◯(9697)レント : PER7.56倍と3.85%高配当!高ROEも自己資本比率に注目

銘柄紹介

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

銘柄の基礎情報

今回ご紹介するのは、建設機械のレンタル及び販売、修理を手掛ける株式会社レント(証券コード: 9697)です。建設現場や土木工事、イベント会場などで必要とされる多種多様な機械を、必要な期間だけ提供することで、顧客の設備投資負担を軽減し、効率的な事業運営をサポートしています。特に、環境に配慮した最新鋭の機械や、特定の用途に特化した専門性の高い機械の提供にも力を入れており、建設業界のDX推進や省力化にも貢献している企業と言えるでしょう。

直近の営業日における主要な指標は以下の通りです。

  • 最低投資金額 : 545,000円(5,450円/株)
  • PBR : 1.18倍
  • PER : 7.56倍
  • 配当利回り : 3.85%
  • 株主優待 : なし
  • (2025年12月12日(金)時点)

ぽんぽん的な評価

〇 ぽんぽんは、買いたいぽん!

高配当と割安感は魅力だけど、自己資本比率の動向は注視したいぽん!もう少し下がるのを待ちたいぽん〜!

評価の理由

[評価の注目ポイント]

高配当と市場平均を大きく下回るPERは魅力的!ただ、自己資本比率の推移はしっかり見ておきたいぽん!

A. 成長性 : 〇

レントは、建設機械レンタル業界において、お客様のニーズに応じた多様な機械とサービスを提供することで、安定した収益基盤を築いています。建設業界は、公共投資や民間設備投資、そして災害復旧需要など、様々な要因によって変動しますが、同社は最新鋭の機械導入やデジタル技術を活用した効率化を進めることで、市場の変化に対応しようとしています。特に、環境規制の強化や省力化ニーズの高まりは、高性能なレンタル機械への需要を後押しするでしょう。直近のROE(実績)が18.38%と非常に高い水準にあることは、自己資本を効率的に活用し、高い収益性を上げている証拠と言え、今後の成長にも期待が持てます。

B. 割安性 : ◎

レントの現在のPERは7.56倍、PBRは1.18倍、配当利回りは3.85%となっています。市場平均と比較するとPERはかなり割安感があり、配当利回りも3%台後半と高水準で魅力的です。PBRも1倍台前半と、企業の持つ資産価値から見ても過度な割高感はありません。高ROEと合わせて考えると、株価は割安に放置されている可能性も考えられ、投資家にとって魅力的な水準にあると個人的には感じています。

C. 安全性 : △

自己資本比率(実績)は25.8%となっています。建設機械レンタル業は、多額の設備投資を必要とするビジネスモデルのため、有利子負債を抱えやすく、自己資本比率が他の業種に比べて低くなる傾向があります。しかし、一般的に見ると25.8%という水準は、もう少し高い方が財務の安定性という点では安心感があります。高いROEは効率的な経営を示唆していますが、不測の事態に備えるためにも、自己資本比率の今後の推移は注意深く見守る必要があるでしょう。とはいえ、豊富なレンタル資産と安定した事業基盤は、一定の安全性を担保しているとも言えます。

アナリストの視点から

レントは、日本の建設・土木業界を支える重要なインフラ企業の一つです。建設機械レンタルは、景気変動の影響を受けやすい側面もありますが、老朽化したインフラの更新需要や、大規模災害時の復旧作業など、社会にとって不可欠なサービスを提供しています。

同社のような建設関連企業は、日本の社会基盤を支える上で欠かせない存在です。例えば、インフラ補修のリーディングカンパニーであるショーボンドホールディングス(1414)のように、専門性の高い技術で社会貢献と収益を両立している企業もあります。レントも、建設機械の提供を通じて、日本のインフラ維持・発展に貢献していると言えるでしょう。

さて、少し視点を変えて、グローバルなニュースにも目を向けてみましょう。2025年12月14日には、「Hong Kong Court to Give Verdict on Media Mogul Who Took on China」というニュースが報じられました。これは、香港のメディア界の大物が、中国政府との対立の中で裁判の判決を受けるというものです。直接的に建設機械レンタルとは関係ありませんが、このような地政学的リスクや政治・経済の動向は、グローバルなサプライチェーンや投資環境に影響を与え、ひいては日本企業の事業環境にも間接的な影響を及ぼす可能性があります。特に、建設資材の調達や海外事業展開を考える上で、国際情勢の動きは常に意識しておくべき重要な要素と言えるでしょう。

レントの魅力は、その高い配当利回りと割安な株価指標にあります。自己資本比率の動向は注視が必要ですが、高いROEが示すように、効率的な経営で利益を生み出す力は評価できるポイントです。今後の建設需要や同社の戦略的取り組みが、どのように業績に反映されていくか、引き続き注目していきたい銘柄の一つです。

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