〇(8558)大光銀行 : PBR0.21倍・高配当4.16%、DX支援で地域経済活性化

銘柄紹介

はじめに

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

大光銀行(8558)の基礎情報

今回ご紹介するのは、新潟県長岡市に本店を構える地方銀行、大光銀行(8558)です。地域に根差した金融機関として、預金業務、貸出業務、為替業務といった一般的な銀行業務のほか、地域経済の活性化に資する様々な金融サービスを提供しています。個人のお客様から法人のお客様まで、幅広いニーズに応えることで、新潟県の発展を支える重要な役割を担っています。

直近の営業日における主要な指標は以下の通りです。

  • 最低投資金額 : 168,300円(1,683円/株)
  • PBR : 0.21倍
  • PER : 6.17倍
  • 配当利回り : 4.16%
  • 株主優待 : なし
  • (2025年10月10日(金)時点)

ぽんぽん的な評価

〇 ぽんぽんは、買いたいぽん!PBR0.21倍は超割安感があるぽん!高配当利回りも魅力的で、地域経済を支える安定感に期待したいぽん〜!

評価の理由

[評価の注目ポイント] PBR0.21倍と超割安!高配当利回りも魅力的で、地域経済を支える安定感とDX推進に期待ぽん!

A. 成長性:〇

地方銀行は、その性質上、劇的な売上や利益の成長を期待するのは難しいかもしれません。しかし、大光銀行は地域経済の活性化に積極的に貢献することで、持続的な成長を目指しています。特に注目したいのは、地域企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)支援や、事業承継、M&Aといったコンサルティング機能の強化です。単なる資金の貸し出しに留まらず、企業の経営課題に深く入り込み、解決策を共に探る姿勢は、地域との結びつきを一層強固にし、結果的に銀行自身の安定的な収益基盤に繋がると考えられます。

最近の動きとして、大光銀行は補助金クラウドを運営する株式会社Staywayと業務提携を開始しました。これは、地域企業の補助金活用を支援し、事業成長を後押しすることを目的としたものです。(参考:補助金クラウドを運営するStayway、地域企業の補助金活用支援を強化することを目的に大光銀行と業務提携を開始 | 株式会社Staywayのプレスリリース)。この提携により、大光銀行は、補助金情報提供から申請サポートまでを一貫して行えるようになり、地域企業が新たな事業展開や設備投資を進める上でのハードルを下げることが期待されます。

このような取り組みは、地域企業の競争力向上に貢献するだけでなく、大光銀行自身も地域内でのプレゼンスを高め、新たな顧客獲得や既存顧客との関係強化に繋がるでしょう。地方銀行が生き残っていくためには、単なる金融機能だけでなく、地域に寄り添った付加価値の高いサービスを提供することが不可欠であり、大光銀行はその一歩を踏み出していると言えます。

B. 割安性:◎

大光銀行の株価指標を見ると、非常に強い割安感が漂っています。PBR(株価純資産倍率)は0.21倍と、1倍を大きく下回っています。これは、企業の純資産に対して株価が極めて低く評価されている状態を示しており、理論上は会社の解散価値よりも株価が低いことを意味します。同様に、PER(株価収益率)も6.17倍と低水準で、収益性から見ても割安感があります。

さらに、配当利回りは4.16%と高水準です。これは、投資した金額に対して比較的高いリターンを配当として受け取れる可能性を示唆しています。株主優待は現在のところありませんが、この高い配当利回りは、インカムゲインを重視する投資家にとって魅力的なポイントとなり得るでしょう。

地方銀行全体にPBR1倍割れの銘柄は多く見られますが、大光銀行の0.21倍という水準は、その中でも特に割安感が際立っています。他の地方銀行の事例として、岩手銀行のPBR0.34倍プロクレアHDのPBR0.29倍と比較しても、大光銀行の割安さが浮き彫りになります。

C. 安全性:〇

財務の安全性についても見ていきましょう。自己資本比率は4.4%と提示されています。一般的に、製造業などでは自己資本比率が高いほど安全性が高いとされますが、銀行業においてはその評価が少し異なります。銀行は預金という負債を多く抱えるビジネスモデルであり、国際的な自己資本比率規制(BIS規制)や国内基準に則って経営されています。国内基準行であれば、自己資本比率4%以上が求められており、大光銀行はこの基準をクリアしています。

また、BPS(1株当たり純資産)は8,181.20円と、現在の株価(約1,600円台)と比較してかなり高い水準にあります。これは、万が一の事態が発生した場合でも、1株当たりの純資産価値が株価を大きく上回っていることを示しており、一定の財務的な安定性があると判断できます。

地方銀行は地域経済の動向に左右される側面はありますが、地域に根差した強固な顧客基盤と、堅実な貸出姿勢が、財務の安定性を支えています。自己資本比率だけを見て判断するのではなく、銀行特有の規制や事業特性を理解した上で評価することが重要です。

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