はじめに
皆さん、こんにちは!今回は、旅行やレジャー、そして日々の生活に密着したサービスで私たちを支える企業、共立メンテナンス(9616)について、ぽんぽんアナリストが深掘りしていきますぽん!「ドーミーイン」や「共立リゾート」といった人気のホテル事業から、学生寮・社員寮の運営まで、幅広い事業を手掛ける共立メンテナンスの魅力に迫りますぽん!
注意事項
本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
銘柄の基礎情報
共立メンテナンスは、ホテル事業、寮事業、高齢者向け住宅事業、その他リゾート事業などを展開する企業です。特に、全国に展開するビジネスホテル「ドーミーイン」は、天然温泉やサウナ、夜鳴きそばの無料提供といったユニークなサービスで高い人気を誇ります。また、地域性を活かした個性豊かなリゾートホテル「共立リゾート」も展開し、国内外からの観光客を魅了しています。さらに、学生会館や社員寮の運営も手掛け、安定した収益基盤を築いているのが特徴です。
最低投資金額 : 282,000円(2,820円/株)
PBR : 1.93倍
PER : 12.51倍
配当利回り : 1.63%
株主優待 : 共立リゾートやドーミーインで利用可能な優待割引券、共立トラベルで利用可能な優待旅行券など
(2025年11月17日(月)時点)
ぽんぽん的な評価
◎ ぽんぽんは、買いたいぽん!今すぐ買いたいぽん〜!
評価の理由
[評価の注目ポイント] インバウンドと国内需要回復でホテル・寮事業が絶好調!安定した成長と高収益性を兼ね備えた魅力的な銘柄ぽん!
A. 成長性 : ◎
共立メンテナンスの成長性は、まさに「◎(二重丸)」をつけたいポイントです。過去数年の売上高は前年同期比で拡大傾向にあり、EPS(1株当たり利益)も安定して伸び続けています。この成長を牽引しているのは、コロナ禍からの経済活動正常化と、それに伴うインバウンド(訪日外国人観光客)需要の本格的な回復、そして国内旅行需要の堅調さです。特に「ドーミーイン」は、その独自のサービスと快適性でビジネス利用だけでなく、レジャー目的の宿泊客にも選ばれるようになり、稼働率と客室単価の両面で収益を伸ばしています。また、「共立リゾート」も、地域に根ざした魅力的な施設で、富裕層やリピーターからの支持を集めています。
さらに、同社のもう一つの柱である学生会館や社員寮事業も、安定したストック収益源として成長を支えています。少子化が進む中でも、大学や企業からの質の高い寮運営へのニーズは高く、安定的な入居率を維持しています。このように、ホテル事業と寮事業という異なる特性を持つ事業をバランス良く展開することで、景気変動に強く、持続的な成長を実現している点が評価できます。今後も、新たなホテルの開業や既存施設の改修、そして高齢者向け住宅事業の拡大など、多角的な成長戦略が期待されますね。
B. 割安性 : 〇
割安性については「〇(丸)」と評価できます。現在のPER(株価収益率)は12.51倍で、これは成長企業としては比較的魅力的な水準だと感じます。高い成長性や収益性を考慮すると、このPERは決して割高とは言えないでしょう。PBR(株価純資産倍率)は1.93倍と、一般的に割安とされる1倍を上回っていますが、共立メンテナンスは多くの不動産(ホテルや寮の建物・土地)を保有している事業特性があります。そのため、PBRが高めに出る傾向があることを考慮に入れる必要があります。むしろ、高いROE(自己資本利益率)15.66%を達成していることを考えると、効率的に資産を活用して利益を生み出している証拠であり、このPBRは妥当な水準と見ることもできます。
配当利回り1.63%は高配当とは言えませんが、共立メンテナンスの魅力は充実した株主優待にあります。ドーミーインや共立リゾートで使える優待割引券や、共立トラベルで使える優待旅行券は、同社のサービスをよく利用する投資家にとっては、実質的な株主還元として非常に価値が高いと言えるでしょう。特に旅行好きの方や、出張でドーミーインを利用する機会が多い方にとっては、この優待は大きな魅力となり、長期保有を検討する動機にもなり得ますね。
他のホテル関連銘柄と比較しても、共立メンテナンスのPERは、その成長性と収益性を考慮すると、十分に投資妙味がある水準だと考えられます。例えば、インバウンド回復の恩恵を受ける他のホテル銘柄についても、以前の記事で◎(6547)グリーンズを紹介しましたが、共立メンテナンスも同様にその波に乗っていると言えるでしょう。
C. 安全性 : ◎
安全性に関しては、文句なしの「◎(二重丸)」です。自己資本比率は33.0%と、一般的に望ましいとされる30%を上回っており、非常に安定した財務基盤を築いています。これは、急な景気変動や予期せぬ事態にも耐えうる体力があることを示しています。また、ROE(自己資本利益率)は15.66%と非常に高く、株主から預かった資本を効率的に使って、しっかりと利益を生み出している優良企業であると言えます。
有利子負債については増減を繰り返していますが、これはホテルや寮といった大規模な不動産投資を伴う事業特性を考えれば、健全な範囲内と見なせます。新規施設の開設や既存施設の改修など、成長戦略のために戦略的に資金を投じている結果であり、その投資がしっかりと将来の収益に繋がっていることが、売上高やEPSの成長からも見て取れます。EPS(1株当たり利益)も前年同期比で増加が続いており、利益の質も安定しているため、企業の収益力と財務の健全性は非常に高いレベルにあると言えるでしょう。
このように、共立メンテナンスは、強固な財務体質と高い収益性を両立しており、安心して投資を検討できる銘柄の一つだと考えられます。長期的な視点で見ても、その安定性と成長性には期待が持てますね。


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