◯(6751)日本無線 : 高ROEの収益性改善と盤石財務!社会インフラ事業に期待

銘柄紹介

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

JRC(日本無線)の基礎情報:社会インフラを支える通信技術のパイオニア

今回ご紹介するのは、JRC(日本無線)です。日本無線は、その名の通り「無線」技術を基盤に、社会インフラを支える多岐にわたる事業を展開している企業です。具体的には、船舶向けのレーダーや無線通信装置といった航海電子機器、防災・行政無線システムなどの社会情報システム、さらにはETCシステムといったITS(高度道路交通システム)関連機器など、私たちの生活に欠かせない分野で活躍しています。

特に、災害時における通信確保や、船舶の安全航行、道路交通の効率化といった、安心・安全な社会の実現に貢献する技術を提供している点が大きな特徴と言えるでしょう。長年にわたり培ってきた高周波・通信技術は、その信頼性と安定性で高く評価されています。

直近の営業日における主要な指標は以下の通りです。

  • 最低投資金額 : 138,800円(1,388円/株)
  • PBR : 3.40倍
  • PER : 14.33倍
  • 配当利回り : 2.09%
  • 株主優待 : なし

(2025年12月19日(金)時点)

ぽんぽん的な評価

〇 ぽんぽんは、買いたいぽん!

高い収益性と安定した財務は魅力的ぽん!PBRは少し高めだけど、今後の成長に期待して、少し下がってきたら検討したいぽん~!

評価の理由

[評価の注目ポイント]

高いROEに裏打ちされた収益性の改善と安定した財務基盤が魅力ぽん!社会インフラを支える技術力にも注目ぽん!

A. 成長性:〇

JRCは、過去数年の純利益率や営業利益率が改善傾向にあり、着実に収益力を高めています。特に、EPS(1株当たり利益)が前年同期比で伸びを見せている点は、企業が稼ぐ力を着実に向上させている証拠と言えるでしょう。社会インフラの老朽化対策やデジタル化の進展は、JRCの得意とする分野において安定的な需要を生み出すと考えられます。ただし、提供データに「成長性: 0.0倍」という記述もあり、これは特定の期間での成長率が横ばいであるか、あるいは特定の指標に限定された情報である可能性も考えられます。しかし、全体的な収益改善やEPSの伸びを考慮すると、今後の事業拡大への期待は持てそうです。

B. 割安性:△

PER(株価収益率)は14.33倍と、市場全体や同業他社と比較しても極端な割高感はありません。しかし、PBR(株価純資産倍率)が3.40倍と、解散価値とされる1倍を大きく上回っており、割安とは言えない水準です。これは、JRCが非常に高いROE(自己資本利益率)25.63%を達成していることの裏返しとも考えられます。高いROEは、企業が株主資本を効率的に活用して利益を生み出していることを示しており、市場がその収益性を評価している結果とも言えます。配当利回りは2.09%と平均的な水準ですが、安定した事業基盤からの配当は魅力的です。

C. 安全性:◎

JRCの財務健全性は非常に安定していると言えるでしょう。自己資本比率は35.5%と、一般的に望ましいとされる30%を上回る水準を維持しています。これは、企業の財政基盤が強固であり、外部からの借入に過度に依存していないことを示します。また、有利子負債も前年同期比で増加する局面がありつつも、直近では横ばい圏で推移しており、財務リスクは限定的と評価できます。社会インフラを支える事業特性上、長期的な視点での安定した経営が求められるため、この強固な財務基盤は投資家にとって安心材料となるでしょう。

JRCのような社会インフラを支える企業は、DX(デジタルトランスフォーメーション)の波に乗ってさらなる成長を遂げる可能性も秘めています。例えば、ITソリューションの強化によって企業競争力を高める動きは、多くの日本企業で見られます。関連するテーマとして、以下の記事もご参照ください。

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