◯(4350)Gunosy : Web3挑戦と高配当3.02%

銘柄紹介

はじめに

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

銘柄の基礎情報

今回ご紹介するのは、Gunosy(グノシー)です。Gunosyは、情報キュレーションアプリ「Gunosy」や女性向け情報アプリ「LUCRA(ルクラ)」などを運営する、情報・通信業の企業です。主な事業は、これらのアプリを通じた広告事業と、近年注力しているWeb3関連事業です。

スマートフォンの普及とともにニュースアプリの利用が広がる中で、Gunosyはユーザーの興味関心に合わせたパーソナライズされた情報提供で支持を得てきました。また、その情報配信のノウハウを活かしたアドテクノロジー事業も展開し、広告主とユーザーを繋ぐ役割を担っています。

直近の営業日における主要な指標は以下の通りです。

  • 最低投資金額 : 60,600円(606円/株)
  • PBR : 1.30倍
  • PER : 33.85倍
  • 配当利回り : 3.02%
  • 株主優待 : なし(現在のところ情報なし)
  • (2025年10月14日(月)時点)

ぽんぽん的な評価

〇 ぽんぽんは、買いたいぽん! 新規事業への期待は大きいけれど、もう少し事業の安定性が見えてきてから買いたいぽん〜!

評価の理由

[評価の注目ポイント] ニュースアプリとアドテクで安定基盤を築きつつ、Web3などの新規事業で未来を切り拓く挑戦に注目ぽん!

A. 成長性 : 〇

Gunosyの成長性は、既存のニュースアプリ事業とアドテクノロジー事業の安定、そして新規事業の育成にかかっています。ニュースアプリ市場は成熟しつつあり、競争も激化していますが、Gunosyは長年の運営で培ったユーザー基盤とデータ分析力を強みとしています。

特に注目したいのは、近年力を入れているWeb3関連事業です。子会社であるLayerXとの連携や、ブロックチェーン技術を活用した新たなサービス開発など、未来のインターネット経済圏を視野に入れた挑戦を続けています。これは、従来の広告収入に依存するビジネスモデルからの脱却を図り、新たな収益の柱を確立しようとする意欲の表れと言えるでしょう。過去数年の売上や利益は、広告市況の変動や新規事業への先行投資の影響で波がありますが、この積極的な投資が将来の成長ドライバーとなる可能性を秘めています。

情報提供とAI活用で成長を目指す企業としては、ミンカブ・ジ・インフォノイドのような銘柄も参考になるかもしれませんね。

B. 割安性 : △

現在のPERは33.85倍、PBRは1.30倍となっています。PERは、成長期待をある程度織り込んでいる水準と言えるでしょう。同業他社と比較しても、特別割安感があるとは言いがたいかもしれません。ROE(自己資本利益率)が0.74%と低い水準にあるのは、新規事業への先行投資や、既存事業での利益率改善が今後の課題であることを示唆しています。

一方で、配当利回りは3.02%と比較的魅力的な水準にあります。ただし、Gunosyの配当は業績連動型であるため、今後の業績によって変動する可能性も考慮しておく必要があります。株主優待は現在のところ設定されていません。

C. 安全性 : ◎

Gunosyの財務基盤は非常に強固であると評価できます。自己資本比率は84.4%と極めて高く、安定した経営を続けている証拠です。これは、事業環境の変化や新規事業への投資を自己資金で賄う十分な余力があることを意味します。負債が少なく、キャッシュフローも安定しているため、短期的な資金繰りの心配は少ないでしょう。

信用買残が1,754,400株、信用倍率が19.01倍と、信用取引で買われている株が多い点は、短期的な需給の偏りとして意識しておく必要がありますが、企業の長期的な安全性という観点では、この盤石な財務健全性は大きな強みと言えるでしょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました