◯(7416)はるやまホールディングス : PBR0.58倍の割安感:充実した株主優待が魅力

銘柄紹介

はじめに

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

1. 銘柄の基礎情報

はるやまホールディングス(7416)は、岡山県を本拠地として全国に紳士服専門店を展開している企業です。主力ブランドの「はるやま」に加え、若年層や都市部をターゲットにした「P.S.FA(パーフェクトスーツファクトリー)」、低価格路線の「フォーエル」など、多様なニーズに応えるブランドポートフォリオを持っています。近年はビジネスウェアのカジュアル化やテレワークの普及に対応し、高機能なセットアップや「洗えるスーツ」などの商品開発に注力しています。

直近の営業日における主要な指標は以下の通りです。

最低投資金額 : 78,600円(786円/株)
PBR : 0.58倍
PER : 24.83倍
配当利回り : 1.97%
株主優待 : 100株以上で「ネクタイまたはワイシャツ・ブラウス贈呈券」1枚、および「15%割引券」2枚など
(2026年3月6日時点)

2. ぽんぽん的な評価

〇 ぽんぽんは、買いたいぽん!

株主優待がとっても豪華で、ビジネスマンにはたまらない銘柄だぽん!PBRも0.6倍割れと、資産価値から見ればかなり割安に放置されている印象だぽん。今は少し収益性が不安定だけど、750円くらいまで調整する場面があれば、優待目的で長期保有したいぽん〜!

3. 評価の理由

[評価の注目ポイント]
圧倒的な低PBRと充実した株主優待が最大の魅力です。不採算店舗の整理やEC強化による収益構造の改革が進めば、資産価値の再評価(リバリュー)が期待できる局面にあると見ています。

A. 成長性 : △
収益性は現在、厳しい局面にあります。純利益率と営業利益率は前年同期比でマイナス幅が拡大しており、ROEも2.79%と低水準です。スーツ需要の構造的な変化に対し、いかに新しいライフスタイル提案で売上を回復させるかが課題となります。ただし、不採算店の閉鎖などリストラ策による「筋肉質な体質」への転換は進んでいます。

B. 割安性 : ◎
PBR 0.58倍という水準は、企業の解散価値を大きく下回っています。1株あたり純資産(BPS)が1,359.50円であるのに対し、株価が700円台というのは、市場が同社の資産をかなり過小評価している状態と言えます。配当利回りも約2%あり、優待を含めた総合利回りは非常に高い水準になります。

C. 安全性 : 〇
自己資本比率は55.6%を維持しており、一般的に健全とされる30%を大きく上回っています。有利子負債は増加傾向にありますが、直ちに財務危機に陥るような水準ではありません。店舗という実物資産を多く保有している点も、下値の支えとして機能しやすいポイントです。

4. 外部ニュースから見る「資産価値」の重要性

はるやまホールディングスのような店舗網を持つ小売業を分析する際、単なる「服の売れ行き」だけでなく、その「資産の活かし方」に注目する必要があります。ここで、興味深い海外のニュースをご紹介します。

オーストリアの不動産持ち株会社であるModerat Holdingに関する記事です。
Moderat Holding Achieves Record-Breaking Fiscal Year 2025 Under CEO Markus Gunesch. – markets.businessinsider.com

この記事によると、Moderat Holdingは2025年に150以上の住宅ユニットをリノベーション(近代化)することで、ポートフォリオの価値を約1億ユーロから1億3500万ユーロへと大幅に引き上げました。彼らの戦略の核心は、既存の古い資産を現代のニーズに合わせてアップグレードし、価値を再定義することにあります。2031年までにポートフォリオを2億5000万ユーロに拡大するという明確なロードマップを描いています。

この「リノベーションによる価値向上」という考え方は、はるやまホールディングスにも通じるものがあります。はるやまは全国に多くの路面店やテナント店舗を展開していますが、これらは単なる「売り場」ではなく、貴重な「不動産資産」です。Moderat Holdingが古い住宅を現代的な住まいに変えたように、はるやまも不採算の紳士服店を、例えばカフェ併設型店舗やシェアオフィス機能を備えた拠点、あるいは他業態への転換など、時代に即した形へリノベーションすることで、資産の収益性を劇的に改善させるポテンシャルを秘めています。

現在の低いPBRは、市場が「店舗資産が十分に活用されていない」と判断している証左でもあります。逆に言えば、経営陣がModerat Holdingのような積極的な資産の再定義と近代化を進めることができれば、株価はBPS(1,359.50円)を目指して大きく是正される可能性があるのです。

5. まとめ

はるやまホールディングスは、足元の業績こそ苦戦しているものの、財務の健全性と圧倒的な資産背景を持つ「バリュー株」の典型です。特に、100株保有で得られる優待券は、ビジネスウェアを必要とする層にとっては現金同等以上の価値があります。収益性の改善にはまだ時間がかかるかもしれませんが、低PBRという「安全域」に守られながら、じっくりと復活を待てる銘柄と言えるでしょう。

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◎(99900)サックスバー ホールディングス : 自己資本比率73.3%の盤石財務:高配当4.18%とモータースポーツ挑戦
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投資のヒントになれば幸いです。次回の銘柄紹介もお楽しみに!

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