◎(6440)JUKI : PBR0.48倍の割安感と収益改善の兆しに注目

銘柄紹介

はじめに

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

銘柄の基礎情報

今回ご紹介するのは、JUKI(証券コード: 6440)です。JUKIと聞くと、多くの方がミシンを思い浮かべるのではないでしょうか。その通り、同社は世界的に有名なミシンメーカーであり、特にアパレル産業を支える工業用ミシンでは高いシェアを誇っています。家庭用ミシンも手掛けていますが、事業の柱はプロフェッショナル向けです。

さらに、JUKIの事業はミシンだけにとどまりません。スマートフォンやパソコンなどの電子機器の基板に、微細な部品を高速かつ高精度で搭載する電子部品実装機(マウンター)も製造しています。これは、現代のデジタル社会を支える重要な技術であり、半導体関連市場とも密接に関わっています。

直近の営業日における主要な指標は以下の通りです。

  • 最低投資金額 : 49,300円(493円/株)
  • PBR : (連)0.48倍
  • PER : (連)14.69倍
  • 配当利回り : 2.03%
  • 株主優待 : なし

(2025年12月25日(木)時点)

ぽんぽん的な評価

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評価の理由

[評価の注目ポイント]

PBR0.48倍と割安感が強く、収益性も改善傾向にあるのが魅力的ぽん!

A. 成長性 : ○

JUKIの収益性は、ここ数年で改善傾向にあります。特に、純利益率は前年同期比でマイナスからプラスへと転じ、直近もその勢いが続いているようです。営業利益率も改善しており、不安定さは残りつつも、事業の持ち直しが見て取れます。工業用ミシン事業はアパレル産業の動向に左右されますが、電子部品実装機事業は、DX(デジタルトランスフォーメーション)や自動化の流れの中で、今後も需要が期待できる分野ではないでしょうか。

B. 割安性 : ◎

現在のJUKIの株価は、非常に割安感があると感じます。PBR(株価純資産倍率)は0.48倍と、会社の持つ純資産に対して株価が半分以下の水準で評価されており、市場平均や「PBR1倍割れ」という観点から見ても、かなり魅力的な水準です。PER(株価収益率)も14.69倍と、収益改善の兆しを考慮すれば妥当な範囲と言えるでしょう。配当利回りも2.03%と、無配ではない点も評価できます。

PBRが1倍を下回る銘柄は、他にもいくつか存在します。例えば、〇(7102)日本車輌製造もPBR0.76倍の割安感と収益改善の兆しが注目されていますね。

C. 安全性 : △

財務の安全性については、少し注意が必要かもしれません。自己資本比率は21.9%と、一般的に望ましいとされる30%を下回っています。これは、企業が外部からの借入れに依存する割合がやや高いことを示唆しています。ただし、有利子負債は前年同期比でやや減少傾向にあり、改善への努力は見られます。EPS(1株当たり利益)も大幅に改善しており、収益力の回復は財務体質強化にも繋がるはずです。今後の自己資本比率の動向には注目していきたいところです。

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