〇(7073)ジェイック : 高ROE・成長続く人材サービス、DX需要にも期待

銘柄紹介

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

銘柄の基礎情報

今回ご紹介するのは、人材サービスを手掛けるジェイック(証券コード:7073)です。主に若年層の就職・転職支援や、企業向けの人材育成・研修サービスを提供しており、特に未経験者向けの研修付き就職支援サービス「就職カレッジ」は高い実績を誇っています。企業の人材不足が叫ばれる中、若者のキャリア形成と企業の成長をサポートする重要な役割を担っている企業と言えるでしょう。

直近の営業日における主要な指標は以下の通りです。

  • 最低投資金額 : 240,700円(2,407円/株)
  • PBR : 2.23倍
  • PER : 15.90倍
  • 配当利回り : 1.87%
  • 株主優待 : なし
  • (2025年11月7日(金)時点)

ぽんぽん的な評価

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評価の理由

[評価の注目ポイント]
若年層の就職支援と企業研修で成長続く人材サービス企業。高ROEと安定財務で、今後のDX需要にも期待ぽん!

A. 成長性 : ◎

ジェイックの成長性は非常に魅力的なポイントです。過去数年、売上高は着実に拡大傾向にあり、EPS(1株あたり利益)も前年同期比で増加に転じ、直近もプラスで推移しています。これは、人材不足に悩む企業が増える中で、ジェイックが提供する若手人材の育成・紹介サービスや企業研修の需要が高まっていることを示しています。特に、未経験者向けの「就職カレッジ」は、社会人としての基礎を身につけた人材を企業に送り出すことで、高い評価を得ています。また、フリーキャッシュフローも改善しており、本業で稼ぐ力が強まっていると評価できます。

B. 割安性 : 〇

PER(株価収益率)は15.90倍、PBR(株価純資産倍率)は2.23倍となっています。これは、現在の市場環境やジェイックの高い成長性を考慮すると、決して割高とは言えない水準だと感じます。特に、ROE(自己資本利益率)が14.77%と、一般的に優良とされる8~10%を大きく上回る水準にある点は注目に値します。これは、会社が株主資本を効率的に活用して利益を生み出している証拠であり、高い資本効率が評価できます。配当利回りは1.87%と高配当ではありませんが、成長企業が事業への再投資を優先していると考えると、納得感があります。

C. 安全性 : 〇

財務の安全性についても、おおむね安定していると見ています。自己資本比率は34.4%と、一般的に望ましいとされる30%を上回る水準で推移しており、財務基盤は健全です。有利子負債は足元でやや増加傾向にあるものの、大きな振れはなく、コントロールされている印象です。EPSも継続的に改善しており、安定した収益力が会社の安全性を下支えしています。人材サービスという事業特性上、景気変動の影響を受ける可能性はありますが、堅実な財務体質でリスクを吸収できる体制が整っていると言えるでしょう。

ジェイックの事業モデルと今後の展望

ジェイックの最大の強みは、単なる人材紹介に留まらず、若手人材の育成に深くコミットしている点にあります。「就職カレッジ」では、ビジネスマナーやコミュニケーション能力といった社会人基礎力を徹底的に鍛え上げ、企業が求める即戦力に近い人材を輩出しています。これにより、企業側は採用後の教育コストを抑えられ、求職者側は未経験からでも安心して就職できるという、双方にとってメリットの大きいモデルを確立しています。

近年、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進が加速する中で、IT人材やDX推進を担う人材の需要は高まる一方です。ジェイックは、こうした市場の変化に対応し、IT分野に特化した研修プログラムなども提供しており、今後の成長ドライバーとなる可能性を秘めています。例えば、HRテックの分野で高い収益性と盤石な財務を持つビジョナルのような企業も注目されていますが、ジェイックも独自の強みで市場での存在感を高めていくことが期待されます。

また、少子高齢化が進む日本では、労働人口の減少が深刻な課題となっており、若手人材の確保と育成は今後ますます重要になります。ジェイックのような企業は、社会課題の解決に貢献しながら、持続的な成長を遂げる可能性を秘めていると言えるでしょう。

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