はじめに
本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
銘柄の基礎情報
今回ご紹介するのは、株式会社GameWith(証券コード:6552)です。GameWithと聞くと、ピンとくる方も多いのではないでしょうか。同社は、主にゲーム攻略情報やレビュー、最新ニュースなどを提供する国内最大級のゲーム情報サイト「GameWith」を運営しています。ゲームをプレイする方にとっては、一度はお世話になったことがあるかもしれませんね。
最近では、esports関連事業や、人気ゲーム実況者のマネジメント、さらにはゲーム開発支援など、ゲームに関連する多角的な事業を展開し、ゲーム業界の発展に貢献しています。
直近の営業日における主要な指標は以下の通りです。
- 最低投資金額 : 17,800円(178円/株)
- PBR : 1.16倍
- PER : — (会社予想EPSが0.00のため算出不可)
- 配当利回り : 0.00%
- 株主優待 : なし
- (2025年12月5日(金)時点)
ぽんぽん的な評価
〇 ぽんぽんは、買いたいぽん!
財務基盤はとても安定しているぽん!収益性も回復傾向にあるけれど、もう少し業績の安定と成長が見えてきてから検討したいぽん〜!
評価の理由
[評価の注目ポイント]
ゲーム情報サイトの最大手として盤石な財務基盤を誇るぽん!収益性も回復基調で、今後の成長に期待したいぽん!
A. 成長性 : 〇
過去数年の売上や利益の推移を見てみると、純利益率や営業利益率が前年同期比でマイナスからプラスに転じており、収益性は改善傾向にあります。これは、同社が事業構造の転換や効率化を進めてきた成果と見ることができます。ただし、会社予想のEPS(1株あたり利益)が0.00円となっているため、本格的な利益成長にはまだ時間がかかるか、あるいは一時的な要因で利益が伸び悩んでいる可能性も考えられます。ゲーム市場全体の成長や、esports、クリエイター支援といった新規事業がどれだけ収益に貢献していくかが、今後の成長を測る上で重要なポイントになりそうです。
GameWithはゲーム情報を提供するメディアとして、常に最新のゲーム情報を取り扱っています。例えば、最近では「協力プレイやハンターとしての復帰も!マイク必須の絶叫厳禁マルチプレイ対応ホラー『DON’T SCREAM TOGETHER』2025年12月4日(木)本日発売!」(GameWith記事リンク)というニュースを配信していました。このような新作ゲームの発売情報や攻略記事をいち早く提供することで、ユーザーの獲得と維持に努めていることがわかります。ゲーム業界は常に新しいタイトルが登場し、トレンドが移り変わるため、GameWithのようなメディアは常に情報収集と発信を続ける必要があります。この情報提供力が、同社の成長を支える基盤と言えるでしょう。
B. 割安性 : △
PBR(株価純資産倍率)は1.16倍と、極端に割安という水準ではありませんが、自己資本比率が高いことを考慮すると、妥当な範囲とも言えます。しかし、PER(株価収益率)については、会社予想EPSが0.00円であるため算出不能となっており、現時点での収益性を基準とした株価の割安感を判断するのは難しい状況です。また、配当利回りも0.00%と、インカムゲインを期待する投資家にとっては魅力に欠けるかもしれません。株主優待も現在のところ設定されていないため、株価上昇によるキャピタルゲインを主な目的とする投資判断が必要となります。今後の利益成長によってPERが算出され、配当が開始されるようになれば、割安性の評価も変わってくる可能性を秘めています。
C. 安全性 : ◎
同社の財務健全性は非常に高く、安定しています。自己資本比率は79.9%と高水準で推移しており、一般的に望ましいとされる30%を大きく上回っています。これは、企業の財政状態が非常に安定しており、外部からの借入に依存する度合いが低いことを示しています。有利子負債も前年同期比で減少傾向にあり、財務リスクは低いと言えるでしょう。EPS(1株あたり利益)も前年同期比でマイナスからプラスへと改善しており、収益性回復の兆しが見える中で、この盤石な財務基盤は大きな強みとなります。安定した経営基盤は、新しい事業への投資や、市場環境の変化にも柔軟に対応できる体力があることを意味します。この点は、長期的な視点で見ても非常に安心感がありますね。
GameWithのようなITサービスを提供する企業は、技術革新や市場の変化に柔軟に対応できる財務体質が重要です。例えば、DX推進を支援する企業や、デジタルマーケティングを手掛ける企業でも、盤石な財務基盤は成長の大きな支えとなります。過去記事でも、デジタルマーケティング市場で成長を続けるファンコミュニケーションズや、AI・データ活用でDX支援を行うユーザーローカルといった企業の財務の安定性について触れてきました。GameWithも同様に、この強固な財務基盤を活かし、ゲーム業界のトレンドを捉えた新たなサービス展開に期待が持てます。


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