△(7035)and factory : IoT・DXで成長期待も赤字継続

銘柄紹介

はじめに

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

and factory(アンドファクトリー)ってどんな会社?

and factory(証券コード:7035)は、IoT、エンターテイメント、DX(デジタルトランスフォーメーション)の3つの事業を柱に、新しい価値創造を目指している企業です。皆さんの生活をもっと便利に、もっと楽しくするようなサービスを提供しています。

具体的には、IoT事業では、スマートホームデバイスの開発・販売や、IoT技術を活用したスマートホテルの運営、賃貸住宅向けのIoTソリューション「Kit Home」などを手掛けています。エンターテイメント事業では、人気のマンガアプリ「マンガUP!」や「GANMA!」などの企画・開発・運営、ゲームアプリの開発も行っています。そしてDX事業では、企業が直面するデジタル化の課題を解決するためのコンサルティングや、新規事業開発の支援を通じて、企業の成長をサポートしています。

デジタル技術の進化が目覚ましい現代において、and factoryは私たちの暮らしやビジネスの未来を形作るユニークな存在と言えるでしょう。

and factoryの主要な指標(2025年10月8日(水)時点)

  • 最低投資金額 : 23,900円(239円/株)
  • PBR : (連)2.58倍
  • PER : — (会社予想EPSがマイナスのため算出されません)
  • 配当利回り : 0.00%
  • 株主優待 : なし

ぽんぽん的な評価

△ ぽんぽんは、売りたいぽん!もう少し業績の改善を待ちたいぽん〜!

評価の理由

[評価の注目ポイント]: IoTとDXで成長期待もあるけど、今は赤字でPERも出ない状況ぽん。今後の事業転換と収益改善に注目したいぽん!

and factoryは、成長が期待されるIoT、エンターテイメント、DXといった分野で事業を展開している点が魅力的ですが、現在の財務指標を見ると、投資を検討する上では慎重な姿勢が必要だと感じます。

A. 成長性 : △

and factoryが手掛けるIoT、エンターテイメント、DXの各事業は、いずれも今後の社会で需要が高まることが見込まれる成長市場です。特にスマートホームや企業のDX推進は、私たちの生活やビジネスのあり方を大きく変える可能性を秘めています。しかし、現時点の会社予想EPSがマイナスであることから、これらの事業がまだ十分に利益を生み出せていない状況がうかがえます。成長市場に身を置いているものの、それをいかに収益に結びつけるかが課題と言えるでしょう。過去の売上高は増加傾向にあるものの、利益の安定性にはまだ改善の余地があるかもしれません。

B. 割安性 : ×

現在のand factoryの株価は、割安とは言いがたい状況です。会社予想EPSがマイナスであるためPER(株価収益率)は算出されず、配当利回りも0.00%です。PBR(株価純資産倍率)は2.58倍と、赤字の企業としては比較的高い水準にあり、将来の成長期待が株価に織り込まれている可能性もありますが、現状の収益性から見ると割高感があります。株主優待も現在のところ設定されていないため、インカムゲインや優待を目的とした投資家にとっては魅力が少ないかもしれません。

C. 安全性 : △

財務の健全性を示す自己資本比率は46.0%と、比較的高い水準にあり、一定の財務基盤は確保されていると言えるでしょう。しかし、現在の赤字が継続すると、自己資本を徐々に毀損していくリスクがあります。安定した経営のためには、早期の黒字化と安定的な収益確保が不可欠です。また、信用買残が信用売残を上回る状況も続いており、需給面での注意も必要です。

未来の住宅建設とand factoryのIoT事業

and factoryの事業の中で、特に注目したいのがIoT事業、中でもスマートホーム関連の取り組みです。皆さんは、家がもっと賢く、もっと快適になる未来を想像したことがありますか?実は、その未来はもうすぐそこまで来ています。

最近、海外のニュースで「Reframe Systemsがロボットマイクロファクトリーを使って住宅建設の方法を変えようとしている」という興味深い記事を見つけました。記事の詳細はこちらで確認できます。

このReframe Systemsという企業は、従来の建設現場での作業を減らし、工場でロボットを使って住宅の大部分を効率的に製造する「マイクロファクトリー」という概念を提唱しています。建設業界は、多くの専門業者が必要で、プロセスが細分化されがちですが、彼らはこのマイクロファクトリーによって、建設プロセスの60%から80%を自動化することを目指しているそうです。これにより、品質の向上、工期の短縮、コスト削減が期待されています。

and factoryのIoT事業は、既存の住宅にスマートデバイスを導入したり、スマートホテルを運営したりするのが中心です。しかし、Reframe Systemsのような取り組みが進むと、住宅そのものが工場で製造される段階から「スマートホーム」として設計・構築される未来がやってくるかもしれません。例えば、ロボットによって建設された住宅には、最初からand factoryが提供するようなIoTデバイスやシステムが組み込まれ、居住者が入居した瞬間から快適なスマートライフを送れるようになる、といった可能性が考えられます。

住宅建設のDX(デジタルトランスフォーメーション)は、and factoryが目指すスマートホームの進化と密接に関わってくるでしょう。将来的には、住宅そのものが「大きなIoTデバイス」となり、and factoryの技術がその中核を担うことも夢ではありません。このような大きなトレンドの中で、and factoryがどのように自社のIoT技術を進化させ、住宅産業の未来に貢献していくのか、非常に楽しみですね。

もちろん、DXの波は住宅建設だけでなく、あらゆる産業に押し寄せています。and factoryのDX事業も、企業のデジタル化を支援することで、この大きな流れの中で重要な役割を果たすことが期待されます。DX支援の重要性については、過去の記事でも触れていますので、ぜひ参考にしてみてください。システムインテグレータの記事も、DX需要の高まりについて解説しています。

and factoryは、まだ収益面での課題を抱えているものの、その事業領域は未来を切り拓く可能性を秘めています。今後の事業展開や収益改善の動向に注目し、長期的な視点でその成長を見守っていくのが良いかもしれませんね。

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