◎(6806)シライ電子工業 : 高ROE23.36%と4.97%高配当、次世代エレクトロニクスを支える技術力

銘柄紹介

はじめに

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

シライ電子工業(6806):次世代エレクトロニクスを支えるプリント配線板の雄

シライ電子工業は、プリント配線板(PCB)の製造・販売を主軸とする企業です。私たちの身の回りにあるあらゆる電子機器に欠かせない、まさに「エレクトロニクスの基盤」を供給しています。特に、高密度多層配線板やフレキシブルプリント配線板(FPC)といった、高度な技術を要する製品に強みを持っています。スマートフォン、自動車、医療機器、産業用ロボットなど、幅広い分野で同社の技術が活用されており、社会のデジタル化やIoT化が進む中でその存在感は増しています。

同社の製品は、単なる電子部品ではなく、各デバイスの性能を最大限に引き出すための重要な役割を担っています。例えば、小型化が進む電子機器においては、より高密度な配線技術が求められ、シライ電子工業はそのニーズに応えるべく、常に技術革新に取り組んでいます。

直近の営業日における主要な指標は以下の通りです。

  • 最低投資金額 : 70,400円(704円/株)
  • PBR : (連)1.09倍
  • PER : (連)7.52倍
  • 配当利回り : 4.97%

(2025年12月30日(火)時点)

ぽんぽん的な評価

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評価の理由

[評価の注目ポイント]

高い収益性と盤石な財務基盤に加え、次世代エレクトロニクスを支える技術力と高配当に注目ぽん!

A. 成長性 : 〇

シライ電子工業の収益性は、近年改善傾向にあると見られます。営業利益率や純利益率は前年同期比で堅調に推移しており、ROE(自己資本利益率)は23.36%ROA(総資産利益率)も一般的に望ましいとされる水準を上回っており、効率的な経営ができている証拠と言えるでしょう。また、EPS(1株あたり利益)も前年同期比で増加傾向にあり、企業としての稼ぐ力が向上していることが伺えます。

同社の主要製品であるプリント配線板は、スマートフォンやPCといった汎用的な電子機器だけでなく、自動車の電装化、IoTデバイスの普及、5G通信インフラの整備、さらには医療機器や産業用ロボットといった多様な分野で需要が拡大しています。特に、高機能・高信頼性が求められる分野での同社の技術力は強みとなります。2026年に入り、AIやDX(デジタルトランスフォーメーション)の加速に伴い、高性能な半導体や電子部品の需要はさらに高まることが予想され、同社の事業環境は引き続き良好であると考えられます。

加えて、外部ニュースにも注目したい点があります。科学誌「Nature」に掲載された論文「Fatigue-resistant metal-film-based flexible conductors with a coherent gradient nanolayered architecture」(https://www.nature.com/articles/s41928-025-01503-1)は、柔軟なエレクトロニクスにおける金属膜ベースの疲労耐性導体に関する研究成果を報じています。この研究は、薄い金属膜が柔軟な基板上で機械的疲労(ひび割れ)を起こしにくい構造を実現することに焦点を当てています。

シライ電子工業が手掛けるフレキシブルプリント配線板(FPC)は、ウェアラブルデバイスや曲面ディスプレイ、折りたたみスマートフォンなど、曲げや繰り返し使用が前提となる次世代エレクトロニクス製品に不可欠な技術です。このNatureの論文で示されたような疲労耐性の高いフレキシブル導体の開発は、FPCの耐久性や信頼性を飛躍的に向上させる可能性を秘めています。このような先端技術の研究が進むことで、同社の主要製品であるプリント配線板、特にフレキシブル基板の応用範囲がさらに広がり、新たな需要を喚起する可能性を秘めていると言えるでしょう。シライ電子工業がこれらの技術トレンドをどのように製品開発や事業戦略に取り込んでいくかが、今後の成長をさらに加速させる鍵となると考えられます。

他の高収益企業に関する記事も参考にしてみてください。◎(6199)セラク : ROE20.59%の高収益と自己資本比率66.6%の盤石財務

B. 割安性 : ◎

シライ電子工業の株価は、現在のところ非常に魅力的な水準にあると評価できます。PER(株価収益率)は7.52倍と、同業他社と比較してもかなり割安感があります。これは、企業の稼ぐ力に対して株価が低く評価されていることを示唆しています。また、PBR(株価純資産倍率)も1.09倍と、会社の解散価値である純資産とほぼ同水準であり、割安と判断できる水準です。

さらに、配当利回りは4.97%と非常に高く、安定したインカムゲインを期待できる点も大きな魅力です。2026年3月期の1株配当(会社予想)は35.00円とされており、株主還元にも積極的な姿勢が見られます。高ROEで効率的に利益を上げつつ、その利益を株主にもしっかり還元しようとしている企業姿勢は、長期的な投資家にとって好材料と言えるでしょう。

C. 安全性 : ◎

企業の財務健全性も非常に高く評価できます。自己資本比率は51.0%と、一般的に優良とされる30%を大きく上回る水準を維持しており、財務基盤が非常に盤石であることが伺えます。これは、外部からの借入に頼らず、自社の資本で事業を安定的に運営できることを意味します。また、有利子負債も減少基調にあり、財務リスクは低いと言えるでしょう。

このような強固な財務体質は、景気変動や予期せぬ事態が発生した場合でも、企業が安定して事業を継続できる体力があることを示しています。新たな設備投資や研究開発への資金投入も、自己資本をベースに計画的に進められるため、将来の成長戦略を安心して描ける基盤があると言えるでしょう。

半導体関連の技術を持つ企業で、自己資本比率が高い企業として、〇(6387)サムコ : 半導体成長を支える独自プラズマ技術、自己資本比率76.3%なども参考になるかもしれません。

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