〇(9326)サンリン : PBR0.41倍の超割安!自己資本比率71.9%の盤石な財務基盤に注目

銘柄紹介

はじめに

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

サンリンってどんな会社?

今回ご紹介するのは、長野県に本社を置くサンリンです。皆さんの生活に密着した様々なサービスを提供している、地域に根差した企業なんですよ。

主な事業としては、LPガスや石油製品の販売といったエネルギー事業が柱となっています。冬の暖房や調理に欠かせないガス、そして車の燃料となるガソリンなど、私たちの暮らしを支える重要なインフラを担っています。

それだけではありません。自動車の販売・整備、住宅設備機器の販売・施工、さらには保険代理店事業まで、本当に幅広いサービスを手掛けています。まさに「地域の総合生活サービス企業」といった表現がぴったりですね。多角的な事業展開によって、地域のお客様の多様なニーズに応え、安定した経営基盤を築いている点が特徴的です。

サンリンの主要な指標(2025年12月5日時点)

  • 最低投資金額 : 71,000円(710円/株)
  • PBR : 0.41倍
  • PER : 11.28倍
  • 配当利回り : 3.38%
  • 株主優待 : なし

※上記は2025年12月5日時点のデータに基づいています。

ぽんぽん的な評価

〇 ぽんぽんは、買いたいぽん!

PBR0.41倍という超割安な水準と高い自己資本比率が魅力的ぽん!収益性の改善をもう少し見守りたいぽん〜!

評価の理由

[評価の注目ポイント] 盤石な財務基盤と超割安な株価指標が魅力!地域密着型の多角的な事業展開にも注目ぽん!

サンリンの魅力は、何と言ってもその財務の安定性株価の割安感にあります。それでは、3つの観点から詳しく見ていきましょう。

A. 成長性 : △

サンリンの成長性については、現時点ではやや慎重な見方が必要かもしれません。提供された情報を見ると、収益性は悪化傾向にあり、営業利益率や純利益率は前年同期比で弱くなっています。直近では純利益率がマイナスになっている点も気になるところです。ROE(自己資本利益率)やROA(総資産利益率)は安定圏にあるものの、一般的に望ましいとされる水準には届いていません。多角的な事業展開はリスク分散に繋がる一方で、それぞれの事業がどれだけ成長ドライバーとして機能しているのか、今後の動向を注視する必要がありそうです。

しかし、地域に根差した事業は、その地域の経済状況に大きく左右されます。現在、世界各地で様々なイベントが開催され、人々の消費活動を刺激しています。例えば、米国のオースティンではクリスマスイベントが盛況のようです(The Austin Chronicle)。このような地域経済の活性化は、サンリンのような地域に根差した企業にとって、間接的ではありますが、事業環境の追い風となる可能性を秘めていると言えるでしょう。

B. 割安性 : ◎

割安性という点では、サンリンは非常に魅力的だと感じます。PBR(株価純資産倍率)はなんと0.41倍。これは、会社の解散価値である純資産に対して、株価が半分以下に評価されていることを意味します。この水準は、市場からかなり割安に放置されていると捉えることができますね。PBRが1倍を大きく下回る企業は他にも見られます。例えば、新東などもPBR0.35倍と超割安な水準にあります。PER(株価収益率)も11.28倍と、市場平均と比較しても低水準にあり、利益水準から見ても割安感があります。

さらに、配当利回りは3.38%と高水準です。これは、株価に対して比較的高い配当金が期待できることを示しており、インカムゲインを重視する投資家にとっては魅力的なポイントと言えるでしょう。株主優待はありませんが、この配当利回りは十分に魅力的です。

C. 安全性 : ◎

サンリンの財務の安全性は非常に高いと評価できます。自己資本比率は71.9%と、一般的に望ましいとされる30%を大きく上回る盤石な水準を保っています。これは、借入金に頼らずに事業を運営できる体力があることを示しており、不測の事態にも強い企業体質であると言えるでしょう。有利子負債も緩やかに減少傾向にあり、財務健全性はさらに向上しています。

このように高い自己資本比率を誇る企業は、他にもニチリョク(自己資本比率71.9%)など、安定した財務基盤を持つ企業として注目されます。ただし、EPS(1株当たり利益)は前年同期比で振れが大きく、収益の安定感にはやや限定的な部分もあります。しかし、強固な財務基盤がその不安定さをカバーしていると見ることもできるでしょう。

総合的に見ると、サンリンは超割安な株価指標と盤石な財務基盤を持つ一方で、収益性の改善が今後の課題となる銘柄と言えそうです。地域に密着した多角的な事業展開が、どのように収益に結びつき、成長へと繋がっていくのか、引き続き注目していきたいですね。

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