本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
理想科学工業(6413)ってどんな会社?
こんにちは、アナリストのぽん吉です!今回は、ユニークな印刷技術で世界に存在感を示す理想科学工業(証券コード:6413)について、じっくり見ていきましょう。
理想科学工業は、オフィス向けの印刷機器を開発・製造・販売している企業です。特に、高速デジタル孔版印刷機「リソグラフ」は、世界中の教育機関、官公庁、NPO法人などで広く使われており、同社の代名詞とも言える製品ですね。大量の印刷物を低コストかつ高速で作成できるのが最大の魅力です。また、高速インクジェットプリンター「オルフィス」シリーズも手掛けており、こちらはカラー印刷の高速化と環境負荷低減を両立させています。
デジタル化が進む現代においても、紙媒体での情報共有のニーズは根強く、特に教育現場での教材印刷や、地域コミュニティでの広報物作成など、特定のニッチ市場で確固たる地位を築いています。独自の技術力で、社会の「印刷」ニーズを支えている、そんな企業と言えるでしょう。
直近の主要な指標(2026年2月5日(木)時点)
- 最低投資金額 : 124,800円(1,248円/株)
- PBR : 1.18倍
- PER : 17.72倍
- 配当利回り : 4.01%
- 株主優待 : なし
ぽんぽん的な評価
〇 ぽんぽんは、買いたいぽん!
長期的な視点で、安定配当と盤石な財務に安心感を覚えるぽん!印刷市場の変化に対応する技術力にも期待したいぽん!
評価の理由
[評価の注目ポイント]
高い自己資本比率と魅力的な配当利回りが魅力的な銘柄ぽん!独自の印刷技術が社会に貢献している点にも注目しているぽん!
A. 成長性 : 〇
理想科学工業の成長性は、過去数年の売上や利益の推移を見ると、やや横ばい傾向にあります。しかし、同社の主力製品であるリソグラフは、その高速性、低コスト性、そして環境配慮型という特性から、教育機関や官公庁、新興国市場において依然として高い需要を持っています。
デジタル化の波は避けられませんが、紙媒体の需要が完全になくなることは考えにくく、特に学校のプリントや地域のお知らせなど、手軽に大量印刷したいというニーズは根強く存在します。オフィス向け高速インクジェットプリンター「オルフィス」も、カラー印刷の需要に応えつつ、環境性能で差別化を図っています。
最近の興味深いニュースとして、ハワイの高校で障害を持つ生徒たちがシルクスクリーン印刷を通じて職業訓練を受けているという報道がありました。(参照元:Kaimukī students with disabilities prepare for life after high school – Hawaii Public Radio)。シルクスクリーン印刷は孔版印刷の一種であり、理想科学工業のリソグラフもこの孔版印刷技術を応用したものです。この事例は、同社の技術が単なるビジネス用途だけでなく、教育や社会貢献の分野で新たな価値を生み出す可能性を示唆しています。生徒たちが印刷技術を習得し、社会参加を促すという側面は、理想科学工業の製品が持つ社会的意義の深さを教えてくれます。今後、このような社会貢献的な側面を事業戦略にどう組み込み、新たな需要を創出していくかが、さらなる成長の鍵となるでしょう。
B. 割安性 : 〇
PBR1.18倍、PER17.72倍という指標は、現在の市場環境において特段の割安感があるとは言えませんが、極端な割高感もありません。しかし、注目すべきは配当利回り4.01%という水準です。これは非常に魅力的で、インカムゲインを重視する投資家にとっては大きなプラスポイントと言えるでしょう。安定した高配当は、株価の変動リスクをある程度カバーし、長期保有の安心感にも繋がります。株主優待制度は設けられていませんが、この高い配当利回りがその代わりを果たしていると考えることもできますね。
C. 安全性 : ◎
理想科学工業の財務健全性は非常に高く、自己資本比率は74.8%と、一般的に望ましいとされる30%を大きく上回る盤石な水準を誇ります。これは、企業が外部からの借入に依存せず、自社の資金で事業を運営している割合が高いことを示しており、非常に安定した経営基盤を持っている証拠です。有利子負債は増加傾向にあるものの、この高い自己資本比率があれば、急激な経済変動や予期せぬ事態にも十分耐えうる強固な財務体質と言えるでしょう。EPS(1株当たり利益)も大きな乱高下がなく、安定した収益力を維持していることも、安全性の高さを裏付けています。
高い自己資本比率を持つ企業は、一般的に財務の安定性が評価されます。例えば、四電工(19390)や朝日インテック(77470)なども、盤石な財務体質で知られています。理想科学工業も同様に、安定性を重視する投資家にとって魅力的な選択肢となり得るでしょう。


コメント