はじめに
本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
銘柄の基礎情報
今回ご紹介するのは、医療情報システムの開発・販売を手掛けるファインデックス(東証プライム 3649)です。同社は、病院やクリニックにおける電子カルテ関連システム、文書管理システム、地域医療連携システムなど、医療現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するソリューションを提供しています。医療機関の業務効率化や情報共有の円滑化に貢献することで、日本の医療インフラを支える重要な役割を担っています。
直近の営業日(2025年12月26日時点)における主要な指標は以下の通りです。
- 最低投資金額 : 91,900円(919円/株)
- PBR : (連)4.29倍
- PER : (連)20.99倍
- 配当利回り : 1.85%
- 1株配当(会社予想) : 17.00円(2025/12)
- 時価総額 : 24,453百万円
- 自己資本比率 : (連)83.8%
- ROE : (連)22.26%
- 株主優待 : なし
ぽんぽん的な評価
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評価の理由
[評価の注目ポイント] 医療DXを牽引する安定成長企業!盤石な財務基盤と高収益性が魅力ぽん!
A. 成長性 : ◎
ファインデックスは、日本の医療分野におけるDX化の波に乗り、着実に成長を続けています。電子カルテの導入義務化や地域医療連携の推進といった政策的な後押しもあり、医療情報システムへの需要は今後も拡大が期待されます。提供されたデータからも、純利益率や営業利益率が前年同期比でおおむね上向きであり、EPSも増加基調で推移していることから、安定した収益拡大が見て取れます。医療現場のニーズに応える高機能なシステム開発力と、顧客基盤の拡大が成長を牽引していると言えるでしょう。
B. 割安性 : 〇
PERは20.99倍、PBRは4.29倍と、市場全体や同業他社と比較すると一見割高に感じるかもしれません。しかし、同社のROE(自己資本利益率)が22.26%と非常に高い水準にあることを考慮すると、このPBRは高い収益性や成長期待を織り込んでいると解釈できます。つまり、投下した資本に対して効率良く利益を生み出している優良企業である証拠です。配当利回りも1.85%と、極めて高いわけではありませんが、安定した財務基盤と利益成長を背景に、今後も安定的な配当が期待できる水準だと考えられます。
C. 安全性 : ◎
ファインデックスの財務健全性は特筆すべき点です。自己資本比率は83.8%と非常に高く、一般的に優良とされる30%を大きく上回っています。これは、外部からの借入に頼ることなく、自己資金で事業を運営できる強固な財務体質を示しています。有利子負債が少なく、キャッシュフローも安定していると見られ、経済環境の変化や予期せぬ事態にも耐えうる盤石な経営基盤があると言えるでしょう。このような高い安全性は、長期的な投資を考える上で非常に魅力的な要素となります。
(参考記事:〇(9987)スズケン : 成長性・安全性◎!医療インフラ支える安定収益と強固な財務、◎(9342)グロースエクスパートナーズ : 盤石な財務基盤と高ROE22.7%!DX支援で成長期待)
まとめ
ファインデックスは、医療現場のDXを支える不可欠な存在として、安定した成長と高い収益性を両立している企業です。特に、80%を超える自己資本比率に代表される盤石な財務基盤は、安心して投資できる大きな魅力と言えるでしょう。医療分野のデジタル化は今後も加速すると見られており、同社の技術力とサービスはますますその価値を高めていく可能性があります。高PBRではありますが、その背景にある高いROEと成長性を評価する投資家にとっては、引き続き注目に値する銘柄だと考えられます。


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