◯(3757)インターライフHD : 高配当4.99%・堅実財務

銘柄紹介

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

はじめに

皆さん、こんにちは!今回は、店舗や商業施設の空間づくりを手掛けるインターライフホールディングス(東証スタンダード:3757)をご紹介します。街を歩けば目にするおしゃれなカフェやショップ、快適なオフィス空間など、私たちの生活を彩る様々な場所の内装を手掛けるプロフェッショナル集団です。その魅力と、投資対象としての評価をじっくり見ていきましょう。

インターライフホールディングス(3757)の基本情報

インターライフホールディングスは、店舗や商業施設、オフィス、ホテル、医療施設などの内装設計、施工、監理を一貫して手掛ける企業グループです。企画からデザイン、設計、施工、アフターサービスまで、お客様のニーズに応じた最適な空間を提供しています。特に、店舗デザインにおいては、単なる見た目の美しさだけでなく、機能性や集客力、ブランドイメージの向上に貢献する提案力が強みです。

直近の営業日における主要な指標は以下の通りです。

  • 最低投資金額 : 40,100円(401円/株)
  • PBR : 1.44倍
  • PER : 10.40倍
  • 配当利回り : 4.99%
  • 株主優待 : なし

(2025年10月10日(金)時点)

ぽんぽん的な評価

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評価の理由

[評価の注目ポイント]
高配当利回りと堅実な財務、そして空間プロデュースの専門性で、安定した収益と成長が期待できるぽん!

A. 成長性:〇

インターライフホールディングスが事業を展開する内装市場は、社会の変化と共に進化を続けています。例えば、コロナ禍を経て、人々が求める店舗やオフィスのあり方は大きく変わりました。単なるモノを売る場所から「体験」を提供する場所へ、働く場所から「交流」や「創造」を促す場所へと変貌を遂げています。インバウンド需要の回復や都市再開発も追い風となり、新しいコンセプトの施設や既存施設の改修ニーズは今後も堅調に推移すると考えられます。

同社は、企画から設計、施工、アフターサービスまで一貫して手掛ける「ワンストップソリューション」が強みです。これにより、顧客の多様なニーズに柔軟に対応し、高品質な空間を効率的に提供できる体制を確立しています。これは、変化の激しい市場において、顧客から選ばれる大きな要因となるでしょう。

また、住宅製造大手のLegacy Housing Corporationが、現代のライフスタイルに合わせた新しい間取りやデザインを発表し、コア製造能力への回帰とリーダーシップの移行を進めているというニュースがありました。(参照元:The Manila Times)。この記事では「家族向けで現代的なリビング」「統合されたダイニングバー」「メディア重視のファミリールーム」「5つ星のバスルーム」といった、利用者の快適性や体験価値を重視したデザインが紹介されています。これは住宅市場の動向ですが、商業施設やオフィスにおいても、顧客や従業員が「どのような空間で過ごしたいか」というニーズは共通しています。

インターライフホールディングスは、このような市場のトレンドを捉え、単なる内装工事にとどまらず、利用者の視点に立った空間プロデュースを通じて、新たな価値創造に貢献していくことが期待されます。企業が「コア事業」に焦点を当て、その強みを強化していくというLegacy Housing Corporationの動きは、インターライフホールディングスが内装設計・施工という本業を深掘りし、市場のニーズに応え続けることの重要性を示唆していると言えるでしょう。

B. 割安性:◎

現在のPER(株価収益率)は10.40倍と、同業他社と比較しても割安感がある水準にあります。また、PBR(株価純資産倍率)は1.44倍と、会社の純資産に対して妥当な評価を受けていると言えるでしょう。さらに、特筆すべきは配当利回りの高さで、4.99%という水準は非常に魅力的です。安定的な配当を重視する投資家にとっては、見逃せないポイントではないでしょうか。ROE(自己資本利益率)も17.96%と高く、資本を効率的に活用して利益を生み出している優良企業であることも示しています。

C. 安全性:〇

財務の健全性を示す自己資本比率は44.6%と、建設・内装業界の平均と比較しても十分な水準を維持しています。これは、会社の経営基盤が安定しており、外部環境の変化や予期せぬ事態にも対応できる体力があることを示しています。高ROEと合わせて、効率的かつ安定した経営がなされていると評価できるでしょう。

他の堅実な財務と高配当を誇る企業としては、例えばダイニチ工業(5951)なども挙げられます。様々な企業の財務状況を比較検討してみるのも良いかもしれませんね。

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