〇(71840)富山第一銀行 : PBR0.87倍割安と収益改善、自己資本比率9.6%に注視

銘柄紹介

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

はじめに

皆さん、こんにちは!今回は、日本の金融業界、特に地方銀行に焦点を当てて、富山第一銀行(証券コード: 7183)について、ぽんぽんなりの視点でご紹介したいと思います。地域に根ざした金融機関として、どのような魅力や注目点があるのか、一緒に見ていきましょう。

銘柄の基礎情報

富山第一銀行は、その名の通り富山県に本店を置く地方銀行です。地域の中小企業や個人のお客様に対して、預金、融資、為替といった基本的な銀行業務はもちろんのこと、投資信託や保険商品などの金融サービスを幅広く提供し、地域経済の発展に貢献しています。地域に密着したきめ細やかなサービスが強みで、地元富山の人々にとってなくてはならない存在と言えるでしょう。

直近の営業日における主要な指標は以下の通りです。

  • 最低投資金額 : 242,300円(2,423円/株)
  • PBR : 0.87倍
  • PER : 15.31倍
  • 配当利回り : 2.31%
  • 株主優待 : なし
  • (2026年1月23日(金)時点)

ぽんぽん的な評価

〇 ぽんぽんは、買いたいぽん!自己資本比率の改善を待ちたいぽん〜!

評価の理由

[評価の注目ポイント]

PBR1倍割れと収益改善は魅力的だけど、自己資本比率の低さが少し心配ぽん!

A. 成長性 : ○

富山第一銀行の収益性は、近年改善傾向にあります。特に純利益率は前年同期比で明確に改善しており、直近でも高水準を維持しているのは好材料です。EPS(1株あたり利益)も増加傾向にあり、地域経済の回復や適切な事業戦略が奏功していると考えられます。ただし、地域金融機関という特性上、全国規模の大手銀行のような急激な成長は期待しにくいですが、堅実な成長を続けている点は評価できるぽん。

B. 割安性 : ◎

PBR(株価純資産倍率)は0.87倍と、1倍を割り込んでいるのは非常に魅力的です。これは、企業の純資産に対して株価が割安に評価されていることを示唆しています。東京証券取引所がPBR1倍割れ企業に対して改善を促していることもあり、今後、株主還元策の強化や事業効率化などによる株主価値向上が期待できるかもしれません。PER(株価収益率)も15.31倍と、他の金融機関と比較しても妥当な水準にあり、配当利回り2.31%も安定的なインカムゲインを求める投資家にとっては魅力的な水準と言えるぽん。

C. 安全性 : △

財務健全性については、やや注意が必要な点があります。自己資本比率は9.6%と、一般的に望ましいとされる水準(例えば、国際的な銀行の自己資本比率規制であるバーゼルIIIでは、普通株式等Tier1比率が4.5%以上、総自己資本比率が8%以上とされているが、日本の地銀としてはもう少し高い水準が望ましいとされることが多い)を大きく下回っています。有利子負債も増加傾向にあるため、財務の安定性には懸念が残ります。収益性の改善は進んでいるものの、同時に財務基盤の強化も今後の重要な課題となるぽん。

深掘りポイント:日銀の金融政策と地域金融機関の未来

富山第一銀行のような地域密着型金融機関にとって、日本銀行の金融政策は事業環境に大きな影響を与えます。2026年1月23日のウォール・ストリート・ジャーナルによると、日本銀行は金利を30年ぶりの高水準に維持し、前回の利上げの影響を評価していると報じられました。これは、日本の銀行業界全体、そして富山第一銀行にとっても非常に重要なニュースです。

参照記事:Bank of Japan Keeps Rates at 30-Year High as It Gauges Impact of Last Hike – The Wall Street Journal

通常、金利が上昇する局面では、銀行は貸出金利を引き上げることで利ザヤ(預金金利と貸出金利の差)を改善し、収益を伸ばす機会を得やすくなります。長らく続いた低金利環境下では、利ザヤの確保が難しく、多くの金融機関が苦戦を強いられてきました。しかし、金利上昇は、一方で預金金利の上昇競争を招いたり、企業の資金調達コスト増による景気への影響、さらには不良債権発生のリスクを高める可能性も秘めています。富山第一銀行は、この金融政策の転換期において、どのように収益機会を捉え、リスクを管理していくかが注目されます。

特に、富山第一銀行は自己資本比率が低いという課題を抱えています。金利上昇局面で収益を伸ばしつつ、同時に内部留保を積み増し、財務基盤を強化していくことが求められるでしょう。地域密着型であるからこそ、地元企業の資金繰り支援や、地域経済の動向をきめ細かく把握し、不良債権化を防ぐための取り組みも一層重要になります。

また、金融業界全体でデジタル化の波が押し寄せています。富山第一銀行も、オンラインバンキングの強化やフィンテック企業との連携など、デジタル技術を活用したサービスの拡充が期待されます。効率的な経営と顧客利便性の向上は、今後の成長を左右する重要な要素となるでしょう。他の地域金融機関の動向も参考になるかもしれません。例えば、めぶきフィナンシャルグループもDX推進に力を入れているようです。

PBR1倍割れという現状は、株主価値向上の余地があるとも言えます。日銀の金融政策による追い風を最大限に活用し、収益力を高め、財務の健全性を改善していくことで、株価にも良い影響を与える可能性を秘めているぽん。

まとめ

富山第一銀行は、地域に根差した堅実な経営と、近年改善傾向にある収益性が魅力の地方銀行です。PBR1倍割れという割安感と、日銀の金融政策転換による利ザヤ改善への期待は大きいでしょう。しかし、自己資本比率の低さは依然として課題であり、今後の財務強化の動向には注目が必要です。地域経済の活性化に貢献しつつ、変化する金融環境にどう適応していくのか、今後の富山第一銀行の戦略に注目していきたいぽん。

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