はじめに
本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
銘柄の基礎情報
今回ご紹介するのは、株式会社ダイレクトマーケティングミックス(証券コード:7354)です。同社は、その名の通りダイレクトマーケティングを主軸とした事業を展開しており、主に顧客獲得支援やコンサルティング、コールセンターの運営、Webマーケティングなど、多岐にわたるサービスを提供しています。企業が顧客と直接つながり、効率的にビジネスを成長させるためのサポート役として、幅広い業界から信頼を得ています。
直近の営業日における主要な指標は以下の通りです。
- 最低投資金額 : 26,500円(265円/株)
- PBR : 0.85倍
- PER : 11.17倍
- 配当利回り : 2.26%
- 株主優待 : なし
- (2025年11月7日(金)時点)
ぽんぽん的な評価
〇 ぽんぽんは、買いたいぽん!M&A戦略で事業拡大を続けるダイレクトマーケティングミックスは、長期的な成長に期待したいぽん〜!
評価の理由
[評価の注目ポイント]
M&Aによる事業領域の拡大と、安定した財務基盤が魅力!割安感もあり、今後の成長に期待したいぽん!
A. 成長性 : 〇
ダイレクトマーケティングミックスは、M&Aを積極的に活用し、事業領域の拡大を図ることで成長を加速させています。特に、2025年に入ってからの動きは注目に値します。例えば、オンラインFP相談サービスなどを手掛けるマネーペディア株式会社をグループに迎え入れたことは、同社の成長戦略における重要な一手と言えるでしょう。
マネーペディアは、オンラインFP相談サービス「マネーキャリア」を提供しており、これは金融とITを融合させたフィンテック分野のサービスです。ダイレクトマーケティングミックスがこれまで培ってきた顧客獲得やコンサルティングのノウハウと、マネーペディアの持つオンライン相談プラットフォームが融合することで、新たな顧客層へのアプローチや、既存顧客に対する金融サービスのクロスセルなど、大きなシナジー効果が期待されます。これにより、同社の収益基盤はさらに強化され、新たな成長ドライバーとなる可能性を秘めていると私は見ています。
詳細については、マネーペディア株式会社のプレスリリースもご参照ください。マネーペディア株式会社、株式会社ダイレクトマーケティングミックス〈東証プライム:7354〉グループに参画
過去数年の収益性も改善傾向にあり、営業利益率と純利益率は前年同期比で持ち直しています。M&Aによる事業拡大が、今後のさらなる成長に繋がるか、引き続き注目したいポイントです。
M&Aを積極的に活用して事業を拡大する企業としては、過去に(2136)GENDAなども取り上げました。事業シナジーをいかに生み出すかが成長の鍵となりますね。
B. 割安性 : 〇
現在のPERは11.17倍、PBRは0.85倍と、市場全体と比較しても割安感がある水準にあります。特にPBRが1倍を下回っている点は、企業の資産価値に対して株価が低く評価されている可能性を示唆しており、個人的には魅力的に感じます。配当利回りも2.26%と、決して高くはありませんが、安定配当を継続している点は評価できるでしょう。
C. 安全性 : ◎
財務の安定性については、非常に安心感があります。自己資本比率は55.1%と高く、一般的に望ましいとされる30%を大きく上回っており、財務基盤は盤石と言えるでしょう。有利子負債も概ね横ばいで推移しており、過度な借入に依存していない健全な経営姿勢が見て取れます。また、EPS(1株当たり利益)も前年同期比で増加が続き、その振れも小さめであることから、安定した収益力を維持していることが伺えます。


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