般的に望ましいとされる30%を大きく上回っています。これは、外部からの借入に頼らず、自社の資金で事業を賄う力が非常に強いことを意味します。財務基盤が盤石であるため、景気変動や予期せぬ事態にも耐えうる、強固な経営体質を持っていると言えるでしょう。盤石な財務基盤を持つ企業としては、北越メタル(5446)なども同様の魅力を持っています。

また、提供データによると、有利子負債は前年同期比で減少傾向にあり、これも財務の安定性をさらに高める要因となっています。EPS(1株当たり利益)も前年同期比で増加が続き、その振れ幅も小さめであることから、安定した収益力を背景に着実に利益を積み上げていることが伺えます。

これらの要素から、三晃金属工業は極めて高い財務安全性を誇っており、長期的な視点での投資を検討する上でも、安心して見守れる企業であると評価できます。

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