△(3810)サイバーステップ : PBR6.22倍の割高感とROE-208.10%の大幅赤字

銘柄紹介

はじめに

本ブログの記事は、特定の投資商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任と判断において行ってください。

銘柄の基礎情報

今回ご紹介するのは、東証グロース市場に上場しているサイバーステップ(証券コード: 3810)です。サイバーステップは、主にオンラインゲームの開発・運営を手掛ける企業として知られています。代表作としては、MMORPG「鬼斬」や、対戦アクションゲーム「ゲットアンプド」シリーズなどがあり、国内外で多くのユーザーに楽しまれています。

近年では、ゲーム事業に加えて、VTuber事業やクレーンゲームアプリ「トレバ」などのアミューズメント事業、さらにはブロックチェーン技術を活用したNFT事業など、多角的な事業展開を進めています。特に「トレバ」は、スマホからリアルなクレーンゲームを遠隔操作できるというユニークなサービスで、コロナ禍での巣ごもり需要もあって一時期大きく注目を集めました。

直近の営業日における主要な指標は以下の通りです。

  • 最低投資金額 : 32,200円(322円/株)
  • PBR : 6.22倍
  • PER : —
  • 配当利回り : —
  • 株主優待 : なし
  • (2026年1月7日(火)時点)

ぽんぽん的な評価

△ ぽんぽんは、あまり魅力は感じないぽん。。収益性と安定性の改善を待ちたいぽん。

評価の理由

[評価の注目ポイント] 収益性が大きく悪化し、財務の安定性にも課題が見えるため、現時点での投資は慎重になりたいぽん。

A. 成長性 : ×

サイバーステップの成長性については、残念ながら厳しい評価にならざるを得ないぽん。プロンプトのデータによると、収益性は「悪化しています」とあり、純利益率も営業利益率もマイナス幅が拡大している状況だぽん。EPS(1株当たり利益)もマイナス幅が拡大しており、事業全体として利益を生み出す力が弱まっていることが見て取れるぽん。過去には「トレバ」事業で一時的に急成長を遂げたものの、その後の競争激化や運営コスト増などで収益が圧迫され、成長の勢いが鈍化している印象だぽん。新たな収益源の確立と既存事業の立て直しが急務だぽん。

B. 割安性 : ×

割安性についても、現状では魅力に欠けるぽん。PBR(株価純資産倍率)は6.22倍と、市場平均と比べてもかなり割高な水準だぽん。これは、企業の純資産に対して株価が過大評価されている可能性を示唆しているぽん。PER(株価収益率)や配当利回りについてはデータが不明だが、収益性が悪化している状況を考えると、仮に算出できたとしても魅力的な数値にはならない可能性が高いぽん。将来の成長期待が株価に織り込まれているのかもしれないが、現状の収益性や安定性を考慮すると、割安感は全くないぽん。

C. 安全性 : △

財務の安全性については、自己資本比率が47.5%と、一見すると悪くない水準に見えるぽん。しかし、プロンプトのデータでは「やや低下しています」とあり、足元で持ち直した局面もあるものの、前年同期比では弱含んでいる状況だぽん。さらに、ROE(自己資本利益率)が-208.10%という非常に低い数値になっているのは看過できないぽん。これは、自己資本を効率的に活用して利益を生み出せていないどころか、大幅な損失を出していることを意味するぽん。有利子負債も増減を繰り返し、方向感が乏しいとされており、財務の安定性には懸念が残るぽん。資金繰りや事業構造の抜本的な改善が求められる状況だぽん。このような財務状況では、例えばGVA TECH (5595)のように、赤字継続と高PBR、自己資本比率下落で財務が不安定な企業と比較検討することも重要かもしれないぽん。

ゲーム業界の新たな潮流とサイバーステップの未来

サイバーステップは、オンラインゲーム開発・運営を主軸としつつ、VTuber事業やクレーンゲームアプリ「トレバ」など、常に新しいエンターテイメントの形を模索してきた企業です。ゲーム業界は常に進化しており、最近ではVTuberとゲーム、そしてコミュニティの融合が新たなトレンドとして注目されています。そのような中で、興味深いニュースが飛び込んできました。

VTuber事務所「ハコネクト」の運営会社がゲームを軸にしたコミュニティ型プロジェクト「e-VALT(エヴァルト)」を始動!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000099.000078155.html

このニュースは、VTuberとゲーム、そしてファンコミュニティを一体化させることで、新たなエンターテイメント体験を創出しようとする動きを示しています。VTuberがゲームを通じてファンと交流し、コミュニティを形成することで、単なるゲームプレイ以上の価値を提供するというものです。これは、サイバーステップが過去にVTuber事業に注力し、ゲーム開発のノウハウも持つ企業であることを考えると、非常に示唆に富む動向と言えるでしょう。

サイバーステップは、かつて自社でVTuberをプロデュースし、「VTuber事業を収益の柱に」と掲げた時期もありました。また、オンラインゲームの運営を通じて、ユーザーコミュニティの形成にも長けているはずです。このような業界のトレンドは、サイバーステップにとって新たなビジネスチャンスとなる可能性を秘めています。例えば、既存のゲームIP(知的財産)とVTuberを組み合わせたコンテンツ展開や、自社のゲームプラットフォームを活用したコミュニティ機能の強化などが考えられます。

しかし、一方でサイバーステップは現在、収益性の悪化という大きな課題を抱えています。例えば、ガンホー (3765)のように、主力タイトルの成熟化と収益性悪化に直面するゲーム会社もあります。このような状況で、新たなトレンドにどう対応し、収益へと結びつけていくのかが、サイバーステップの今後の成長を左右する重要なポイントとなるでしょう。外部の企業が手掛けるプロジェクトから学びを得つつ、自社の強みを活かした独自の戦略を打ち出せるかどうかに注目が集まります。ゲームとコミュニティの融合は、ユーザーエンゲージメントを高め、長期的な収益基盤を築く上で非常に有効な手段となり得るため、サイバーステップがこの潮流をどう捉え、具体的なアクションを起こしていくのか、今後の発表に期待したいところです。

投資を検討する上での注意点

サイバーステップは、ゲームやアミューズメント、VTuberなど、魅力的なエンターテイメント領域で事業を展開している企業です。しかし、現状の財務状況や収益性を鑑みると、投資を検討する際には慎重な姿勢が求められるでしょう。特に、ROEが大幅なマイナスとなっている点や、PBRが割高な水準にある点は、投資家にとって大きな懸念材料となります。例えば、ACCESS (4813)のように、成長期待はありつつも赤字が継続し、収益性悪化が課題となっている企業と似た側面も持ち合わせていると言えるかもしれません。

今後の株価が上昇するためには、まず収益性の改善が不可欠です。既存事業のコスト構造の見直しや、新たな収益源の確立、そして成長分野への積極的な投資が実を結ぶかどうかが鍵となります。投資を検討される方は、四半期ごとの決算発表や、事業戦略に関するIR情報などを注意深く確認し、企業が課題を克服し、持続的な成長軌道に乗れるかを見極めることが重要となるでしょう。

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