はじめに
本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。
銘柄の基礎情報
今回ご紹介するのは、ITサービスの最前線で活躍するテックファームホールディングス(東証スタンダード:6679)です。同社は、スマートフォンアプリ開発やWebシステム構築といったモバイル・インターネット関連のシステム開発を中核事業としています。近年では、IoT、AI、ブロックチェーンなどの先端技術を活用したデジタルトランスフォーメーション(DX)支援にも注力し、企業のビジネス変革を強力にサポートしています。
特に、金融機関向けのシステム開発実績が豊富で、モバイルバンキングや決済システムなど、高度なセキュリティと信頼性が求められる分野で強みを発揮しています。また、交通機関やエンターテイメント分野など、幅広い業界でデジタルソリューションを提供しており、社会のデジタル化を支える重要な役割を担っている企業と言えるでしょう。
直近の営業日における主要な指標は以下の通りです。
- 最低投資金額 : 68,000円(680円/株)
- PBR : 1.76倍
- PER : 14.60倍
- 配当利回り : 1.18%
- 株主優待 : なし
- (2026年1月22日(木)時点)
ぽんぽん的な評価
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評価の理由
[評価の注目ポイント]: DX需要を背景に収益性改善が続き、財務も安定。IT企業としては割安感もあり、成長期待が高いぽん!
A. 成長性 : ○
テックファームホールディングスは、昨今のデジタルトランスフォーメーション(DX)の波をしっかりと捉え、収益性を大きく改善させています。提供されたデータによると、純利益率と営業利益率は前年同期比で大きく改善しており、その勢いは直近まで続いているようです。これは、企業がデジタル化への投資を加速させる中で、同社の提供するモバイル、IoT、AI、ブロックチェーンといった先端技術を活用したソリューションが、市場から高く評価されている証拠と言えるでしょう。
特に、金融機関向けのシステム開発で培ったノウハウは、他業界への展開においても大きな強みとなります。高水準のROE(自己資本利益率)とROA(総資産利益率)を維持していることからも、効率的な経営と収益力の向上が見て取れます。具体的な売上高や利益の成長率が示されていないものの、これらの収益性指標の改善傾向は、同社が安定的な成長軌道に乗っていることを示唆していると私は見ています。DX市場は今後も拡大が予想されており、同社の成長余地は大きいと考えられます。
B. 割安性 : ◎
現在の株価指標を見ると、テックファームホールディングスは魅力的な水準にあると感じます。PER(株価収益率)は14.60倍と、ITサービス企業としては比較的割安感があります。一般的に成長性の高いIT企業はPERが高くなりがちですが、同社の場合は収益改善が著しいにも関わらず、過度なプレミアムが乗っているわけではありません。
また、PBR(株価純資産倍率)は1.76倍で、これは企業の純資産に対して株価が適度に評価されていることを示しています。特筆すべきは、ROE(自己資本利益率)が20.07%と非常に高い水準にある点です。これは、自己資本を効率的に活用して利益を生み出す力が優れていることを意味します。高いROEを維持しながら、PERが15倍を下回る水準にあるのは、投資妙味があると言えるでしょう。配当利回りも1.18%と決して高くはありませんが、成長投資と株主還元をバランス良く行っている印象を受けます。
C. 安全性 : ◎
企業の財務健全性は、長期的な投資を考える上で非常に重要な要素です。テックファームホールディングスは、この安全性においても非常に高い評価ができます。自己資本比率は54.8%と、一般的に望ましいとされる30%を大きく上回る水準で安定しています。これは、会社の経営が自己資金で賄われている割合が高く、外部からの借入に依存しすぎていないことを示しており、不測の事態にも耐えうる強固な財務基盤を持っていると言えるでしょう。
有利子負債も大きな変化なく横ばいで推移しており、過度な借入によるリスクは低いと判断できます。EPS(1株当たり利益)も前年同期比で増加傾向にあり、ばらつきはあるものの、安定した利益創出能力が伺えます。このような盤石な財務状況は、今後の事業展開や新たな投資を行う上での大きなアドバンテージとなり、安心して見守ることができるポイントだと考えます。
ITモダナイゼーションの波に乗るテックファームホールディングス
テックファームホールディングスが活躍するITサービス業界、特にDX推進の分野は、今まさに大きな変革期を迎えています。企業は既存のレガシーシステムからの脱却と、クラウド、AI、データ分析といった最新技術の導入によるビジネスプロセスの最適化を急務としています。
このトレンドを示す興味深いニュースが、2026年1月22日付けのWashington Technologyで報じられました。「Tetra Tech acquires IT modernization, analytics outfit」という記事によると、グローバルエンジニアリング企業のTetra Techが、ITシステムのモダナイゼーションとデータ分析サービスを提供するHalvik Corp.を買収したとのことです。
この記事は、ITモダナイゼーションとデータ分析が、現代の企業にとってどれほど重要視されているかを明確に示しています。Halvik Corp.は、アジャイル開発やデジタルソリューション、DevOps、自動テスト、クラウドコンピューティング、ERPといったサービスラインを強みとしており、政府機関のITシステム刷新を支援してきました。このような買収は、企業が競争力を維持・強化するために、最新のIT技術とデータ活用能力をいかに渇望しているかを物語っています。
テックファームホールディングスも、まさにこのITモダナイゼーションとDXの潮流に乗っています。同社が提供するモバイル、IoT、AI、ブロックチェーンといった技術は、企業がレガシーシステムを刷新し、新たなビジネス価値を創造するための鍵となります。例えば、金融機関向けのモバイルバンキングシステムは、まさにITモダナイゼーションの一環であり、ユーザー体験の向上と業務効率化を同時に実現するものです。データ分析の領域でも、同社が培ってきたノウハウは、顧客企業の意思決定を高度化する上で不可欠なものとなるでしょう。
このニュースは、テックファームホールディングスのようなDX支援企業にとって、市場が拡大し、事業機会が豊富にあることを示唆しています。特に、企業のデジタル投資は今後も継続的に行われると予想されるため、同社の成長エンジンは今後も力強く稼働し続ける可能性が高いと私は考えています。
IT市場の動向については、過去記事「〇(9715)トランス・コスモス : 自己資本比率57.0%とDX需要、収益改善に注目」や「〇(4488)AI inside : AI-OCRでDX推進、自己資本比率65.1%も収益性改善に注視」でも触れていますので、ご興味があればぜひご覧ください。


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