本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
はじめに
皆さん、こんにちは!今回は、飲食店の開業・運営を強力にサポートするユニークなビジネスモデルを持つテンポスホールディングス(東証スタンダード:2751)について、ぽんぽんが詳しく見ていきたいと思います。中古厨房機器の販売から飲食店経営まで、幅広い事業を展開する同社の魅力と、投資を考える上でのポイントを一緒に探っていきましょう!
テンポスホールディングスってどんな会社?
テンポスホールディングスは、「飲食店のトータルサポート」を掲げ、多角的な事業を展開している企業です。主な事業は、飲食店向けの中古厨房機器・調理道具の販売と、それに伴う新品厨房機器の販売です。飲食店にとって初期投資を抑える上で、中古厨房機器は非常に重要な選択肢となりますよね。同社は全国に店舗を展開し、豊富な品揃えとメンテナンス体制で飲食店を支えています。
さらに、同社は自らも飲食店を経営しており、ステーキレストラン「あさくま」を主力ブランドとして展開しています。自社で飲食店を運営することで、顧客である飲食店のニーズを深く理解し、より的確なソリューションを提供できるという強みを持っています。まさに「自分たちが使うからこそ分かる」という視点で、現場に寄り添ったサービスを提供していると言えるでしょう。また、飲食店の独立・開業支援や、M&A支援なども手掛けており、飲食業界の活性化に貢献しています。
直近の営業日における主要な指標は以下の通りです。
- 最低投資金額 : 343,000円(3,430円/株)
- PBR : (連)2.54倍
- PER : (連)19.28倍
- 配当利回り : 0.26%
- 自己資本比率 : (連)60.4%
- ROE : (連)13.95%
(2025年10月30日(木)時点)
ぽんぽん的な評価
〇 ぽんぽんは、買いたいぽん!もう少し割安になったら検討したいぽん〜!
評価の理由
[評価の注目ポイント] 中古厨房機器ビジネスで飲食店をサポート!盤石財務も、直近の収益性悪化と割高感は気になるぽん!
A. 成長性 : △
テンポスホールディングスは、飲食店の開業・運営支援や中古厨房機器の需要を背景に、堅実な事業基盤を持っています。しかし、提供されているデータでは「成長性0.0倍」と示されており、直近で積極的な成長トレンドが見えにくい状況です。また、収益性も前年同期比で低下傾向にあるという情報も気になるところですね。飲食店業界は景気変動の影響を受けやすいため、今後の市場環境の変化や、同社がどのような成長戦略を描いていくかに注目したいぽん。
B. 割安性 : △
PERは(連)19.28倍、PBRは(連)2.54倍となっており、これらの指標だけを見ると、市場全体や同業他社と比較して特別割安とは言えない水準にあります。配当利回りも0.26%と低めなので、株価の割安感を重視する投資家にとっては、もう少し株価が調整されるのを待ちたいと感じるかもしれません。株主優待については、提供データには含まれていませんが、もし魅力的な優待があれば、総合的な利回りの評価も変わってくるかもしれませんね。
C. 安全性 : ◎
テンポスホールディングスの財務健全性は非常に高く評価できます。自己資本比率は(連)60.4%と、一般的に望ましいとされる水準を大きく上回っており、非常に安定した財務基盤を築いていることが分かります。有利子負債も足元で減少傾向にあり、不測の事態にも十分対応できる財務的な余裕があると言えるでしょう。この盤石な財務体質は、長期的な視点での投資を考える上で、大きな安心材料になるぽん!
外部環境とテンポスホールディングス
世界経済の動向は、日本の企業活動にも間接的に影響を与えます。例えば、2025年10月29日付けのNasdaqの記事「Fed Delivers Expected Rate Cut While Signaling End to Balance Sheet Reduction」によると、米連邦準備制度理事会(FRB)は予想通り利下げを実施し、同時にバランスシート縮小の終了を示唆しました。
このニュースは、米国の金融引き締め政策が緩和方向へ転換していることを示唆しており、世界的な金利低下や景気回復への期待が高まる可能性があります。テンポスホールディングスにとって、米国の金融政策が直接的な影響を及ぼすことは少ないかもしれません。しかし、世界経済が安定し、成長局面に入れば、日本の景気にも良い影響が波及することが期待されます。金利が下がれば、企業の資金調達コストが低下し、飲食店が新規出店や設備投資に積極的になる可能性も出てきます。また、消費者の購買意欲向上にも繋がり、飲食店業界全体に追い風となることも期待できます。テンポスホールディングスは飲食店を主要顧客としているため、このような経済環境の変化は、間接的に同社の事業活動にも良い影響を与える可能性があるでしょう。
まとめ
テンポスホールディングスは、飲食店の開業から運営までをトータルで支援するユニークなビジネスモデルと、ステーキレストラン「あさくま」などの自社飲食店経営を通じて、現場のニーズを深く理解している強みを持つ企業です。特に、自己資本比率60.4%という盤石な財務基盤は、同社の大きな魅力と言えるでしょう。財務の安定性を重視する投資家にとっては、安心して見守れる銘柄の一つかもしれませんね。例えば、他の盤石財務の企業として、〇(7282)豊田合成なども参考にしてみてはいかがでしょうか。
一方で、直近の収益性悪化や「成長性0.0倍」という情報からは、積極的な成長トレンドが見えにくい点が課題として挙げられます。また、PERやPBRといった割安性の指標も、現時点では特別魅力的な水準とは言えません。割安感を求めるなら、〇(5976)高周波熱錬のようにPBRが低い銘柄を検討するのも一案です。
今後、同社がどのように収益性を改善し、成長戦略を具体化していくのかが注目されます。飲食店業界の動向や、同社の新たな取り組みに目を向けながら、投資を検討するタイミングを見極めるのが賢明かもしれません。飲食関連銘柄としては、〇(2831)壱番屋なども参考に、比較検討してみるのも良いでしょう。投資は自己責任。じっくりと情報を収集し、ご自身の判断で行動してくださいね!


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